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公開番号2024161626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-19
出願番号2024151596,2023076879
出願日2024-09-03,2018-09-21
発明の名称蒸気発生デバイスのための誘導加熱可能カートリッジ
出願人ジェイティー インターナショナル エスエイ
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類A24F 40/465 20200101AFI20241112BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】蒸発可能物質内の熱プロファイルを精密に制御し、軽量且つコンパクトであるデバイスを提供する。
【解決手段】誘導加熱アセンブリ11と共に使用するための誘導加熱可能カートリッジであって、カートリッジは、固体蒸発可能物質15と、蒸発可能物質内に保持され、それによって包囲された少なくとも1つのリング状誘導加熱可能サセプタ14とを備える。サセプタは、カートリッジが使用時に誘導回路12内に位置付けられている時には、1つ以上のサセプタの外縁部の異なる領域が誘導回路から異なる距離にあり、異なる領域内に異なる加熱特性をもたらすよう、定位置に保持されている。少なくとも1つのサセプタの各々の中心は共通軸に沿って整列している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
使用時に、誘導加熱アセンブリのチャンバに挿入されるように構成された誘導加熱可能カートリッジであって、前記チャンバが誘導回路によって少なくとも部分的に包囲されており、前記カートリッジが、
固体蒸発可能物質と、
前記蒸発可能物質内に保持され、それによって包囲された少なくとも2つのリング状誘導加熱可能サセプタと、を備え、前記少なくとも2つのサセプタが、前記カートリッジが使用時に前記誘導回路によって少なくとも部分的に包囲されている時には、前記2つ以上のサセプタの前記縁部の異なる領域が前記誘導回路から異なる距離にあり、前記異なる領域内に異なる加熱特性をもたらすよう、定位置に保持されており、前記少なくとも2つのサセプタの各々の中心が共通軸に沿って整列している、カートリッジ。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
少なくとも2つのサセプタを備え、前記少なくとも2つのサセプタの各々が前記少なくとも2つのサセプタの互いに異なる形状又はサイズを有するように構成されている、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項3】
前記少なくとも2つのサセプタの各々が実質的に円形であり、前記少なくとも2つのサセプタの互いに異なる直径を有する、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項4】
前記共通軸が前記カートリッジの長手方向軸である、請求項1~3のいずれか一項に記載のカートリッジ。
【請求項5】
前記共通軸が前記カートリッジの中心長手方向軸である、請求項4に記載のカートリッジ。
【請求項6】
前記サセプタの整列の前記軸が、前記カートリッジが使用時に誘導回路内に設置されている時には前記誘導回路の軸と平行になるように配置されている、請求項1~5のいずれか一項に記載のカートリッジ。
【請求項7】
各サセプタの前記直径が所与の方向におけるその前のものよりも小さく、徐々に小さくなっていく直径のサセプタのアレイをもたらす、請求項1~6のいずれか一項に記載のカートリッジ。
【請求項8】
異なる固体蒸発可能物質が前記少なくとも2つの異なる領域の各々の周りに位置付けられている、請求項1~7のいずれか一項に記載のカートリッジ。
【請求項9】
前記第1の材料が第1の所定の温度の蒸気を放出し、前記第2の材料が、前記第1の温度よりも高い第2の温度における蒸気を放出する、請求項8に記載のカートリッジ。
【請求項10】
前記固体材料がタバコを含む、請求項1~9のいずれか一項に記載のカートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸気発生デバイスのための誘導加熱可能カートリッジに関する。物質を、燃やすのではなく、加熱して吸入のための蒸気を生成するデバイスが、近年、消費者の間で人気を得た。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
