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公開番号2024162193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077512
出願日2023-05-09
発明の名称アクチュエータ
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人シリウスIP,個人
主分類B60Q 1/115 20060101AFI20241114BHJP(車両一般)
要約【課題】アクチュエータが備える部品の配置や位置決めに有効な新たな構成を提供する。
【解決手段】アクチュエータは、モータ48の回転に伴い回転する回転部材50と、車両用灯具が備える光学部材を傾動する機構に接続される接続部を有し、回転部材50と同軸に相対回転可能に連結されているロッド44と、ロッド44が進退する開口部56cが形成されているハウジング56と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両用灯具の照射方向を変化させるために用いられるアクチュエータであって、
モータの回転に伴い回転する回転部材と、
車両用灯具が備える光学部材を傾動する機構に接続される接続部を有し、前記回転部材と同軸に相対回転可能に連結されているロッドと、
前記ロッドが進退する開口部が形成されている第1のハウジングと、
を備えることを特徴とするアクチュエータ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記モータの回転を前記回転部材に伝達する減速ギアと、
前記第1のハウジングに組み付けることで前記減速ギアを位置決めする第2のハウジングと、
前記減速ギアの回転軸となるピンと、を更に備え、
前記第1のハウジングは、前記ピンの一端が支持される第1の支持部を有し、
前記第2のハウジングは、前記ピンの他端が支持される第2の支持部を有し、
前記第1の支持部又は前記第2の支持部は、前記ピンのスラスト方向の位置を決める位置決め部を有することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項3】
前記モータの回転を制御する電子部品を搭載する基板を更に備え、
前記第1のハウジングは、前記基板の所定位置を支持する支持部と、前記支持部を中心として基板が回転しないように係止する係止部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項4】
前記係止部は、前記基板の一辺に形成されているノッチに圧入されるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のアクチュエータ。
【請求項5】
前記基板を前記第1のハウジングと挟み込む第3のハウジングを更に備え、
前記第1のハウジングは、前記基板の一方の面に当接する第1の当接部を有し、
前記第3のハウジングは、前記基板の他方の面に当接する第2の当接部を有する、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のアクチュエータ。
【請求項6】
前記回転部材の端部を回転可能に支持する支持部材と、
前記第1のハウジングに組み付けることで前記支持部材を位置決めする第2のハウジングと、を更に備え、
前記第1のハウジングは、前記支持部材の一方の面に当接する第1の当接部を有し、
前記第2のハウジングは、前記支持部材の他方の面に当接する第2の当接部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項7】
前記モータの回転を前記回転部材に伝達する減速ギアと、
前記第1のハウジングに組み付けることで前記減速ギアを収容する第2のハウジングと、を更に備え、
前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの接合部にラビリンス構造が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
【請求項8】
前記モータの回転を前記回転部材に伝達する減速ギアと、
前記第1のハウジングに組み付けることで前記減速ギアを収容する第2のハウジングと、を更に備え、
前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングの一方に設けられた凸部が、前記第1のハウジング及び前記第2のハウジングの他方に設けられた凹部に圧入されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の傾斜角度に応じて車両用前照灯の光軸を調節して照射方向を変化させるレベリングアクチュエータ装置が知られている。例えば、特許文献1には、電気モータと、電気モータにより回転するロッドと、ロッドの周囲を部分的に覆い、ロッドの回転運動を直線運動に変換するメカトロニクス装置と、を備える照明補正器が開示されている。ロッドの先端には球状部が設けられており、リフレクタの背面にある接続部に嵌められた球状部が進退することでリフレクタが傾動し、ひいては照明器の照射方向が変化する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-26763号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前述の照明補正器は、前キャップ及び後キャップで構成されたハウジングに複数の部品を収納しており、各部品の配置や位置決めには適切な工夫が必要である。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところの一つは、アクチュエータが備える部品の配置や位置決めに有効な新たな構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様のアクチュエータは、車両用灯具の照射方向を変化させるために用いられるアクチュエータであって、モータの回転に伴い回転する回転部材と、車両用灯具が備える光学部材を傾動する機構に接続される接続部を有し、回転部材と同軸に相対回転可能に連結されているロッドと、ロッドが進退する開口部が形成されている第1のハウジングと、を備える。
【0007】
この態様によると、第1のハウジングに回転部材やロッドを配置できる。
【0008】
モータの回転を回転部材に伝達する減速ギアと、第1のハウジングに組み付けることで減速ギアを位置決めする第2のハウジングと、減速ギアの回転軸となるピンと、を更に備えてもよい。第1のハウジングは、ピンの一端が支持される第1の支持部を有してもよい。第2のハウジングは、ピンの他端が支持される第2の支持部を有してもよい。第1の支持部又は第2の支持部は、ピンのスラスト方向の位置を決める位置決め部を有してもよい。これにより、ピンに支持された状態で減速ギアのスラスト方向の位置決めが可能となる。
【0009】
モータの回転を制御する電子部品を搭載する基板を更に備えてもよい。第1のハウジングは、基板の所定位置を支持する支持部と、支持部を中心として基板が回転しないように係止する係止部と、を有してもよい。これにより、第1のハウジング内で基板が回転することが防止され、所定の位置に精度良く配置できる。
【0010】
係止部は、基板の一辺に形成されているノッチに圧入されるように構成されていてもよい。これにより、簡易な構成で基板の回転を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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