TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024160498
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-14
出願番号
2023075562
出願日
2023-05-01
発明の名称
調圧弁
出願人
株式会社丸山製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16K
17/04 20060101AFI20241107BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ボディと弁座ユニットとの間に設けられたシールにおいて使用液の漏れが生じても、これらの間から外部に使用液が漏れ出ることを抑制する。
【解決手段】調圧弁100は、調圧室10を形成するボディ1と、調圧室10内の使用液を排出するための余液排出路Lを形成する弁座ユニット2と、余液排出路Lの開口部Laを開閉するピストン弁体3と、を備える。ボディ1と弁座ユニット2との間には、これらの間を液密に封止する弁座シール8が設けられている。弁座ユニット2には、弁座ユニット2のアダプタ22の外周面22aに設けられた開口部L10aと余液排出路Lとを接続する第一戻し流路L10が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
使用液の圧力を調整する調圧弁(100,100A)であって、
流入する使用液の圧力を調整するための調圧室(10)を形成するボディ(1)と、
前記ボディ(1)に設けられると共に前記調圧室(10)に連通する取付孔(1d)に嵌め込まれ、前記調圧室(10)内の使用液を排出するための余液排出路(L)を形成する弁座ユニット(2)と、
前記調圧室(10)内にその一部が入り込み、使用液の圧力が設定圧力以下の場合、前記弁座ユニット(2)に着座して前記余液排出路(L)の開口部(La)を閉とし、前記使用液の圧力が前記設定圧力を越える場合、前記弁座ユニット(2)から離座して前記開口部(La)を開とするピストン弁体(3)と、
を備え、
前記取付孔(1d)内において前記ボディ(1)と前記弁座ユニット(2)との間には、これらの間を液密に封止する弁座シール(8)が設けられ、
前記弁座ユニット(2)には、前記弁座ユニット(2)の外周面(22a)のうち前記取付孔(1d)の内周面(1f)に対向する位置に設けられた開口部(L10a)と前記余液排出路(L)とを接続する第一戻し流路(L10)が形成されており、
前記ボディ(1)と前記弁座ユニット(2)との間において、前記弁座シール(8)は、前記第一戻し流路(L10)における前記弁座ユニット(2)の前記外周面(22a)側の開口部(L10a)よりも、前記調圧室(10)側に位置している、調圧弁(100,100A)。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記弁座シール(8)は、前記ボディ(1)の前記取付孔(1d)の前記内周面(1f)においてテーパ状に形成されたテーパ部分(1ft)と、前記弁座ユニット(2)の前記外周面(21a)においてテーパ状に形成されたテーパ部分(21at)とを面接触させた金属シール構造によって構成されている、請求項1に記載の調圧弁(100,100A)。
【請求項3】
前記弁座ユニット(2)は、弁座(21)と、前記弁座に隣接して設けられたアダプタ(22)と、を備え、
前記余液排出路(L)は、前記弁座(21)及び前記アダプタ(22)によって形成され、
前記弁座(21)には、前記ピストン弁体(3)が着座することによって開閉される前記余液排出路(L)の前記開口部(La)が設けられ、
前記アダプタ(22)には、前記第一戻し流路(L10)が形成され、
前記弁座シール(8)は、前記ボディ(1)と前記弁座(21)との間に設けられている、請求項1に記載の調圧弁(100,100A)。
【請求項4】
前記第一戻し流路(L10)は、前記弁座(21)において前記アダプタ(22)に当接する端面(21c)に設けられた弁座溝(21d)、及び、前記アダプタ(22)において前記弁座(21)に当接する端面(22c)に設けられたアダプタ溝(22d)の少なくともいずれかによって形成される、請求項3に記載の調圧弁(100,100A)。
【請求項5】
