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公開番号2024163629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079406
出願日2023-05-12
発明の名称電源制御回路およびこれを備えた電源装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H02M 3/155 20060101AFI20241115BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ソフトスタート機能について、さらなる検討の余地があった。
【解決手段】電源制御回路(15x、15y)は、時間経過により徐々に上昇するソフトスタート電圧(Vss)を出力するように構成されたソフトスタート生成回路(18)と、スイッチ出力段(12)の出力電圧(Vout)に応じた帰還電圧(Vfb)とソフトスタート電圧(Vss)との差分に応じた誤差信号(V1)を生成するように構成された誤差信号生成回路(20)と、誤差信号(V1)に応じてスイッチ出力段(12)を制御するように構成された出力制御回路(21)と、を備える電源制御回路(15x、15y)において、ソフトスタート生成回路(18)は、ソフトスタート電圧(Vss)の上昇を一時的に停止可能なように構成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
時間経過により徐々に上昇するソフトスタート電圧を出力するように構成されたソフトスタート生成回路と、
スイッチ出力段の出力電圧に応じた帰還電圧と前記ソフトスタート電圧との差分に応じた誤差信号を生成するように構成された誤差信号生成回路と、
前記誤差信号に応じて前記スイッチ出力段を制御するように構成された出力制御回路と、
を備える電源制御回路において、
前記ソフトスタート生成回路は、前記ソフトスタート電圧の上昇を一時的に停止可能なように構成されている電源制御回路。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ソフトスタート生成回路は、前記ソフトスタート電圧と前記帰還電圧との差分に応じて、前記ソフトスタート電圧の上昇を一時的に停止可能である請求項1に記載の電源制御回路。
【請求項3】
前記スイッチ出力段が出力する出力電流の値が所定の過電流保護値以上か否かを検出可能なように構成された過電流検出回路を備え、
前記ソフトスタート生成回路は、前記過電流検出回路の検出結果に応じて前記ソフトスタート電圧の上昇を一時的に停止可能である請求項1に記載の電源制御回路。
【請求項4】
前記出力制御回路は、前記過電流検出回路の検出結果に応じて前記出力電流の生成動作を強制停止した後、所定のスイッチング周期で前記出力電流の生成動作を再開する、請求項3に記載の電源制御回路。
【請求項5】
前記ソフトスタート生成回路は、
充電量に応じた前記ソフトスタート電圧を出力するキャパシタと、
前記キャパシタを充電可能な電流源と、
前記キャパシタを充電または充電を停止するように前記電流源のオン/オフ制御を可能なように構成された電流回路と、
を備え、前記キャパシタの充電を停止することで前記ソフトスタート電圧の上昇を停止する請求項1に記載の電源制御回路。
【請求項6】
所定の基準電圧および前記ソフトスタート電圧の低い方と前記帰還電圧との差分に応じて前記ソフトスタート電圧を制御するように構成されたソフトスタート制御回路を備える請求項1に記載の電源制御回路。
【請求項7】
前記ソフトスタート生成回路は、充電量に応じた前記ソフトスタート電圧を出力するように構成されたキャパシタを備え、
前記ソフトスタート制御回路は、
前記基準電圧および前記ソフトスタート電圧の低い方と前記帰還電圧との差分に応じて前記キャパシタを充放電するように構成された充放電制御回路を備える、請求項6に記載の電源制御回路。
【請求項8】
前記充放電制御回路は、
前記ソフトスタート電圧が前記基準電圧より低い状態で、前記帰還電圧と前記ソフトスタート電圧とが一致するように前記キャパシタを充放電し、
前記ソフトスタート電圧が前記基準電圧より高い状態で、前記帰還電圧と前記基準電圧とが一致するように前記キャパシタを充放電する請求項7に記載の電源制御回路。
【請求項9】
請求項1から8のいずれかに記載の電源制御回路と、
前記スイッチ出力段と、
を備え、入力電圧から前記誤差信号に応じた前記出力電圧を生成する電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電源制御回路およびこれを備えた電源装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、入力電圧から出力電圧を生成する電源装置として、ソフトスタート機能を有する電源制御回路を含むものがある。このような電源制御回路は、電源装置の起動時に、時間経過とともに徐々に立ち上がるように出力電圧を制御する。このため、上述した電源装置は、ソフトスタート機能によって起動時の突入電流を抑制可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-133915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した電源制御回路は、ソフトスタート機能について、さらなる検討の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書中に開示されている或る態様の電源制御回路は、ソフトスタート生成回路と、誤差信号生成回路と、出力制御回路と、ソフトスタート制御回路と、を備える。ソフトスタート生成回路は、時間経過により徐々に上昇するソフトスタート電圧を出力するように構成されている。誤差信号生成回路は、スイッチ出力段の出力電圧に応じた帰還電圧とソフトスタート電圧との差分に応じた誤差信号を生成するように構成されている。出力制御回路は、誤差信号に応じてスイッチ出力段を制御するように構成されている。ソフトスタート制御回路は、帰還電圧に応じてソフトスタート電圧を制御するように構成されている。
【0006】
また、本明細書中に開示されている別の態様の電源制御回路は、ソフトスタート生成回路と、誤差信号生成回路と、出力制御回路と、を備える。ソフトスタート生成回路は、時間経過により徐々に上昇するソフトスタート電圧を出力するように構成されたている。誤差信号生成回路は、スイッチ出力段の出力電圧に応じた帰還電圧とソフトスタート電圧との差分に応じた誤差信号を生成するように構成されている。出力制御回路は、誤差信号に応じてスイッチ出力段を制御するように構成されている。ソフトスタート生成回路は、ソフトスタート電圧の上昇を一時的に停止可能なように構成されている。
【0007】
本明細書中に開示されている電源装置は、上記或る態様または上記別の態様のいずれかの電源制御回路と、スイッチ出力段とを備え、入力電圧から出力電圧を生成する。
【発明の効果】
【0008】
本明細書中に開示されている或る態様の電源制御回路によれば、帰還電圧に応じてソフトスタート電圧を制御する。このため、ソフトスタート機能をより好適なものとすることができる。
【0009】
また、本明細書中に開示されている別の態様の電源制御回路によれば、ソフトスタート生成回路は、ソフトスタート電圧の上昇を一時的に停止可能なように構成されている。このため、ソフトスタート機能をより好適なものとすることができる。
【0010】
また、本明細書中に開示されている電源装置によれば、より好適な帰還制御が可能な電源制御回路を備えるものを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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