このようなデバイスは、熱を物質に提供するための多数の異なるアプローチのうちの1つを用いることができる。1つのこのようなアプローチは、誘導加熱システムを利用する蒸気発生デバイスである。このようなデバイスでは、誘導コイル(以下、インダクタとも称される)がデバイスに提供され、サセプタが蒸気発生物質に提供される。ユーザがデバイスを活動化すると電気エネルギーがインダクタに提供され、それが今度は電磁界を作り出す。サセプタは電磁界と結合して熱を発生し、熱は物質に伝達され、物質が加熱されるのに伴い、蒸気が生み出される。
【0003】
このようなアプローチは、加熱、ひいては、蒸気発生のより優れた制御をもたらす可能性を有する。しかし、実際には、このようなアプローチは、多くの場合、共通電磁界を発生する単一のインダクタを必要とする。これは、サセプタの領域内に所望の熱プロファイルを精密に発生することを困難にし得、結果として、蒸気の発生を完全に制御することが容易には可能でない。
【0004】
ユーザがこのようなデバイスから種々の蒸気を生成可能とすることへの要求が高まるのに伴い、蒸発可能物質内の熱プロファイルを精密に制御し、軽量且つコンパクトであるデバイスが望まれている。
【0005】
本発明は、上述の問題のうちの少なくともいくつかを軽減することを追求する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様によれば、誘導加熱アセンブリと共に使用するための誘導加熱可能カートリッジであって、カートリッジが、固体蒸発可能物質と、蒸発可能物質内に保持され、それによって包囲された少なくとも2つのリング状誘導加熱可能サセプタと、を備え、少なくとも2つのサセプタが、カートリッジが使用時に誘導回路内に位置付けられている時には、各サセプタの1つ又は複数の縁部部分の異なる領域が誘導回路から異なる距離にあり、異なる領域内に異なる加熱特性をもたらすよう、及び2つ以上のサセプタの各々の中心が共通軸に沿って整列するよう、定位置に保持されている、カートリッジが提供される。
【0007】
本発明の別の態様によれば、使用時に、誘導加熱アセンブリのチャンバに挿入されるように構成された誘導加熱可能カートリッジであって、チャンバが誘導回路によって少なくとも部分的に包囲されており、カートリッジが、固体蒸発可能物質と、蒸発可能物質内に保持され、それによって包囲された少なくとも2つのリング状誘導加熱可能サセプタと、を備え、少なくとも2つのサセプタが、カートリッジが使用時に誘導回路によって少なくとも部分的に包囲されている時には、2つ以上のサセプタの縁部の異なる領域が誘導回路から異なる距離にあり、異なる領域内に異なる加熱特性をもたらすよう、定位置に保持されており、少なくとも2つのサセプタの各々の中心が共通軸に沿って整列している、カートリッジが提供される。
【0008】
両態様によれば、サセプタによって供給される熱がカートリッジ内で変化する仕方は、カートリッジ内の熱プロファイルと称されてもよい。誘導回路から異なる距離に配置された1つ以上のリング状サセプタの1つ又は複数の縁部部分の異なる領域を有することによって、使用時に、カートリッジ内の熱プロファイルを、所望の加熱を蒸発可能物質の特定の領域へ送達するよう制御する能力をもたらすことが可能である。
【0009】
リング状サセプタの1つ又は複数の縁部部分は外縁部及び内縁部を含み得る。通例、各サセプタの外縁部は外向きに配向されていてもよい。これによって、外向きに配向された縁部は、概ねサセプタの中心から見て外方に向いており、リング状サセプタの外周面を形成することを意味することを意図している。しかし、各サセプタの内縁部又は各内縁部は内向きに配向されていてもよい。これによって、我々は、内向きに配向された縁部は、概ねサセプタの中心の方に向いており、リング状サセプタ内の孔の周囲を形成することを意味することを意図している。
【0010】
リング状サセプタの外(又は内)周縁は任意の形状のものであり得る。例えば、リング状サセプタの外周縁は実質的に円形であってもよい。代替的に、外周縁は、楕円形、凸凹形、波状、又は正方形であってもよい。代替的に、外周縁はランダム形状であってもよい。リング状サセプタの内周縁もまた、任意の形状のものであり得、上述の例のうちの任意のものの形状を取り得る。
(【0011】以降は省略されています)

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