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公開番号
2024162004
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077121
出願日
2023-05-09
発明の名称
情報処理装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G08G
1/01 20060101AFI20241114BHJP(信号)
要約
【課題】右折又は左折の専用車線から車両がはみ出ることにより渋滞が発生したことをより正確に検出する。
【解決手段】渋滞が発生していることに応答して、右折又は左折の専用車線の範囲の上流端を取得することと、専用車線の範囲の上流端よりも上流側において、所定の第一割合以上の車両が専用車線から離れる方向に進路を変更したことに応答して、専用車線からはみ出した車両に起因する渋滞が発生していることに関する情報を出力することと、を実行するように構成された制御部を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
渋滞が発生していることに応答して、右折又は左折の専用車線の範囲の上流端を取得することと、
前記専用車線の範囲の上流端よりも上流側において、所定の第一割合以上の車両が前記専用車線から離れる方向に進路を変更したことに応答して、前記専用車線からはみ出した車両に起因する渋滞が発生していることに関する情報を出力することと、
を実行するように構成された制御部を備える情報処理装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
所定の第二割合以上の前記車両が前記専用車線に近付く方向へ進路を変更した第一区間を、前記専用車線の範囲の上流端とする、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記専用車線の範囲の上流端よりも上流側において、前記所定の第一割合以上の車両が前記専用車線から離れる方向に進路を変更した第二区間を取得することと、
前記第二区間を、前記専用車線からはみ出した車両に起因する渋滞の末尾として出力することと、
をさらに実行するように構成される、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、
前記専用車線の範囲の上流端よりも上流側において、前記所定の第一割合以上の車両が、所定の速度以下で前記専用車線から離れる方向に進路を変更したことに応答して、前記専用車線からはみ出した車両に起因する渋滞が発生していることに関する情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、
さらに、前記専用車線の範囲の上流端よりも上流側において、所定の速度以下の状態が所定の時間以上継続した車両が存在する場合に、前記専用車線からはみ出した車両に起因する渋滞が発生していることに関する情報を出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、右折専用路を占める車両の割合が第1の所定の割合以上であり、右折専用路以外の走行路を占める車両の割合が第2の所定の割合以下である場合に、右折を原因とする渋滞が発生していると判断することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-028000号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、右折又は左折の専用車線から車両がはみ出ることにより渋滞が発生したことをより正確に検出することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の態様の一つは、渋滞が発生していることに応答して、右折又は左折の専用車線の範囲の上流端を取得することと、前記専用車線の範囲の上流端よりも上流側において、所定の第一割合以上の車両が前記専用車線から離れる方向に進路を変更したことに応答して、前記専用車線からはみ出した車両に起因する渋滞が発生していることに関する情報を出力することと、を実行するように構成された制御部を備える情報処理装置である。
【0006】
また、本発明の他の態様は、上記の情報処理をコンピュータに実行させる情報処理方法、この情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、及びこのプログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、右折又は左折の専用車線から車両がはみ出ることにより渋滞が発生したことをより正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るシステムの概略構成を示す図である。
実施形態に係るシステムを構成する車両及びサーバのそれぞれの構成の一例を概略的に示すブロック図である。
走行情報DBのテーブル構成を例示した図である。
第1実施形態におけるサーバにおいて右折渋滞が発生しているか否か判定する処理を示したフローチャートである。
第2実施形態におけるサーバにおいて右折渋滞が発生しているか否か判定する処理を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
複数の車線を有する道路において一部の車線が渋滞する場合がある。例えば、右折するための専用車線である右折専用車線または左折するための専用車線である左折専用車線で渋滞が発生していても、直進車線では渋滞が発生していない場合がある。そして、どの車線でどのような原因で渋滞が発生しているかによって対策方法が異なるため、どの車線で
どのような原因で渋滞が発生しているのかを把握することが求められる。例えば、右折専用車線に車両が集中すると、右折専用車線に車両が入り切らなくなり、直進車線に車両がはみ出ることがある。そうすると、複数の直進車線がある場合、右側の直進車線だけに渋滞が発生し得る。
【0010】
ここで、例えば車両に搭載されるGPS装置を利用して車両の位置を特定することにより、渋滞が発生している車線を特定することも考えられる。しかし、車両に搭載されているGPS装置では位置を検出する精度が低いために、車両が走行している車線を特定することは困難な場合がある。また、車両から画像データを取得して渋滞している車線を特定することも考えられる。しかし、車両で撮像される画像データを常時取得しようとすると、通信量が膨大になるため現実的ではない。
(【0011】以降は省略されています)
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