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公開番号2024163771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079645
出願日2023-05-12
発明の名称フッ化物イオン電池用正極活物質、及びフッ化物イオン電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 4/58 20100101AFI20241115BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、容量、特に貴な電位領域における容量が大きいフッ化物イオン電池用正極活物質、及びそのような正極活物質を含むフッ化物イオン電池を提供する。
【解決手段】本開示のフッ化物イオン電池用正極活物質は、炭化カルシウムである。本開示の正極合材は、本開示の正極活物質を含む。また、本開示のフッ化物イオン電池は、正極活物質層を有し、かつ正極活物質層が本開示の正極活物質を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
炭化カルシウムである、フッ化物イオン電池用正極活物質。
続きを表示（約 220 文字）【請求項２】
Ｃｕｋα線を用いたＸ線回折測定で、２７．９°±０．５°、３２．３°±０．５°、３７．４°±０．５°、４６．１°±０．５°、５４．１°±０．５°にピークを有する、請求項１に記載の正極活物質。
【請求項３】
請求項１又は２に記載の正極活物質を含む、正極合材。
【請求項４】
正極活物質層を有し、かつ
前記正極活物質層が請求項３に記載の正極合材を含有している、
フッ化物イオン電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、フッ化物イオン電池用正極活物質、及びフッ化物イオン電池に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、フッ化物イオン電池に用いられる正極活物質であって、Ｐｂ
２－ｘ
Ｃｕ
１＋ｘ
Ｆ
６
（０≦ｘ＜２）で表される組成を有する第一活物質と、Ｂｉ元素及びＦ元素を含有する第二活物質とを有する、正極活物質、を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－２００８５２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
フッ化物イオン電池の容量、特に貴な電位領域における容量を増大することが求められている。
【０００５】
特許文献１のフッ化物イオン電池は、放電電圧が０．６Ｖ付近で２サイクル以上にわたって可逆に使用できる容量が１５０ｍＡｈ／ｇ程度である。
【０００６】
本開示は、容量、特に貴な電位領域における容量が大きいフッ化物イオン電池用正極活物質、及びそのような正極活物質を含むフッ化物イオン電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本件開示者等は、以下の手段により上記課題を解決することができることを見出した。
〈態様１〉
炭化カルシウムである、フッ化物イオン電池用正極活物質。
〈態様２〉
Ｃｕｋα線を用いたＸ線回折測定で、２７．９°±０．５°、３２．３°±０．５°、３７．４°±０．５°、４６．１°±０．５°、５４．１°±０．５°にピークを有する、態様１に記載の正極活物質。
〈態様３〉
態様１又は２に記載の正極活物質を含む、正極合材。
〈態様４〉
正極活物質層を有し、かつ
前記正極活物質層が態様３に記載の正極合材を含有している、
フッ化物イオン電池。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、容量、特に貴な電位領域における容量が大きいフッ化物イオン電池用正極活物質、及びそのような正極活物質を含むフッ化物イオン電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、炭化カルシウムに対するＸＲＤ測定の結果を示すグラフである。
図２は、実施例１の評価用電池の充放電曲線を示すグラフである。
図３は、各例の評価用電池の２サイクル目の０．５Ｖまでの放電容量を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示の実施の形態について詳述する。なお、本開示は、以下の実施の形態に限定されるのではなく、開示の本旨の範囲内で種々変形して実施できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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