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公開番号2024162349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077751
出願日2023-05-10
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B60L 3/00 20190101AFI20241114BHJP(車両一般)
要約【課題】不揮発性メモリに記憶されるSOCの書き換え回数を抑制する。
【解決手段】ECU300は、不揮発性メモリ302aを有する。SOC取得部310は、バッテリの現在のSOCであるSOCcを取得する。ΔSOC算出部320は、不揮発性メモリ302aに記憶されているSOCm(保存SOC)とSOCcの差ΔSOC(=|SOCm-SOCc|)を算出する。書き換え部330は、充電時にΔSOC>閾値S1、放電時にΔSOC>閾値S2、イグニッションスイッチのON→OFF操作時にΔSOC>所定値αでる場合、不揮発性メモリ302aに記憶されたSOCmを、SOCcに書き換える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
駆動用のバッテリを搭載した車両の制御装置であって、
前記制御装置は、不揮発性メモリを備えており、
前記制御装置は、
前記バッテリの現在のSOCである現SOCを取得するSOC取得部と、
前記不揮発性メモリに記憶された保存SOCと前記現SOCとの差であるΔSOCを取得するΔSOC取得部と、
前記ΔSOCが所定値より大きいとき、前記不揮発性メモリに記憶される前記保存SOCを、前記現SOCに書き換える書き換え部と、を備える、車両の制御装置。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記所定値は、前記車両の車速に基づいて設定される、請求項1に記載の車両の制御装置。
【請求項3】
前記所定値は、前記バッテリの充電時と放電時で、異なる値に設定される、請求項1または請求項2に記載の車両の制御装置。
【請求項4】
前記書き換え部は、イグニッションスイッチがONからOFFに操作された場合に、前記ΔSOCが前記所定値より大きいとき、前記不揮発性メモリに記憶される前記保存SOCを、前記現SOCに書き換える、請求項1に記載の車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の制御装置に関し、特に、駆動用のバッテリを搭載した車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特開2002-71360号公報(特許文献1)には、電源が遮断されても書き込み内容を保持する不揮発性メモリに自車位置情報を書き込む(記憶する)ことについて、車両が停止状態になったときのみ、書き込みを実行することが開示されている。これにより、常時供給できる電源を設けることなく、電源遮断直前の自車位置情報を確実に記憶保持できると、されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-71360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電動車両では、車両の各種制御に、バッテリのSOC(State Of Charge)を用いている。制御装置への電源供給が遮断した場合であっても、SOC情報が消失しないよう、不揮発性メモリに記憶されることが望ましい。
【0005】
不揮発性メモリは、その劣化等に起因して、書き換え回数(保存回数)に制限があり、書き換え回数が上限に達すると、SOC情報を正常に記憶できない場合がある。このため、たとえば、電動車両が停車状態になる毎に、不揮発性メモリに記憶(保存)されたSOC情報を書き換えると、書き換え回数が不必要に増大して、不揮発性メモリの書き換え数の上限を超えることが懸念される。
【0006】
本開示の目的は、不揮発性メモリに記憶されるSOCの書き換え回数を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の車両の制御装置は、駆動用のバッテリを搭載した車両の制御装置である。制御装置は、不揮発性メモリを備えている。制御装置は、バッテリの現在のSOCである現SOCを取得するSOC取得部と、不揮発性メモリに記憶された保存SOCと現SOCとの差であるΔSOCを取得するΔSOC取得部と、ΔSOCが所定値より大きいとき、不揮発性メモリに記憶される保存SOCを、現SOCに書き換える書き換え部と、を備える。
【0008】
この構成によれば、不揮発性メモリに記憶された保存SOCと現SOCとの差であるΔSOCが所定値より大きいとき、保存SOCを書き換えるので、書き換え回数を抑制することができる。また、所定値を、各種制御を実行する際に許容可能な値に設定すれば、保存SOCを用いて各種制御を行うことが可能になる。
【0009】
好ましくは、所定値は、車両の車速に基づいて設定してもよい。
【0010】
この構成によれば、所定値は、車速に基づいて設定される。たとえば、高速道路の走行時等、車速が高いとき、SOCの減少速度が大きくなるので、ΔSOCが大きくなる。車速が高いときには、車速が低い場合に比較して、所定値を大きくすることにより、書き換え回数を低減できる。車速が高いとき(走行中)には、制御装置の電源が遮断される可能性は低いので、保存SOCを用いて各種制御を行う可能性は低く、現SOCと保存SOCの乖離が大きくても、その影響は小さい。
(【0011】以降は省略されています)

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