前記ボディ(1)には前記ピストン弁体(3)の着座及び離座時の移動をガイドするガイド孔(1e)が設けられており、前記ガイド孔(1e)の内周面(1g)と前記ピストン弁体(3)の外周面(32a)との間を液密に封止する弁体シール(4)を更に備え、
少なくとも前記ボディ(1)によって、前記ガイド孔(1e)の内周面(1g)に設けられた開口部(L20a)と前記取付孔(1d)の内周面(1f)に設けられた開口部(L20b)とを接続する第二戻し流路(L20)が形成されており、
前記弁体シール(4)は、前記第二戻し流路(L20)における前記ガイド孔(1e)の内周面(1g)側の前記開口部(L20a)よりも、前記調圧室(10)側に位置している、請求項1~4のいずれか一項に記載の調圧弁(100,100A)。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用液の圧力を調整する調圧弁に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、流入する使用液(液体)の圧力を調整する調圧弁が記載されている。このような調圧弁は、調圧室内の使用液を排出するための余液排出路を形成する弁座ユニットと、弁座ユニットに着座及び離座可能な弁体とを備えている。このような調圧弁では、例えば調圧室を形成するボディ及び弁座ユニットのように、複数の部材を組み合わせて使用されることがある。この場合、部材の当接部分からの液漏れを防止するため、当接部分にシールが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭60-67471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、超高圧の使用液を調圧する場合、シールが設けられていても部材の当接部分からの使用液の漏れを確実に防止することは困難となり易い。そこで、本発明は、ボディと弁座ユニットとの間に設けられたシールにおいて使用液の漏れが生じても、これらの間から外部に使用液が漏れ出ることを抑制可能な調圧弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様は、使用液の圧力を調整する調圧弁(100,100A)であって、流入する使用液の圧力を調整するための調圧室(10)を形成するボディ(1)と、ボディ(1)に設けられると共に調圧室(10)に連通する取付孔(1d)に嵌め込まれ、調圧室(10)内の使用液を排出するための余液排出路(L)を形成する弁座ユニット(2)と、調圧室(10)内にその一部が入り込み、使用液の圧力が設定圧力以下の場合、弁座ユニット(2)に着座して余液排出路(L)の開口部(La)を閉とし、使用液の圧力が設定圧力を越える場合、弁座ユニット(2)から離座して開口部(La)を開とするピストン弁体(3)と、を備え、取付孔(1d)内においてボディ(1)と弁座ユニット(2)との間には、これらの間を液密に封止する弁座シール(8)が設けられ、弁座ユニット(2)には、弁座ユニット(2)の外周面(22a)のうち取付孔(1d)の内周面(1f)に対向する位置に設けられた開口部(L10a)と余液排出路(L)とを接続する第一戻し流路(L10)が形成されており、ボディ(1)と弁座ユニット(2)との間において、弁座シール(8)は、第一戻し流路(L10)における弁座ユニット(2)の外周面(22a)側の開口部(L10a)よりも、調圧室(10)側に位置している。
【0006】
この調圧弁(100,100A)の弁座ユニット(2)には、余液排出路(L)に連通する第一戻し流路(L10)が設けられている。そして、弁座シール(8)は、第一戻し流路(L10)における弁座ユニット(2)の外周面(22a)側の開口部(L10a)よりも、調圧室(10)側に位置している。つまり、調圧室(10)内の使用液がボディ(1)と弁座ユニット(2)との間に入り込んで弁座シール(8)から漏れ出しても、漏れ出した使用液を第一戻し流路(L10)を介して余液排出路(L)に排出することができる。このように、調圧弁(100,100A)では、ボディ(1)と弁座ユニット(2)との間に設けられた弁座シール(8)において使用液の漏れが生じても、ボディ(1)と弁座ユニット(2)との間から外部に使用液が漏れ出ることを抑制できる。
【0007】
