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公開番号
2024164550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-27
出願番号
2023080114
出願日
2023-05-15
発明の名称
冷却衣服
出願人
トヨタ車体株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
A41D
13/002 20060101AFI20241120BHJP(衣類)
要約
【課題】 着用時の快適性に優れた冷却衣服を提供する。
【解決手段】 冷却衣服1は、衣服本体2と、衣服本体2の外部から内側へ空気Aを吸入する吸入ファン10と、冷却用媒体Cが封入されており衣服本体2の内面3に沿って設けられる冷却パウチ20と、を備え、冷却パウチ20には、中空空間21と、吸入ファン10で吸入された空気Aを中空空間21に導入する導入孔22と、中空空間21で冷却された空気Aを衣服本体2の内側へ放出する放出孔23と、が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
衣服本体と、
上記衣服本体の外部から内側へ空気を吸入する吸入ファンと、
冷却用媒体が封入されており上記衣服本体の内面に沿って設けられる冷却パウチと、
を備え、
上記冷却パウチには、中空空間と、上記吸入ファンで吸入された空気を上記中空空間に導入する導入孔と、上記中空空間で冷却された空気を上記衣服本体の内側へ放出する放出孔と、が設けられている、冷却衣服。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
上記冷却パウチの上記中空空間で生じた結露水を吸収して上記衣服本体の内側で蒸発させる繊維構造体を備える、請求項1に記載の冷却衣服。
【請求項3】
上記衣服本体の内側に設けられるインナー素材を備え、
上記衣服本体と上記インナー素材との間に上記冷却パウチが設けられており、
上記繊維構造体は、上記インナー素材に接合されている、請求項2に記載の冷却衣服。
【請求項4】
上記冷却パウチには上記冷却用媒体としての水が封入され、上記インナー素材の内面には蒸発部が設けられており、
上記冷却パウチに封入されている水を上記蒸発部に供給する水供給部を備える、請求項3に記載の冷却衣服。
【請求項5】
上記冷却パウチは、展開状態のシート状パウチが筒軸まわりに円筒状に丸められてなる、請求項1~4のいずれか一項に記載の冷却衣服。
【請求項6】
上記冷却パウチは、上記衣服本体の上記内面のうち着用者の腰回りに対向する腰回り領域に沿って延びており、上記放出孔が上向きに開口するように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の冷却衣服。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却衣服に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、従来の空調衣服が開示されている。この空調衣服は、衣服本体の外部から内側へ空気を取り込むための電動ファンを備えている。衣服本体の内側へ取り込まれた空気は、電動ファンによる強制対流によって着用者の身体表面の周りを流れる。この空調衣服は、着用者の発汗水分の気化を促進することによって水分蒸発による放熱量を増やすとともに、空気の流れと着用者の身体表面との間の対流熱伝達を利用して着用者の体感温度を下げようとするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-193622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記空調衣服は、外部環境に影響を受け易いという問を抱えている。例えば暑熱時のような高温環境で空調衣服を使用すると、外部から電動ファンで取り込んだ空気の温度が着用者の身体表面温度を上回り、高温の空気から着用者に熱が付与されることが想定される。この場合、着用者の発汗量が増大し体感温度が高くなるため、空調衣服の本来の目的を全うすることができず、かえって着用時の快適性が損なわれるという問題が生じ得る。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、着用時の快適性に優れた冷却衣服を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、
衣服本体と、
上記衣服本体の外部から内側へ空気を吸入する吸入ファンと、
冷却用媒体が封入されており上記衣服本体の内面に沿って設けられる冷却パウチと、を備え、
上記冷却パウチには、中空空間と、上記吸入ファンで吸入された空気を上記中空空間に導入する導入孔と、上記中空空間で冷却された空気を上記衣服本体の内側へ放出する放出孔と、が設けられている、冷却衣服、
にある。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様の冷却衣服によれば、吸入ファンによって衣服本体の外部から内側へ吸入された空気は、冷却パウチの導入孔を通じて中空空間に導入され、中空空間で冷却された後に、放出孔を通じて衣服本体の内側へ放出される。このとき、衣服本体の外部の空気を中空空間のような閉鎖的な空間に導入すれば、当該空気を冷却パウチとの間での熱交換によって効果的に冷風化できる。そして、冷風化した空気を冷却パウチから放出して着用者の身体表面に供給することで、当該空気と身体表面との間での熱交換によって、着用者の体感温度を下げることができる。
【0008】
以上のごとく、上述の態様によれば、着用時の快適性に優れた冷却衣服を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1の冷却衣服の正面図。
実施形態1の冷却衣服の背面図。
実施形態1の冷却衣服の内側の概略図。
図3のIV-IV線矢視断面図。
図3中の冷却パウチを展開状態にて示す斜視図。
図3中の冷却パウチの変更例を示す斜視図。
実施形態1にかかるインナーウェアの概略図。
実施形態2にかかるインナーウェア及び携帯ポーチの概略図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
上述の態様の好ましい実施形態について以下に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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