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公開番号
2024160501
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-14
出願番号
2023075566
出願日
2023-05-01
発明の名称
消防ポンプ装置
出願人
帝国繊維株式会社
代理人
清流国際弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
A62C
27/00 20060101AFI20241107BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】 固定設備として使用可能である一方で、必要に応じて移動設備としても使用可能であり、設備コストを低減することを可能にした消防ポンプ装置を提供する。
【解決手段】 この消防ポンプ装置は、油圧により駆動される移動式の取水用ポンプ12と、取水用ポンプ12を駆動する油圧ポンプ13と、有圧給水源又は取水用ポンプ12に接続される少なくとも1つの取水口15と、取水口15から供給される水を増圧する増圧ポンプ16と、増圧ポンプ16により増圧された水を排出する排水口17と、油圧ポンプ13及び増圧ポンプ16をそれぞれ駆動する動力源20と、取水用ポンプ12が収納される収納庫21と、取水用ポンプ12、油圧ポンプ13、取水口15、増圧ポンプ16、排水口17、動力源20及び21収納庫を搭載する筐体1とを備え、筐体1は、地面Gに対して固定される固定部3と、牽引手段又は吊り上げ手段が連結される連結部4とを有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
油圧により駆動される移動式の取水用ポンプと、該取水用ポンプを駆動する油圧ポンプと、有圧給水源又は前記取水用ポンプに接続される少なくとも1つの取水口と、前記取水口から供給される水を増圧する増圧ポンプと、該増圧ポンプにより増圧された水を排出する排水口と、前記油圧ポンプ及び前記増圧ポンプをそれぞれ駆動する動力源と、前記取水用ポンプが収納される収納庫と、前記取水用ポンプ、前記油圧ポンプ、前記取水口、前記増圧ポンプ、前記排水口、前記動力源及び前記収納庫を搭載する筐体とを備え、前記筐体は、地面に対して固定される固定部と、牽引手段又は吊り上げ手段が連結される連結部とを有することを特徴とする消防ポンプ装置。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
泡消火薬剤を貯留する薬剤タンクと、前記増圧ポンプにより増圧された水に対して前記泡消火薬剤を混合する混合装置とを備え、前記筐体が前記薬剤タンク及び前記混合装置を搭載することを特徴とする請求項1に記載の消防ポンプ装置。
【請求項3】
前記筐体は、該筐体の長手方向の一方側に配設された車輪を有し、前記連結部が前記筐体の長手方向の他方側に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の消防ポンプ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、精油所に代表される特定事業所において好適に使用される消防ポンプ装置に関し、更に詳しくは、固定設備として使用可能である一方で、必要に応じて移動設備としても使用可能である消防ポンプ装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
精油所や火力発電所のような特定事業所においては、大規模火災等に備えて、移動式の消防ポンプ装置が配備されている(例えば、特許文献1参照)。このような移動式の消防ポンプ装置は、必要に応じて、河川や海などの水源から取水を行い、大容量の送水を可能にする。また、上述のような特定事業所においては、固定式の消防ポンプ装置も随所に設置されている。このような固定式の消防ポンプ装置は、消火栓等の有圧給水源に接続され、その有圧給水源から取水した水を送水するように構成されている。
【0003】
しかしながら、固定式の消防ポンプ装置と移動式の消防ポンプ装置とは互いに構造が異なるため、一方が他方の役割を果たすことができない。そのため、あらゆる状況での消防活動に対処するために、両者を配備することが一般的に行われている。このように固定式の消防ポンプ装置と移動式の消防ポンプ装置の両方を配備した場合、設備コスが高くなるという問題がある。また。固定式の消防ポンプ装置が故障した場合、それを移動式の消防ポンプ装置で代用することができず、移動式の消防ポンプ装置が故障した場合、それを固定式の消防ポンプ装置で代用することができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-109903号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、固定設備として使用可能である一方で、必要に応じて移動設備としても使用可能であり、設備コストを低減することを可能にした消防ポンプ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の消防ポンプ装置は、油圧により駆動される移動式の取水用ポンプと、該取水用ポンプを駆動する油圧ポンプと、有圧給水源又は前記取水用ポンプに接続される少なくとも1つの取水口と、前記取水口から供給される水を増圧する増圧ポンプと、該増圧ポンプにより増圧された水を排出する排水口と、前記油圧ポンプ及び前記増圧ポンプをそれぞれ駆動する動力源と、前記取水用ポンプが収納される収納庫と、前記取水用ポンプ、前記油圧ポンプ、前記取水口、前記増圧ポンプ、前記排水口、前記動力源及び前記収納庫を搭載する筐体とを備え、前記筐体は、地面に対して固定される固定部と、牽引手段又は吊り上げ手段が連結される連結部とを有することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、油圧により駆動される移動式の取水用ポンプと、該取水用ポンプを駆動する油圧ポンプと、有圧給水源又は取水用ポンプに接続される少なくとも1つの取水口と、取水口から供給される水を増圧する増圧ポンプとを備えているので、移動式の取水用ポンプ又は消火栓等の有圧給水源から供給される水を利用して消防活動を行うことができる。また、取水用ポンプ、油圧ポンプ、取水口、増圧ポンプ、排水口、動力源及び収納庫を搭載する筐体は、地面に対して固定される固定部と、牽引手段又は吊り上げ手段が連結される連結部とを有しているので、固定状態で使用することが可能であり、装置全体を移動させることも可能である。従って、本発明の消防ポンプ装置は、固定設備として使用可能である一方で、必要に応じて移動設備としても使用可能である。これにより、不要な設備投資を削減し、設備コストを低減することが可能になる。
【0008】
本発明の消防ポンプ装置は、泡消火薬剤を貯留する薬剤タンクと、増圧ポンプにより増圧された水に対して泡消火薬剤を混合する混合装置とを備え、筐体が薬剤タンク及び混合装置を搭載することが好ましい。このような薬剤タンク及び混合装置を更に備えることにより、泡消火機能を発揮することができる。
【0009】
筐体は、該筐体の長手方向の一方側に配設された車輪を有し、連結部が筐体の長手方向の他方側に配設されていることが好ましい。このような車輪と連結部を筐体に配設することにより、本発明の消防ポンプ装置を着脱装置装備車により簡単に移動させることが可能となり、迅速な消防活動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態からなる消防ポンプ装置を示す側面図である。
本発明の実施形態からなる消防ポンプ装置を示す概略図である。
移動式の取水用ポンプの一例を示す正面図である。
移動式の取水用ポンプの一例を示す左側面図である。
移動式の取水用ポンプの一例を示す右側面図である。
本発明の消防ポンプ装置を移動させるための着脱装置装備車を示す側面図である。
本発明の消防ポンプ装置を搭載した状態の着脱装置装備車を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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