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公開番号2024158842
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074406
出願日2023-04-28
発明の名称電池システムおよび電池システムの異常検知方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/48 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】全固体電池からの硫化水素の発生を速やかに検知することが可能な電池システムを提供する。
【解決手段】電池システム100は、全固体電池セル221が密閉された複数のパック222を備える。電池システム100(ECU150)は、複数のパック222の各々の内圧の変化に起因する複数のパック222の各々の変形を検知する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
全固体電池セルが密閉された少なくとも1つのパックと、
前記少なくとも1つのパックの内圧の変化に起因する前記少なくとも1つのパックの変形を検知する検知部と、を備える、電池システム。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つのパックは、複数のパックを含み、
前記検知部は、前記複数のパックの各々の変形を検知する、請求項1に記載の電池システム。
【請求項3】
前記検知部は、前記少なくとも1つのパックと非接触状態で、前記少なくとも1つのパックの変形を検知する、請求項1または2に記載の電池システム。
【請求項4】
前記検知部は、
撮像部を含み、
前記撮像部により撮像された前記少なくとも1つのパックの画像に基づいて、前記少なくとも1つのパックの変形を検知する、請求項3に記載の電池システム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのパックは、前記内圧が所定値以上になった場合にガスを排出する排出弁を含み、
前記検知部は、前記排出弁が開弁していることを示す前記画像に基づいて、前記少なくとも1つのパックの変形を検知する、請求項4に記載の電池システム。
【請求項6】
前記少なくとも1つのパックは、所定の方向に並ぶ複数のパックを含み、
前記撮像部は、前記所定の方向に沿って移動可能に構成されている、請求項4に記載の電池システム。
【請求項7】
前記検知部は、歪みゲージを含み、
前記歪みゲージは、前記少なくとも1つのパックのうち、前記内圧の変化に起因して変形する部分に接触状態で取り付けられている、請求項1または2に記載の電池システム。
【請求項8】
前記検知部は、圧力センサを含み、
前記圧力センサは、前記少なくとも1つのパックのうち、前記内圧の変化に起因して変形する部分に設けられている、請求項1または2に記載の電池システム。
【請求項9】
全固体電池セルを備える電池システムの異常検知方法であって、
前記全固体電池セルが密閉されたパックを準備する工程と、
前記パックの内圧の変化に起因する前記パックの変形を検知する工程と、を備える、電池システムの異常検知方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池システムおよび電池システムの異常検知方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特開2022-046077号公報(特許文献1)には、バッテリケース内の全固体電池から発生した硫化水素の濃度等を、バッテリケース内に配置されたセンサにより検知する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-046077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の構成では、バッテリケース内に硫化水素が一定以上流出しなければ、硫化水素の発生を検知することが困難である。これに対し、全固体電池からの硫化水素等のガスの発生を速やかに検知することが可能なシステムが望まれている。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、全固体電池からのガスの発生を速やかに検知することが可能な電池システムおよび電池システムの異常検知方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の局面に係る電池システムは、全固体電池セルが密閉された少なくとも1つのパックと、上記少なくとも1つのパックの内圧の変化に起因する上記少なくとも1つのパックの変形を検知する検知部と、を備える。
【0007】
本開示の第1の局面に係る電池システムでは、上記のように、パックの内圧の変化に起因するパックの変形が検知される。これにより、たとえば、パックに比べて容量が十分に大きいバッテリケースにおける硫化水素の濃度等に基づいて硫化水素の発生を検知する場合に比べて、ガスの発生量が少量でも、ガスの発生を容易に検知することができる。その結果、全固体電池セルからのガスの発生を速やかに検知することができる。
【0008】
上記第1の局面に係る電池システムにおいて、好ましくは、上記少なくとも1つのパックは、複数のパックを含む。検知部は、複数のパックの各々の変形を検知する。ここで、複数のパックを収容するバッテリケース内の硫化水素の濃度等を検知する場合、いずれのパックから硫化水素が発生しているかを判断することは困難である。これに対し、上記のように構成することにより、複数のパックの各々における変形の有無を検知することができる。その結果、複数のパックのうちのどのパックからガスが発生しているかを容易に検知することができる。
【0009】
上記第1の局面に係る電池システムにおいて、好ましくは、検知部は、上記少なくとも1つのパックと非接触状態で、上記少なくとも1つのパックの変形を検知する。このように構成すれば、検知部が上記少なくとも1つのパックと接触している場合と異なり、パックの変形時に検知部がパックから圧力を受けるのを防止することができる。その結果、検知部が劣化するのを抑制することができる。
【0010】
この場合、好ましくは、検知部は、撮像部を含み、撮像部により撮像された上記少なくとも1つのパックの画像に基づいて、上記少なくとも1つのパックの変形を検知する。このように構成すれば、パックの変形を画像を用いて容易に検知することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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