TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024162967
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023182787
出願日
2023-10-24
発明の名称
位置決め装置
出願人
株式会社コスメック
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B23Q
3/06 20060101AFI20241114BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】ロック位置検出のタイミングに誤差が生じている場合に、その誤差を小さくできる位置決め装置を提供すること。
【解決手段】位置決め装置は、ピストン(7)、出力ロッド(14)、操作ロッド(21)、押圧部材(18)、および操作ロッド(21)の軸方向への移動によって動作する検出弁機構(22)を備える。検出弁機構(22)は、ハウジング(1)の基端側部分に設けられた弁室(24)に配置される弁部材(26)、および弁部材(26)によるロック位置検出のタイミングを調節する調節部材(27)であって、軸方向における固定位置が調整可能な調節部材(27)を備える。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
位置決め対象物(WP)に設けられた孔(5)に挿入可能な柱状部(2a)を先端に有するハウジング(1)と、
前記ハウジング(1)の軸方向へ移動可能で、前記ハウジング(1)に保密状に挿入されたピストン(7)と、
前記軸方向のうちの前記ハウジング(1)の先端側方向へ前記ピストン(7)から延在する出力ロッド(14)と、
前記軸方向のうちの前記ハウジング(1)の基端側方向へ前記ピストン(7)から延在する操作ロッド(21)と、
前記出力ロッド(14)の半径方向へ拡大および縮小可能な押圧部材(18)であって前記出力ロッド(14)の先端部に固定された押圧部材(18)、または前記出力ロッド(14)の半径方向へ移動可能な押圧部材(44、49)であって前記柱状部(2a)の周壁に形成されたガイド孔(43)に挿入された押圧部材(44、49)と、
前記操作ロッド(21)の前記軸方向への移動によって動作する検出弁機構(22)であって、前記ハウジング(1)の基端側部分に設けられた弁室(24)に配置される弁部材(26)、および前記弁部材(26)によるロック位置検出のタイミングを調節する調節部材(27)であって、前記軸方向における固定位置が調整可能な調節部材(27)を有する検出弁機構(22)と、
を備える、
位置決め装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1の位置決め装置において、
前記検出弁機構(22)は、前記弁部材(26)を前記基端側方向へ付勢する付勢手段(29)であって、前記弁室(24)に配置される付勢手段(29)を有し、
前記調節部材(27)は、前記操作ロッド(21)の端部に螺合される筒状の部材であって、前記付勢手段(29)で付勢された前記弁部材(26)を受け止め可能な段差部(27a)を外周面に有し、
前記弁部材(26)は、前記調節部材(27)が保密状に挿入される筒状の部材であって、外周面に弁面(30)を有し、
前記弁面(30)が当接可能に対面する弁座(23a)が前記ハウジング(1)に形成されている、
位置決め装置。
【請求項3】
請求項1または2の位置決め装置において、
前記調節部材(27)の一部が、前記ハウジング(1)の基端部から突出している、
位置決め装置。
【請求項4】
請求項1の位置決め装置において、
前記検出弁機構(22)は、前記弁部材(26)を前記先端側方向へ付勢する付勢手段(29)であって、前記弁室(24)に配置される付勢手段(29)を有し、
前記調節部材(27)は、前記操作ロッド(21)の端部に螺合される筒状の部材であって、前記付勢手段(29)で付勢された前記弁部材(26)を受け止め可能な操作部(36)を有し、
前記弁部材(26)は、前記調節部材(27)が挿入される筒状の部材であって、先端側端面に弁面(30)を有し、
前記弁面(30)が当接可能に対面する弁座(37)が前記ハウジング(1)に形成されている、
位置決め装置。
【請求項5】
請求項1の位置決め装置において、
前記検出弁機構(22)は、前記弁部材(26)を前記基端側方向へ付勢する付勢手段(29)であって、前記弁室(24)に配置される付勢手段(29)を有し、
前記調節部材(27)は、前記ハウジング(1)の基端部に螺合される筒状の部材であり、
前記操作ロッド(21)の端部に、前記付勢手段(29)で付勢された前記弁部材(26)を受け止め可能な弁受け部材(38)が固定されており、
前記弁部材(26)は、前記操作ロッド(21)が保密状に挿入される筒状の部材であって、外周面に弁面(30)を有し、
前記弁面(30)が当接可能に対面する弁座(40)が前記調節部材(27)に形成されている、
位置決め装置。
【請求項6】
請求項1の位置決め装置において、
前記検出弁機構(22)は、前記弁部材(26)を前記基端側方向へ付勢する付勢手段(29)であって、前記弁室(24)に配置される付勢手段(29)を有し、
前記調節部材(27)は、前記ハウジング(1)の基端部に螺合される筒状の部材であり、
前記操作ロッド(21)の端部に、前記付勢手段(29)で付勢された前記弁部材(26)を受け止め可能な弁受け部材(38)が固定されており、
前記弁部材(26)は、前記操作ロッド(21)が挿入される環状の部材であって、基端側端面に弁面(30)を有し、
前記弁面(30)が当接可能に対面する弁座(41)が前記弁受け部材(38)に形成されている、
位置決め装置。
【請求項7】
請求項1、2、4から6のいずれかの位置決め装置において、
前記押圧部材(18)は、前記出力ロッド(14)の先端部に固定された、前記出力ロッド(14)の半径方向へ拡大および縮小可能な押圧部材(18)とされ、
前記押圧部材(18)は、前記柱状部(2a)の外周に先端側へ向かうにつれて軸心に近づくように形成された外傾斜面(17)に、当該外傾斜面(17)の先端側から係合している、
位置決め装置。
【請求項8】
請求項1、2、4から6のいずれかの位置決め装置において、
前記押圧部材(44、49)は、前記柱状部(2a)の周壁に形成されたガイド孔(43)に挿入された、前記出力ロッド(14)の半径方向へ移動可能な押圧部材(44、49)とされ、
