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公開番号2024162846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078781
出願日2023-05-11
発明の名称空調用レジスタ
出願人豊田合成株式会社
代理人個人,個人
主分類B60H 1/34 20060101AFI20241114BHJP(車両一般)
要約【課題】一対のフィンを中立位置に位置させたときの圧力損失を低減する。
【解決手段】空調用レジスタ10は、リテーナ11における通風路21のうち、吹出口16よりも上流に配置された下流フィン31,41(一対のフィン)と、両下流フィン31,41を中立位置及び傾斜位置の間で作動させる作動機構M1とを備える。両下流フィン31,41により変更される流れ方向のうち、両下流フィン31,41間に流入する直前の空調用空気A1の流れ方向を流入方向とする。作動機構M1は、中立位置では、両下流フィン31,41を、流入方向に沿って延びる状態で、同流入方向に対し直交する方向(図の上下方向)に対向させる。作動機構M1は、傾斜位置では、両下流フィン31,41を、中立位置から上流へ離れた箇所と下流へ離れた箇所とにそれぞれ位置するように移動させ、かつそれぞれ下流ほど通風路21の内方に位置するように、流入方向に対し傾斜させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
空調用空気の流れ方向の下流端に吹出口を有する通風路が形成されたリテーナと、前記通風路のうち、前記吹出口よりも上流に配置された一対のフィンと、を備え、
両フィンにより変更される前記流れ方向のうち、両フィン間に流入する直前の前記空調用空気の前記流れ方向を流入方向とし、前記空調用空気を前記吹出口から前記流入方向に沿う方向へ吹き出させるための両フィンの位置を中立位置とし、前記空調用空気を前記吹出口から前記流入方向に対し傾斜する方向へ吹き出させるための両フィンの位置を傾斜位置とした場合、
両フィンを、前記中立位置及び前記傾斜位置の間で作動させる作動機構が設けられ、
前記作動機構は、前記中立位置では、両フィンを、前記流入方向に沿って延びる状態で前記流入方向に対し直交する方向に対向させ、かつ前記傾斜位置では、両フィンを、前記中立位置から上流へ離れた箇所と下流へ離れた箇所とにそれぞれ位置するように移動させ、かつそれぞれ下流ほど前記通風路の内方に位置するように、前記流入方向に対し傾斜させる空調用レジスタ。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
各フィンは、長手方向に延びる板状部と、前記板状部から前記長手方向へ延びる上流軸と、前記上流軸よりも下流で前記板状部から前記長手方向へ延びる下流軸と、を備え、
前記作動機構は、前記上流軸が回転及び移動可能に係合される上流カム溝と、前記下流軸が回転及び移動可能に係合される下流カム溝と、を備え、
両フィンは、前記作動機構により、前記上流カム溝における前記上流軸の位置が変更され、かつ前記下流カム溝における前記下流軸の位置が変更されることで、前記中立位置及び前記傾斜位置の間で作動させられる請求項1に記載の空調用レジスタ。
【請求項3】
前記上流カム溝は、前記流入方向に沿って延びており、
前記下流カム溝のうち、前記流入方向における中間部よりも上流部分は、上流ほど前記通風路の内方に位置するように、前記流入方向に対し傾斜し、
前記下流カム溝のうち、前記流入方向における前記中間部よりも下流部分は、下流ほど前記通風路の内方に位置するように、前記流入方向に対し傾斜し、
前記中立位置では、前記作動機構により、前記下流軸が前記下流カム溝の前記中間部に位置させられる請求項2に記載の空調用レジスタ。
【請求項4】
各フィンは、長手方向に延びる板状部を備え、
前記吹出口は、それぞれ前記長手方向に延び、かつ互いに対向する一対の辺部を有し、
前記リテーナの前記吹出口よりも上流であって、前記吹出口に対し、両辺部が対向する方向の外方には、それぞれ収容室が設けられ、
両フィンが前記中立位置に位置するときには、前記フィン毎の前記板状部の厚み方向における前記フィンの少なくとも一部が前記収容室に収容される請求項1に記載の空調用レジスタ。
