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公開番号2024158940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074591
出願日2023-04-28
発明の名称自吸式ポンプ装置
出願人ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人弁理士法人上野特許事務所
主分類F04D 9/02 20060101AFI20241031BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】自吸式ポンプ装置の自吸性能を極力低下させることなく、装置を小型化する。
【解決手段】液体が充填される空間であるポンプ室と、前記ポンプ室内に突き出し、液体を前記ポンプ室内に送り出す筒状部である室内筒部と、前記ポンプ室内に設けられた、インペラが配置される空間であるインペラ室と、前記室内筒部から前記インペラ室への管状の流路を形成する流路部材と、前記室内筒部の外周面に装着され、前記流路部材の入口部分と前記室内筒部との隙間を塞ぐシール部材と、を備える自吸式ポンプ装置によりこれを解決する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
液体が充填される空間であるポンプ室と、
前記ポンプ室内に突き出し、液体を前記ポンプ室内に送り出す筒状部である室内筒部と、
前記ポンプ室内に設けられた、インペラが配置される空間であるインペラ室と、
前記室内筒部から前記インペラ室への管状の流路を形成する流路部材と、
前記室内筒部の外周面に装着され、前記流路部材の入口部分と前記室内筒部との隙間を塞ぐシール部材と、を備える、
自吸式ポンプ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記シール部材は、
環形状の本体部と、
前記室内筒部の外周面と前記本体部との間に挟まれるOリングと、
前記流路部材の入口部分と前記本体部との間に挟まれるOリングと、を有する、
請求項1に記載の自吸式ポンプ装置。
【請求項3】
前記流路部材は、
前記室内筒部への液体の逆流を阻止する逆止弁を内部に保持する弁保持部材と、
前記インペラ室を区画するケース体の一部を構成するケース部材と、を有し、
前記シール部材は、前記弁保持部材の入口部分と前記室内筒部との隙間を塞ぐ、
請求項1に記載の自吸式ポンプ装置。
【請求項4】
前記室内筒部は、前記ポンプ室を内部に有する容器体と一体に成形され、
前記容器体および前記弁保持部材は樹脂製の部材である、
請求項3に記載の自吸式ポンプ装置。
【請求項5】
前記流路部材は、前記室内筒部への液体の逆流を阻止する逆止弁を有しており、
本装置の設置後において、
前記室内筒部は前記ポンプ室内に水平方向に突き出すよう配置され、
前記室内筒部は、その上側よりも下側の方が長く突き出すよう、その先端の開口が斜めに形成されており、
前記逆止弁は、重力によって前記室内筒部の開口に被さることでこれを塞ぎ、
前記シール部材の、前記室内筒部の突出方向に沿う方向の寸法を該シール部材の厚みというときに、前記シール部材は、前記室内筒部の先端の形状に沿って、その上側よりも下側の方が肉厚に形成されている、
請求項1に記載の自吸式ポンプ装置。
【請求項6】
本装置の設置後において、
前記インペラ室は前記ポンプ室の底部に設けられ、
前記インペラはその軸線方向が水平になるように配置され、
前記インペラ室を区画するケース体の下端部には、該インペラ室から流出した液体が該インペラ室に再流入するための貫通穴である循環口が形成されている、
請求項1に記載の自吸式ポンプ装置。
【請求項7】
前記ケース体のうち、前記インペラをその周方向に取り囲む壁を該ケース体の側壁というときに、
前記循環口は前記側壁に形成され、
前記循環口は、前記インペラの軸線方向において、前記インペラの羽根の位置とは重ならない位置に設けられている、
請求項6に記載の自吸式ポンプ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は自吸式ポンプ装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献には、インペラの回転軸が水平に配置された自吸式ポンプ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-291581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自吸式ポンプ装置は、一般に、気体と液体とを分離する気液分離室の容積が減少すると、その自吸性能が低下する。そのため、自吸式ポンプを小型化するにあたっては、自吸性能の維持が課題となる。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、自吸式ポンプ装置の自吸性能を極力低下させることなく、装置を小型化することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の自吸式ポンプ装置は、液体が充填される空間であるポンプ室と、前記ポンプ室内に突き出し、液体を前記ポンプ室内に送り出す筒状部である室内筒部と、前記ポンプ室内に設けられた、インペラが配置される空間であるインペラ室と、前記室内筒部から前記インペラ室への管状の流路を形成する流路部材と、前記室内筒部の外周面に装着され、前記流路部材の入口部分と前記室内筒部との隙間を塞ぐシール部材と、を備えることを要旨とする。
【0007】
筒状部からインペラ室への流路をポンプ室内の他の空間から隔絶するにあたり、これをポンプ室内の形状や構造により実現しようとする場合、ポンプ室の容積やスペース効率がその影響を受けることとなる。本発明のように、流路部材が、筒状部に装着されるシール部材を別途備えることにより、流路部材の形状やその配置、ポンプ室内の構造、及びこれらの成形方法について、その自由度を高めることができる。これにより、ポンプ室の容積を極力低下させることなく、つまり、自吸式ポンプ装置の自吸性能を極力低下させることなく、装置を小型化することが可能となる。
【0008】
このとき、前記シール部材は、環形状の本体部と、前記室内筒部の外周面と前記本体部との間に挟まれるOリングと、前記流路部材の入口部分と前記本体部との間に挟まれるOリングと、を有することが好ましい。これにより、簡易かつ低コストでありながらも高い信頼性で隙間を密封することができる。
【0009】
また、前記流路部材は、前記室内筒部への液体の逆流を阻止する逆止弁を内部に保持する弁保持部材と、前記インペラ室を区画するケース体の一部を構成するケース部材と、を有し、前記シール部材は、前記弁保持部材の入口部分と前記室内筒部との隙間を塞ぐことが好ましい。自吸式ポンプ装置に必要となる種々の構成を流路部材が兼ねることにより、装置全体としての部品点数や組立工数が抑えられる。
【0010】
またこのとき、前記室内筒部は、前記ポンプ室を内部に有する容器体と一体に成形され、前記容器体および前記弁保持部材は樹脂製の部材であることが好ましい。流路部材を複数の部材に分割することにより、各部材やその成形金型の構造を簡潔にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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