前記押圧部材(44、49)が、球体または柱状部材である、
位置決め装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、動作検出機能付きの位置決め装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
上記位置決め装置として、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載の位置決め装置は、出力ロッドによって操作される検出弁を備える。この検出弁は、位置決め装置のリリース状態およびオーバーストローク状態という2つの動作状態を検出できるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-154212号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の位置決め装置によると、出力ロッドが上限位置(リリース位置)に位置すること、および下限位置(オーバーストローク位置)に位置することを検出弁で検出できる。しかしながら、出力ロッドがリリース位置とオーバーストローク位置との間の途中位置のどこに位置するのかを検出することはできない。リリース位置とオーバーストローク位置との間にロック位置が存在するところ、可動部材(位置決め対象物)に設けられた孔の寸法に誤差が生じていると、ロック位置がずれる。また、位置決め装置において組み立て誤差が生じている場合にも、ロック位置がずれる。
【0005】
本発明の目的は、ロック位置検出のタイミングに誤差が生じている場合に、その誤差を小さくできる位置決め装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本願で開示する位置決め装置は、例えば、図1Aから図26に示すように、次のように構成される。
【0007】
(1)位置決め装置は、位置決め対象物WPに設けられた孔5に挿入可能な柱状部2aを先端に有するハウジング1と、前記ハウジング1の軸方向へ移動可能で、前記ハウジング1に保密状に挿入されたピストン7と、前記軸方向のうちの前記ハウジング1の先端側方向へ前記ピストン7から延在する出力ロッド14と、前記軸方向のうちの前記ハウジング1の基端側方向へ前記ピストン7から延在する操作ロッド21と、前記出力ロッド14の半径方向へ拡大および縮小可能な押圧部材18であって前記出力ロッド14の先端部に固定された押圧部材18、または前記出力ロッド14の半径方向へ移動可能な押圧部材44、49であって前記柱状部2aの周壁に形成されたガイド孔43に挿入された押圧部材44、49と、前記操作ロッド21の前記軸方向への移動によって動作する検出弁機構22であって、前記ハウジング1の基端側部分に設けられた弁室24に配置される弁部材26、および前記弁部材26によるロック位置検出のタイミングを調節する調節部材27であって、前記軸方向における固定位置が調整可能な調節部材27を有する検出弁機構22と、を備える。
【0008】
本願で開示する位置決め装置は次の作用効果を奏する。ロック位置検出のタイミングに誤差が生じている場合に、調節部材の固定位置を調整することで、その誤差を小さくできる。
【0009】
(2)上記(1)の位置決め装置において、例えば、図1Aから図2B、図9から図10、図17Aから図18、および図25から図26に示すように、前記検出弁機構22は、前記弁部材26を前記基端側方向へ付勢する付勢手段29であって、前記弁室24に配置される付勢手段29を有してもよい。前記調節部材27は、前記操作ロッド21の端部に螺合される筒状の部材であって、前記付勢手段29で付勢された前記弁部材26を受け止め可能な段差部27aを外周面に有してもよい。前記弁部材26は、前記調節部材27が保密状に挿入される筒状の部材であって、外周面に弁面30を有してもよい。前記弁面30が当接可能に対面する弁座23aが前記ハウジング1に形成されていてもよい。
【0010】
この構成によると、ハウジングに弁座が形成されていることで、検出弁機構の開閉が安定する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
作業用治具
1か月前
個人
トーチノズル
1か月前
日東精工株式会社
検査装置
1か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
2か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
2か月前
個人
コンタクトチップ
1か月前
日東精工株式会社
組み付け装置
23日前
シヤチハタ株式会社
組立ライン
25日前
トヨタ自動車株式会社
治具
2か月前
株式会社ダイヘン
スタッド溶接電源
1か月前
株式会社不二越
タップ
10日前
エンシュウ株式会社
工作機械
1か月前
株式会社ダイヘン
アーク溶接制御方法
11日前
株式会社ダイヘン
インチング制御方法
1か月前
ダイハツ工業株式会社
冷却構造
23日前
ブラザー工業株式会社
工作機械
1か月前
株式会社FUJI
ワーク置き台
1か月前
株式会社不二越
歯車研削盤
3日前
光精工株式会社
クーラントタンク
1か月前
旭精工株式会社
シャフトブレーキ
1か月前
株式会社メタルクリエイト
切削装置
17日前
住友重機械工業株式会社
レーザ装置
4日前
株式会社ムラタ溶研
剪断装置
2か月前
古川精機株式会社
タッピングガイド
1か月前
津田駒工業株式会社
工作機械用の主軸装置
1か月前
三和テッキ株式会社
レーザ付着物除去装置
1か月前
株式会社ダイヘン
アークスタート制御方法
1か月前
株式会社浪速試錐工業所
防風カバー
3日前
株式会社アイシン
金属部材の接合方法
2か月前
カヤバ株式会社
溶接方法及び溶接構造
1か月前
トヨタ自動車株式会社
レーザ溶接方法
1か月前
エンシュウ株式会社
摩擦撹拌接合装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
工作機械
23日前
株式会社ダイヘン
パルスアーク溶接制御方法
11日前
株式会社東京精密
加工用排液濾過装置
1か月前
株式会社ダイヘン
溶接電源装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る