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公開番号
2024158087
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072952
出願日
2023-04-27
発明の名称
監視システムおよび監視方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
G06F
11/07 20060101AFI20241031BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ユーザにとって必要なメトリクスを優先して取得し得る監視システムを提供する。
【解決手段】所定のユーザにより所定の障害について障害調査が行われる場合、マネージャホストは、記憶部により記憶されている所定のユーザの操作履歴の中から、所定の障害を示したメトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の障害が発生してからの所定の期間分の操作履歴を抽出し、抽出した操作履歴をメトリクスの分類ごとに計数し、エージェントホストが取得するメトリクスの優先度をメトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の操作履歴の数に基づいて決定し、決定した優先度に従ってエージェントホストにメトリクスを要求し、エージェントホストは、マネージャホストによる要求に応じてメトリクスをマネージャホストに送信し、マネージャホストは、エージェントホストから送信されたメトリクスを所定のユーザのユーザ端末に送信するようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
監視対象のメトリクスを取得するエージェントホストと、
前記エージェントホストにより取得されたメトリクスを管理するマネージャホストと、
前記エージェントホストにより取得されたメトリクスが障害調査のために前記マネージャホストによりユーザ端末に送信されたことを示す操作履歴を記憶する記憶部と、
を備え、
所定のユーザにより所定の障害について障害調査が行われる場合、
前記マネージャホストは、前記記憶部により記憶されている前記所定のユーザの操作履歴の中から、前記所定の障害を示したメトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の障害が発生してからの所定の期間分の操作履歴を抽出し、抽出した操作履歴をメトリクスの分類ごとに計数し、前記エージェントホストが取得するメトリクスの優先度を前記メトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の操作履歴の数に基づいて決定し、決定した優先度に従って前記エージェントホストにメトリクスを要求し、
前記エージェントホストは、前記マネージャホストによる要求に応じてメトリクスを前記マネージャホストに送信し、
前記マネージャホストは、前記エージェントホストから送信されたメトリクスを前記所定のユーザのユーザ端末に送信する、
監視システム。
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【請求項2】
前記マネージャホストは、前記所定の期間として、前記所定の障害が発生してから前記所定のユーザがログインするまでの経過時間を算出し、前記記憶部により記憶されている前記所定のユーザの操作履歴の中から、前記所定の障害を示したメトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の障害が発生してからの前記経過時間分の操作履歴を抽出する、
請求項1に記載の監視システム。
【請求項3】
前記マネージャホストは、前記記憶部により記憶されている前記所定のユーザの操作履歴の中から、前記所定の障害を示すメトリクスが取得された監視対象の種別および前記メトリクスの系統が一致する監視対象の種別およびメトリクスの系統の障害が発生してからの所定の期間分の操作履歴を抽出し、抽出した操作履歴を監視対象の種別およびメトリクスの系統ごとに計数し、前記エージェントホストが取得するメトリクスの優先度を前記メトリクスが取得される監視対象の種別および前記メトリクスの系統が一致する監視対象の種別およびメトリクスの系統の操作履歴の数に基づいて決定し、決定した優先度に従って前記エージェントホストにメトリクスを要求する、
請求項1に記載の監視システム。
【請求項4】
前記マネージャホストは、第1のシステムに含まれる複数のエージェントホストの各々により取得されたメトリクスと、前記第1のシステムとは異なる第2のシステムに含まれる複数のエージェントホストの各々により取得されたメトリクスと、を管理し、
前記第1のシステムの第1のエージェントホストが取得するメトリクスが第1の障害を示し、前記第1の障害について所定のユーザにより障害調査が行われる場合、前記マネージャホストは、
前記記憶部により記憶されている前記所定のユーザの操作履歴の中から、前記第1の障害のメトリクスの分類と一致するメトリクスの分類の第2の障害が発生してからの所定の期間分の操作履歴を抽出し、
前記第2の障害が発生した第2のエージェントホストが含まれるシステムが前記第2のシステムであるとき、前記第2のエージェントホストと前記第2のシステムの他のエージェントホストと間に構成されている構成要素の数であるhop数を前記第2のシステムの構成情報をもとに算出し、
前記所定の期間分の操作履歴をメトリクスの分類およびhop数ごとに計数し、
前記所定の期間分の操作履歴に係るメトリクスの優先度を、前記メトリクスの分類および前記メトリクスを取得するエージェントホストのhop数が一致するメトリクスの分類およびhop数の操作履歴の数に応じて決定し、
前記第1のエージェントホストと、前記第1のシステムの他のエージェントホストとの間に構成されている構成要素の数であるhop数を前記第1のシステムの構成情報をもとに算出し、
前記第1のシステムに含まれる複数のエージェントホストの各々に送信するメトリクスの優先度を、前記メトリクスの分類および前記メトリクスを取得するエージェントホストのhop数が一致するメトリクスの優先度に応じて決定する、
請求項1に記載の監視システム。
【請求項5】
前記記憶部には、障害を示したメトリクスの分類を示す情報と、前記障害が発生した日時の情報と、前記障害が復旧した日時の情報とを含む障害情報が記憶され、
前記所定の障害を示したメトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の障害が複数ある場合、前記マネージャホストは、
前記記憶部に記憶されている障害情報をもとに、前記複数の障害の各々について、障害が継続した時間を示す障害継続時間を算出し、