上記の調圧弁(100,100A)において、弁座シール(8)は、ボディ(1)の取付孔(1d)の内周面(1f)においてテーパ状に形成されたテーパ部分(1ft)と、弁座ユニット(2)の外周面(21a)においてテーパ状に形成されたテーパ部分(21at)とを面接触させた金属シール構造によって構成されていてもよい。この場合、調圧弁(100,100A)は、Oリング等の他のシール部材を用いることなく、ボディ(1)と弁座ユニット(2)との当接部分を封止できる。
【0008】
上記の調圧弁(100,100A)において、弁座ユニット(2)は、弁座(21)と、弁座に隣接して設けられたアダプタ(22)と、を備え、余液排出路(L)は、弁座(21)及びアダプタ(22)によって形成され、弁座(21)には、ピストン弁体(3)が着座することによって開閉される余液排出路(L)の開口部(La)が設けられ、アダプタ(22)には、第一戻し流路(L10)が形成され、弁座シール(8)は、ボディ(1)と弁座(21)との間に設けられていてもよい。ここで、例えば、超高圧の使用液を調圧する場合、弁座ユニット(2)において弁体(3)が当接する部分には高い硬度が求められる。そこで、調圧弁(100,100A)では、弁座ユニット(2)が弁座(21)とアダプタ(22)と用いて構成されている。これにより、調圧弁(100,100A)は、必要な箇所に必要な特性を有する材料を用いて弁座ユニット(2)を形成することができる。
【0009】
上記の調圧弁(100,100A)において、第一戻し流路(L10)は、弁座(21)においてアダプタ(22)に当接する端面(21c)に設けられた弁座溝(21d)、及び、アダプタ(22)において弁座(21)に当接する端面(22c)に設けられたアダプタ溝(22d)の少なくともいずれかによって形成されていてもよい。この場合、調圧弁(100,100A)では、弁座(21)及び/又はアダプタ(22)に設けられた溝によって、第一戻し流路(L10)を容易に形成することができる。
【0010】
上記の調圧弁(100,100A)は、ボディ(1)にはピストン弁体(3)の着座及び離座時の移動をガイドするガイド孔(1e)が設けられており、ガイド孔(1e)の内周面(1g)とピストン弁体(3)の外周面(32a)との間を液密に封止する弁体シール(4)を更に備え、少なくともボディ(1)によって、ガイド孔(1e)の内周面(1g)に設けられた開口部(L20a)と取付孔(1d)の内周面(1f)に設けられた開口部(L20b)とを接続する第二戻し流路(L20)が形成されており、弁体シール(4)は、第二戻し流路(L20)におけるガイド孔(1e)の内周面(1g)側の開口部(L20a)よりも、調圧室(10)側に位置していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社丸山製作所
作業装置
2日前
株式会社丸山製作所
液体浄化装置
2日前
株式会社丸山製作所
ポンプの空気抜き弁
10日前
個人
保持機
1か月前
個人
回転伝達機構
4か月前
個人
免震留具
4日前
個人
振り子式免震装置
1か月前
株式会社フジキン
配管
2か月前
藤井電工株式会社
フック
1か月前
個人
ロックナット
3か月前
個人
ネジの緩み防止装置
1か月前
個人
緩み防止ナット
1か月前
個人
リンクプレート
4か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3日前
株式会社テイエルブイ
排気弁
2か月前
マフレン株式会社
自動給脂器
4か月前
株式会社キッツ
逆止め弁
2か月前
株式会社三五
ドライブシャフト
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
スズキ株式会社
防振装置
3か月前
日動電工株式会社
保持具
1か月前
横浜ゴム株式会社
管継手
2か月前
株式会社不二工機
電動弁
23日前
株式会社フジキン
バルブ
1か月前
個人
配管用エルボカバー
1か月前
株式会社不二工機
電磁弁
1か月前
北村精工株式会社
固定具
3か月前
三和テッキ株式会社
配管固定装置
4か月前
個人
クラッチシェル保護板
3か月前
カヤバ株式会社
シリンダ装置
2か月前
鹿島建設株式会社
摩擦ダンパ
1か月前
中国電力株式会社
配管接続具
3か月前
日本精工株式会社
密封型転がり軸受
23日前
トヨタ自動車株式会社
伸縮装置
2か月前
ダイハツ工業株式会社
連通構造
3か月前
続きを見る
他の特許を見る