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公開番号2024160472
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023075499
出願日2023-05-01
発明の名称組み什器および什器
出願人株式会社オカムラ
代理人個人
主分類A47B 7/00 20060101AFI20241107BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】天板拡張性と配線取り出し性とを両立させることができる組み什器および什器を提供する。
【解決手段】組み什器は、第一天板を備えた第一什器と、第一天板と上下方向位置が重なる高さの第二天板を備えた複数の第二什器と、を備え、上下方向から見て、第一天板の周囲を複数の第二天板で囲むように、第一什器の周囲に複数の第二什器を配置可能である。第一天板の外周縁部は、第一天板の周方向で並ぶ複数の単位外周縁部に区切られ、第二天板の外周縁部は、第一天板の周囲を複数の第二天板で囲って組み合わせ天板を形成したとき、第一天板の複数の単位外周縁部の何れかに第一天板の径方向で対向する対向縁部を備え、組み合わせ天板を形成したとき、互いに対向する単位外周縁部と対向縁部との間には、径方向での隙間が狭い近接部と、近接部の間において各近接部よりも径方向での隙間が広い離間部と、が設定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第一天板を備えた第一什器と、
前記第一天板と上下方向位置が重なる高さの第二天板を備えた複数の第二什器と、を備え、
上下方向から見て、前記第一天板の周囲を複数の前記第二天板で囲むように、前記第一什器の周囲に複数の前記第二什器を配置可能な組み什器であって、
前記第一天板の外周縁部は、前記第一天板の周方向で並ぶ複数の単位外周縁部に区切られ、
前記第二天板は、前記第一天板の周囲を複数の前記第二天板で囲って組み合わせ天板を形成したとき、前記第一天板の複数の前記単位外周縁部の何れかに前記第一天板の径方向で対向する対向縁部を備え、
前記組み合わせ天板を形成したとき、互いに対向する前記単位外周縁部と前記対向縁部との間には、前記径方向での隙間が狭い近接部と、前記近接部よりも前記径方向での隙間が広い離間部と、が設定されている、組み什器。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第一天板の外周部には、前記第一天板の外周側に凸の突出形状をなす複数の突出部が形成され、
前記組み合わせ天板の内周側には、複数の対向縁部で囲まれた多角形状の天板配置開口部が形成され、
前記第一天板の平面視の中心から前記突出部の突出先端部までの距離は、前記天板配置開口部の平面視の中心から前記多角形状の各辺の長さ方向中央部までの距離よりも長い、請求項1に記載の組み什器。
【請求項3】
前記離間部の下方に、前記第一天板又は前記第二天板に支持された棚部を備えている、請求項1又は2に記載の組み什器。
【請求項4】
前記組み合わせ天板を形成したとき、
一つの前記単位外周縁部に一つの前記対向縁部が対向して配置され、
前記単位外周縁部および前記対向縁部の組み合わせ毎に、一対の前記近接部と、これら一対の前記近接部の間の一つの前記離間部と、が設定されている、請求項1又は2に記載の組み什器。
【請求項5】
前記組み合わせ天板を形成したとき、
前記第一天板の周方向で隣接する前記第二天板は、各々の周方向の側端部同士を当接可能である、請求項1又は2に記載の組み什器。
【請求項6】
前記単位外周縁部および前記対向縁部は、上下方向から見て、一方が直線状に形成され、他方が曲線状に形成されている、請求項1又は2に記載の組み什器。
【請求項7】
前記第二什器は、前記第二天板を支持するとともに什器設置面にキャスターを介して接地する脚を備えている、請求項1又は2に記載の組み什器。
【請求項8】
天板を備え、
前記天板の周囲に、上下方向位置が重なる高さの第二天板を備えた複数の第二什器を配置可能な什器であって、
前記天板の外周部には、
前記天板の外周側に凸の突出形状をなす複数の突出部と、
前記天板の周方向で隣接する一対の前記突出部の間に形成され、前記天板の内周側に凹む凹形状をなす複数の凹部と、が形成されている、什器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組み什器および什器に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一つの中央什器の周囲を取り囲むように、複数の天板付什器を配置した組み什器が知られている。このような組み什器において、中央什器には、各天板付什器に電源を供給可能とするために、各天板付什器の天板とは異なる位置に、コンセント等を接続するタップやハブを配置したり各種配線を挿通可能な隙間を設けたりしている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-008327号公報
特開2003-024155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1,2に開示の技術では、中央什器の上部面は、天板付什器の天板面より高い位置に配置されており、配線等の索状部材を接続したり挿通したりすることを容易にしている。しかし、中央什器の上部面が天板付什器の天板面より高い位置に配置されると、中央什器の上部面を天板面としていても、中央什器の上部面は天板什器の天板面と面一にならず、天板付什器の利用者の作業面は実質的に広がらない。また、中央什器に天板付什器を隣接配置させた状態において、一利用者と、その利用者の正面にいる別の利用者との間には、天板付什器の天板面よりも高い位置に中央什器の上部が存在することとなるため、対面する利用者の間で物品等のやり取りが行い難く、対話も遮られてしまう。また、複数の什器天板面高さが異なる場合、大きなものを広げるなどの拡張性が大きく損なわれ、複数配置することによる面積拡大にはつながらず中央什器上部面の存在意義も限定的となる。