前記複数の障害の中から、算出した障害継続時間が最も短い一の障害を特定し、
前記記憶部により記憶されている前記所定のユーザの操作履歴の中から、前記一の障害が発生してからの所定の期間分の操作履歴を抽出する、
請求項1に記載の監視システム。
【請求項6】
前記マネージャホストは、決定した優先度が高いほどメトリクスを送信する間隔を短くするように設定し、設定した間隔でメトリクスを送信するように前記エージェントホストに要求する、
請求項1に記載の監視システム。
【請求項7】
前記マネージャホストは、ユーザにより障害調査が行われる障害を指定可能な画面を前記ユーザのユーザ端末に提供し、
前記画面を介して所定のユーザにより所定の障害が指定された場合、前記マネージャホストは、前記記憶部により記憶されている前記所定のユーザの操作履歴の中から、前記所定のユーザにより指定された前記所定の障害を示したメトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の障害が発生してからの所定の期間分の操作履歴を抽出し、抽出した操作履歴をメトリクスの分類ごとに計数し、前記エージェントホストが取得するメトリクスの優先度を前記メトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の操作履歴の数に基づいて決定し、決定した優先度に従って前記エージェントホストにメトリクスを要求する、
請求項1に記載の監視システム。
【請求項8】
監視対象のメトリクスを取得するエージェントホストと、前記エージェントホストにより取得されたメトリクスを管理するマネージャホストと、前記エージェントホストにより取得されたメトリクスが障害調査のために前記マネージャホストによりユーザ端末に送信されたことを示す操作履歴を記憶する記憶部と、を備える監視システムにおける監視方法であって、
所定のユーザにより所定の障害について障害調査が行われる際、
前記マネージャホストが、前記記憶部により記憶されている前記所定のユーザの操作履歴の中から、前記所定の障害を示したメトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の障害が発生してからの所定の期間分の操作履歴を抽出し、抽出した操作履歴をメトリクスの分類ごとに計数し、前記エージェントホストが取得するメトリクスの優先度を前記メトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の操作履歴の数に基づいて決定し、決定した優先度に従って前記エージェントホストにメトリクスを要求することと、
前記エージェントホストが、前記マネージャホストによる要求に応じてメトリクスを前記マネージャホストに送信することと、
前記マネージャホストが、前記エージェントホストから送信されたメトリクスを前記所定のユーザのユーザ端末に送信することと、
を含む監視方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、障害を監視する技術に関する。
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【背景技術】
【0002】
近年、システムの大規模化に伴い、システム管理者、アプリ開発者等のユーザがシステム監視時に取得して解析するデータ、より具体的には、メモリ使用率、データ転送速度といったメトリクスが多くなっている。
【0003】
例えば、システムに障害が発生した場合、ユーザは、メトリクスを用いて、その障害の対応を行っている。その際、取得するメトリクスを制限することで解析対象のデータ量を削減できるので、障害の対応を迅速に行うことができる。
【0004】
この点、監視基盤の時系列データベースのリソースの浪費を削減し、かつ、運用管理者の監視にかかるコストを削減できるシステムが開示されている(特許文献1参照)。かかるシステムによれば、監視対象毎に、時系列データベースの現在の設定情報と、時系列データの操作履歴および時系列データの量の情報に基づいて、時間情報を含む設定情報の変更案が生成されるので、時系列データベースに格納する時系列データ量を削減できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6029951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
障害の対応のために取得するメトリクスを制限する際、ユーザにとって必要なメトリクスは異なり、特許文献1に記載の技術では、何を基準にメトリクスを選定すべきか判断できない。結果として、効果的なデータ量の削減が実行できない。
【0007】
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、ユーザにとって必要なメトリクスを優先して取得し得る監視システム等を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明においては、監視対象のメトリクスを取得するエージェントホストと、前記エージェントホストにより取得されたメトリクスを管理するマネージャホストと、前記エージェントホストにより取得されたメトリクスが障害調査のために前記マネージャホストによりユーザ端末に送信されたことを示す操作履歴を記憶する記憶部と、を備え、所定のユーザにより所定の障害について障害調査が行われる場合、前記マネージャホストは、前記記憶部により記憶されている前記所定のユーザの操作履歴の中から、前記所定の障害を示したメトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の障害が発生してからの所定の期間分の操作履歴を抽出し、抽出した操作履歴をメトリクスの分類ごとに計数し、前記エージェントホストが取得するメトリクスの優先度を前記メトリクスの分類が一致するメトリクスの分類の操作履歴の数に基づいて決定し、決定した優先度に従って前記エージェントホストにメトリクスを要求し、前記エージェントホストは、前記マネージャホストによる要求に応じてメトリクスを前記マネージャホストに送信し、前記マネージャホストは、前記エージェントホストから送信されたメトリクスを前記所定のユーザのユーザ端末に送信するようにした。
【0009】
上記構成によれば、例えば、過去の経験が反映された操作履歴に基づくメトリクスが優先して取得され、かつ、データ量が削減されるので、障害の対応を早めることができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、保守性の高い監視システムを実現することができる。上記以外の課題、構成、および効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
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