【請求項5】
前記作動機構は、前記長手方向へ延びる支軸部により回転可能に支持されるリンク部材をさらに備え、
前記リンク部材は、一方の前記フィンにおける前記下流軸と、他方の前記フィンにおける前記下流軸とに対し、動力伝達可能に連結されている請求項3に記載の空調用レジスタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空調装置から送られてきて吹出口から吹き出される空調用空気の向きをフィンにより変更等する空調用レジスタに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、空調装置から送られてきて吹出口から車室内に吹き出される空調用空気の向きを変更等するための空調用レジスタが組み込まれている。
この空調用レジスタの一形態として、空調用空気の通風路を有するリテーナと、通風路に配置された一対のフィンとを備えるものが、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されている。通風路は、空調用空気の流れ方向の下流端に吹出口を有する。一対のフィンは、通風路のうち、吹出口よりも上流に配置される。
【0003】
ここで、両フィンにより変更される流れ方向のうち、両フィン間に流入する直前の空調用空気の流れ方向を流入方向とする。空調用空気を吹出口から上記流入方向に沿う方向へ吹き出させるための両フィンの位置を、中立位置とする。空調用空気を吹出口から上記流入方向に対し傾斜する方向へ吹き出させるための両フィンの位置を、傾斜位置とする。
【0004】
上記特許文献1及び特許文献2の空調用レジスタ(以下、従来の空調用レジスタという)における両フィンは、下流ほど通風路の内方に位置するように流入方向に対し常に傾斜する傾斜部をそれぞれ有している。
【0005】
上記従来の空調用レジスタには、両フィンを、上記中立位置及び上記傾斜位置の間で作動させる作動機構が設けられている。
両傾斜部は、中立位置では、作動機構により、上記流入方向に対し直交する方向に対向させられる。このときには、各フィンの近くを流れる空調用空気は、フィン毎の傾斜部に沿って流れることで、通風路の内方へ流れ方向を変えられる。両傾斜部は、流入方向における下流ほど両傾斜部の間隔が狭くなるように、互いに反対方向に傾斜している。そのため、空調用空気は、両フィン間の中央部に収束されながら両傾斜部間を通過する。
【0006】
一方の傾斜部は、上記傾斜位置では、上記中立位置から上流へ離れた箇所で、下流ほど通風路の内方に位置するように、流入方向に対し傾斜する。他方のフィンは、上記傾斜位置では、中立位置から下流へ離れた箇所で、下流ほど通風路の内方に位置するように、流入方向に対し傾斜する。
【0007】
上記のように下流側に位置するフィンの近くを流れる空調用空気は、そのフィンの傾斜部に沿って流れることで、通風路の内方へ流れ方向を変えられる。また、上流側に位置するフィンの近くを流れる空調用空気は、そのフィンの傾斜部に沿って流れることで、通風路の内方へ流れ方向を変えられる。この空調用空気は、下流側に位置するフィンの傾斜部に当り、その傾斜部に沿って流れることで流れ方向を変えられる。
【0008】
従って、上流側に位置するフィンの傾斜部によって流れ方向を変えられた空調用空気が加わる分、下流側に位置するフィンの傾斜部に沿って流れた後に吹出口から吹き出される空調用空気の量が多くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2004-322981号公報
特開2022-152633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ところが、上記従来の空調用レジスタでは、フィン毎の傾斜部が、傾斜位置にとどまらず中立位置でも、下流ほど通風路の内方に位置するように流入方向に対し、常に傾斜している。両傾斜部が流入方向に対し直交する方向に対向する中立位置では、両傾斜部の間隔が下流ほど狭くなるため、圧力損失が増大する。
(【0011】以降は省略されています)

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