【0005】
そこで本発明は、第一什器の周囲を囲むように複数の第二什器を配置可能な組み什器および什器において、天板の上下に渡る配線の取り回しを容易にしながら、天板拡張性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は以下の態様を採用した。
(1)本発明の一態様に係る組み什器は、第一天板を備えた第一什器と、第一天板と上下方向位置が重なる高さの第二天板を備えた複数の第二什器と、を備え、上下方向から見て、第一天板の周囲を複数の第二天板で囲むように、第一什器の周囲に複数の第二什器を配置可能な組み什器であって、第一天板の外周縁部は、第一天板の周方向で並ぶ複数の単位外周縁部に区切られ、第二天板は、第一天板の周囲を複数の第二天板で囲って組み合わせ天板を形成したとき、第一天板の複数の単位外周縁部の何れかに第一天板の径方向で対向する対向縁部を備え、組み合わせ天板を形成したとき、互いに対向する単位外周縁部と対向縁部との間には、径方向での隙間が狭い近接部と、近接部よりも径方向での隙間が広い離間部と、が設定されている。
本態様によれば、第一天板の周囲を複数の第二天板で囲むように、第一什器の周囲に複数の第二什器を配置可能な組み什器において、第一天板と第二天板とを互いに上下方向位置が重なる高さに設けることで、平坦状で大型の組み合わせ天板を形成することが可能となり、組み什器の使い勝手を向上させることができる。
また、第一天板の外周縁部を複数の単位外周縁部に区切るとともに、各単位外周縁部の外周側に第二天板の対向縁部を対向させて配置したとき、互いに対向する単位外周縁部と対向縁部との間には、径方向での隙間が狭い近接部と、近接部よりも径方向での隙間が広い離間部と、を設定することで、近接部によって離間部の隙間を確保しやすく、かつ離間部が形成する空間が組み合わせ天板を上下に貫通する開口となり、組み合わせ天板の上下に渡る電源ケーブル等を容易に配索することができる。一つの単位外周縁部に対する突出部の数は、一つでも複数でもよい。
このように、上記構成によれば、天板拡張性、設置容易性、索状部材取り出し性の高い組み什器を提供することができる。
【0007】
(2)上記(1)の態様に係る組み什器において、第一天板の外周部には、第一天板の外周側に凸の突出形状をなす複数の突出部が形成され、組み合わせ天板の内周側には、複数の対向縁部で囲まれた多角形状の天板配置開口部が形成され、第一天板の平面視の中心から各突出部の突出先端部までの距離は、天板配置開口部の平面視の中心から多角形状の各辺の長さ方向中央部までの距離よりも長いことが好ましい。
本態様によれば、第一天板の周囲に複数の第二天板を配置して組み合わせ天板を形成したとき、第一天板の中心から各突出部の突出先端部までの距離を、天板配置開口部の中心から多角形状の各辺の長さ方向中央部までの距離よりも長く設定することで、天板配置開口部内で第一天板が回転することが規制され、第一天板を規定の位置および向きに配置した組み什器を容易に設置することができる。
ここで、突出部の数を「a」、天板配置開口部の多角形状の辺の数を「b」としたとき、本態様は「a≧b」の関係を満たす。すなわち、全ての突出部が天板配置開口部の多角形状の角部にある構成に限らず、複数の突出部の一部が天板配置開口部の多角形状の角部以外の箇所にあっても構わない。
また、「a=b×n(nは自然数)」の関係であれば、多角形状の一つの辺に対向する突出部の数を等しくすることができ、見た目が良くなる。さらに、「n=1」であれば、突出部が天板配置開口部の角部にあることになるため、第一天板の周囲に第二天板を配置する際、第二天板の対向縁部を第一天板の単位外周縁部に沿わせやすい。また、「n≧2」の場合よりも対向縁部および単位外周縁部の間の隙間を大きくすることができる。
【0008】
(3)上記(1)又は(2)の態様に係る組み什器において、離間部の下方に、第一天板又は第二天板に支持された棚部を備えていることが好ましい。
本態様によれば、組み合わせ天板を上下に貫通する離間部からアクセスしやすい位置に棚部を設けることで、各種ケーブルを接続するタップやハブなどの関連部品を離間部からアクセスしやすい位置配置可能となり、組み什器の使い勝手を向上させることができる。
【0009】
(4)上記(1)から(3)の何れか一つの態様に係る組み什器において、組み合わせ天板を形成したとき、一つの単位外周縁部に一つの対向縁部が対向して配置され、単位外周縁部および対向縁部の組み合わせ毎に、一対の近接部と、これら一対の近接部の間の一つの離間部と、が設定されていることが好ましい。
本態様によれば、一つの単位外周縁部と一つの対向縁部との組み合わせ毎に、一対の近接部と一つの離間部とを設定することで、簡易な構成で第二天板の位置および向きを規定しやすく、第一天板および第二天板の製造を容易にするとともに、組み什器の設置を容易にすることができる。
【0010】
(5)上記(1)から(4)の何れか一つの態様に係る組み什器において、組み合わせ天板を形成したとき、第一天板の周方向で隣接する第二天板は、各々の周方向の側端部同士を当接可能であることが好ましい。
本態様によれば、複数の第二天板で第一天板の周囲を取り囲んだ際に、周方向で隣接する第二天板同士を当接させることで、第二天板の位置合わせを容易にすることができる。また、第一天板の周囲を複数の第二天板で隙間なく囲むことが可能となり、一体感のある組み合わせ天板を形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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