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公開番号
2024162681
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078480
出願日
2023-05-11
発明の名称
充電システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20241114BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】第1の電動車両に大幅な設計変更を加えることなく、第1の電動車両のバッテリを利用して、第2の電動車両のバッテリを充電することができる技術を提供する。
【解決手段】充電システムは、第1のバッテリを搭載する第1の電動車両と、第1のバッテリよりも小さな充電容量を有する第2のバッテリを搭載する第2の電動車両と、第1の電動車両と第2の電動車両と外部電源とを接続可能なコントローラと、を備える。コントローラは、外部電源の電力を第1のバッテリに供給する第1の充電処理と第1のバッテリの電力を第2のバッテリに供給する第2の充電処理とを実行可能である。第1の充電処理では、コントローラが、第1の電動車両の車載充電器を介して第1のバッテリと接続されるとともに、第2の電動車両と切断される。第2の充電処理では、コントローラが、車載充電器を介さずに第1のバッテリと接続されるとともに、第2の電動車両と接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
充電システムであって、
第1のバッテリを搭載する第1の電動車両と、
前記第1のバッテリよりも小さな充電容量を有する第2のバッテリを搭載する第2の電動車両と、
前記第1の電動車両と、前記第2の電動車両と、外部電源と、を接続可能なコントローラと、
を備え、
前記コントローラは、
前記外部電源の電力を前記第1のバッテリに供給する第1の充電処理と、
前記第1のバッテリの電力を前記第2のバッテリに供給する第2の充電処理と、
を実行可能であり、
前記第1の充電処理では、前記コントローラが、前記第1の電動車両の車載充電器を介して前記第1のバッテリと接続されるとともに、前記第2の電動車両と切断され、
前記第2の充電処理では、前記コントローラが、前記車載充電器を介さずに前記第1のバッテリと接続されるとともに、前記第2の電動車両と接続される、
充電システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、充電システムに関する。特に、電動車両に搭載されたバッテリを充電する充電システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、外部電源によって充電されるバッテリを備え、電動車両に搭載されたバッテリを充電する定置式の蓄電システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-191698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車両の普及に伴い、廃車となった電動車両のバッテリを、有効に再利用する仕組みが求められている。この点に関して、本発明者は、廃車となった電動車両(例えば、BEV。以下、第1の電動車両と称する)を、工場等における定置式の蓄電システムとして再利用し、工場等で使用される他の電動車両(例えば、物流用台車。以下、第2の電動車両と称する)の充電に活用する仕組みを検討している。特に、BEVといった第1の電動車両には、バッテリだけでなく、そのバッテリを外部電源によって充電するための車載充電器も搭載されており、定置式の蓄電システムに必要とされる機能が既に備えられている。しかしながら、第1の電動車両から第2の電動車両への充電を実現するためには、それらの電動車両の間で制御方式を整合させるなど、第1の電動車両に対して大幅な設計変更を加える必要があり、それに伴うコストの増大が懸念される。
【0005】
以上を鑑み、本明細書は、第1の電動車両に大幅な設計変更を加えることなく、第1の電動車両に搭載されたバッテリを利用して、第2の電動車両に搭載されたバッテリを充電することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、充電システムを開示する。充電システムは、第1のバッテリを搭載する第1の電動車両と、前記第1のバッテリよりも小さな充電容量を有する第2のバッテリを搭載する第2の電動車両と、前記第1の電動車両と、前記第2の電動車両と、外部電源と、を接続可能なコントローラと、を備える。前記コントローラは、前記外部電源の電力を前記第1のバッテリに供給する第1の充電処理と、前記第1のバッテリの電力を前記第2のバッテリに供給する第2の充電処理と、を実行可能である。前記第1の充電処理では、前記コントローラが、前記第1の電動車両の車載充電器を介して前記第1のバッテリと接続されるとともに、前記第2の電動車両と切断される。前記第2の充電処理では、前記コントローラが、前記車載充電器を介さずに前記第1のバッテリと接続されるとともに、前記第2の電動車両と接続される。
【0007】
上述した充電システムでは、二つの電動車両とは独立したコントローラを介して、二つの電動車両が接続される構成となっている。コントローラは、第1の充電処理を実行することにより、第1の電動車両に搭載された第1のバッテリを充電する。第1の充電処理では、コントローラが、第1の電動車両の車載充電器を介して、第1のバッテリに接続される。これにより、第1のバッテリを充電するときは、既存の車載充電器を有効に利用することができる。このとき、第2の電動車両については、コントローラから電気的に切断さるので、意図しない電流や電圧が供給されることを避けることができる。加えて、コントローラは、第2の充電処理を実行することにより、第2の電動車両に搭載された第2のバッテリを充電することができる。第2の充電処理では、第1の電動車両に搭載された第1のバッテリが、車載充電器を介さずにコントローラへ接続され、さらにコントローラを介して第2の電動車両へ接続される。これにより、第2の電動車両に搭載された第2のバッテリを充電するときは、第1の電動車両に搭載された車載充電器を無効化することができる。これにより、第1の電動車両に大幅な設計変更を加えることなく、第1のバッテリを利用して、第2のバッテリを充電することができる。
【0008】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例の充電システム2の概略図を示す。
第1の充電処理および第2の充電処理における各デバイスの接続状況のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例)
図1に示す充電システム2は、電動車両10と、電動台車20と、コントローラ30と、を備える。充電システム2は、例えば、電動車両10のバッテリ14の電力を利用して、電動台車20のバッテリ24を充電するためのシステムである。
(【0011】以降は省略されています)
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