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公開番号2024161949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077032
出願日2023-05-09
発明の名称ウレタン樹脂形成性組成物及び接着剤
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08G 18/44 20060101AFI20241114BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】耐湿熱性に優れた接着剤として有用なウレタン樹脂形成性組成物を提供すること。
【解決手段】ポリイソシアネート(A)と、ポリオール(B)と、イソシアネートシラン(C)と、を含むウレタン樹脂形成性組成物であって、前記ポリオール(B)は、23℃にて液状であるポリカーボネートポリオール(b1)を含み、該ポリカーボネートポリオール(b1)の含有量は、ポリオール(B)の総量に対して、5質量%以上である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリイソシアネート(A)と、
ポリオール(B)と、
イソシアネートシラン(C)と、を含むウレタン樹脂形成性組成物であって、
前記ポリオール(B)は、23℃にて液状であるポリカーボネートポリオール(b1)を含み、
該ポリカーボネートポリオール(b1)の含有量は、ポリオール(B)の総量に対して、5質量%以上である、ウレタン樹脂形成性組成物。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記ポリカーボネートポリオール(b1)が、側鎖を有する常温液状型ポリカーボネートポリオールを含む、請求項1に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
【請求項3】
前記ポリオール(B)が、前記ポリカーボネートポリオール(b1)と、3つ以上のヒドロキシ基を有し、カーボネート基を有しない第二のポリオール(b2)と、を含有する、請求項1に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
【請求項4】
前記ポリイソシアネート(A)が、23℃で液状である、請求項1に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
【請求項5】
前記ポリカーボネートポリオール(b1)の重量平均分子量が、500~3000である、請求項1に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
【請求項6】
前記第二のポリオール(b2)は、骨格中にアミンを含む、請求項3に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
【請求項7】
前記ポリカーボネートポリオール(b1)が、3-メチル-1,5-ペンタンジオールに由来する部位と、ジエチレンカーボネートに由来する部位と、を有する常温液状型ポリカーボネートジオールを含む、請求項1に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載のウレタン樹脂形成性組成物からなる、接着剤。
【請求項9】
構造用接着剤である、請求項8に記載の接着剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ウレタン樹脂形成性組成物、及び接着剤に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の工業製品に使用される構造用接着剤として、例えば、特許文献1には、ウレタン系接着剤組成物が記載されている。
【0003】
特許文献1は、ポリイソシアネートと特定の分子量のポリオールとを反応させて得られるプレポリマー及び特定の配合量のフィラーを含有する第1液と、特定の分子量のポリオール及び触媒を含有する第2液とからなり、第1液中のポリオール及び第2液中のポリオールに由来する水酸基のモル数が特定の関係を有するウレタン系接着剤組成物を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2009/047962号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
構造用接着剤は、耐久性が求められ特に湿熱環境下における強度保持は非常に重要である。
しかしながら、従来のウレタン系接着剤は、湿熱環境下における接着性が不十分であった。
【0006】
本開示の目的の一つは、耐湿熱性に優れた接着剤として有用なウレタン樹脂形成性組成物を提供することにある。また。本開示の目的の一つは、耐湿熱性に優れる接着剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、以下の(1)~(9)の態様を含む。
(1) ポリイソシアネート(A)と、
ポリオール(B)と、
イソシアネートシラン(C)と、を含むウレタン樹脂形成性組成物であって、
前記ポリオール(B)は、23℃にて液状であるポリカーボネートポリオール(b1)を含み、
該ポリカーボネートポリオール(b1)の含有量は、ポリオール(B)の総量に対して、5質量%以上である、ウレタン樹脂形成性組成物。
(2) 前記ポリカーボネートポリオール(b1)が、側鎖を有する常温液状型ポリカーボネートポリオールを含む、(1)に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
(3) 前記ポリオール(B)が、前記ポリカーボネートポリオール(b1)と、3つ以上のヒドロキシ基を有し、カーボネート基を有しない第二のポリオール(b2)と、を含有する、(1)または(2)に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
(4) 前記ポリイソシアネート(A)が、23℃で液状である、(1)~(3)のいずれか一項に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
(5) 前記ポリカーボネートポリオール(b1)の重量平均分子量が、500~3000である、(1)~(4)のいずれか一項に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
(6) 前記ポリオール(B)が、前記ポリカーボネートポリオール(b1)と、3つ以上のヒドロキシ基を有し、カーボネート基を有しない第二のポリオール(b2)と、を含有し、
前記第二のポリオール(b2)は、骨格中にアミンを含む、(1)~(5)のいずれか一項に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
(7) 前記ポリカーボネートポリオール(b1)が、3-メチル-1,5-ペンタンジオールに由来する部位と、ジエチレンカーボネートに由来する部位と、を有する常温液状型ポリカーボネートジオールを含む、(1)~(6)のいずれか一項に記載のウレタン樹脂形成性組成物。
(8) (1)~(7)のいずれか一項に記載のウレタン樹脂形成性組成物からなる、接着剤。
(9) 構造用接着剤である、(8)一項に記載の接着剤。
【発明の効果】
【0008】
本開示の一態様によれば、耐湿熱性に優れた接着剤として有用なウレタン樹脂形成性組成物が提供される。また。本開示の一態様によれば、耐湿熱性に優れる接着剤が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の各態様を実施するための例示的な実施形態を詳細に説明する。
【0010】
本実施形態のウレタン樹脂形成性組成物は、ポリイソシアネート(A)と、ポリオール(B)と、イソシアネートシラン(C)と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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