TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024158065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072914
出願日2023-04-27
発明の名称無線通信変換器および巡回型検針システム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類G08C 15/00 20060101AFI20241031BHJP(信号)
要約【課題】従来に比して省電力化することができるとともに、検針員が巡回しながら自然にデータを収集することができる無線通信変換器を得ること。
【解決手段】無線通信変換器は、計量器と通信を行う計量器通信部と、携帯端末と無線通信を行う無線通信部と、計量器からの検針値の収集と携帯端末への検針値データの無線通信部を介した送信とを行うデータ管理部と、を備える。無線通信部は、携帯端末から次回収集日時データを含む設定データを受信した後にデータ送信モードに遷移して、計量器通信部が計量器から取得した検針値と検針値を収集した日時である検針日時とを含む検針値データを携帯端末に送信し、検針値データの送信を定められた期間実施した後にスリープモードに遷移して、動作を停止する。データ管理部は、現在時刻が次回収集日時データから得られる検針予約日時を経過すると計量器からの検針値を計量器通信部を介して収集する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
計量器と通信を行う計量器通信部と、
前記計量器の検針値を収集する携帯端末と無線通信を行う無線通信部と、
前記計量器からの前記検針値の収集と、前記携帯端末への前記検針値を含む検針値データの前記無線通信部を介した送信と、を行うデータ管理部と、
を備え、
前記無線通信部は、前記携帯端末から次回の前記検針値の収集日時を示す次回収集日時データを含む設定データを受信した後にデータ送信モードに遷移して、前記計量器通信部が前記計量器から取得した前記検針値と前記検針値を収集した日時である検針日時とを含む検針値データを前記携帯端末に送信し、前記検針値データの送信を定められた期間実施した後にスリープモードに遷移して、動作を停止し、
前記データ管理部は、現在時刻が前記次回収集日時データから得られる検針予約日時を経過すると前記計量器からの前記検針値を前記計量器通信部を介して収集することを特徴とする無線通信変換器。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記検針値データを暗号化した暗号化検針値データを生成する送信データ生成部と、
前記検針予約日時を記憶する記憶部と、
をさらに備え、
前記データ管理部は、
前記携帯端末から受信した前記設定データに含まれている前記次回収集日時データから前記計量器に対して前記検針値を取得しに行く日時を示す前記検針予約日時を生成して前記記憶部に保存し、
現在時刻が前記検針予約日時を経過すると前記計量器から前記検針値を収集し、前記検針値から前記検針値データを生成し、前記送信データ生成部によって生成された前記暗号化検針値データを無手順の送信方法で前記無線通信部を介して前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の無線通信変換器。
【請求項3】
前記無線通信部は、
前記スリープモードのときに現在時刻が前記検針予約日時を経過し、前記データ管理部によって前記検針値が収集されると設定データ受信モードに遷移して、前記携帯端末から前記設定データを受信し、
前記設定データを受信し、前記設定データから生成される前記次回の検針予約日時で前記記憶部の前記検針予約日時が更新されると、前記データ送信モードに遷移することを特徴とする請求項2に記載の無線通信変換器。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1つに記載の無線通信変換器と、
前記携帯端末と、
を備え、
前記携帯端末は、
前記無線通信変換器と無線通信を行う無線通信部と、
前記検針値データを記憶する記憶部と、
前記無線通信変換器から前記無線通信部を介して受信する前記検針値データについて、前記検針値データ中の前記検針日時と、前記無線通信変換器から前記検針値を収集する日時を含む巡回スケジュール情報と、を用いて前記検針値データを前記記憶部に保存するか否かを判定するデータ管理部と、
を有することを特徴とする巡回型検針システム。
【請求項5】
前記携帯端末の前記データ管理部は、前記設定データを前記無線通信部を介して無手順の通信方法で送信することを特徴とする請求項4に記載の巡回型検針システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電力、ガス、水道などの使用量のデータを収集する無線通信変換器および巡回型検針システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、無線通信機能を有し、電力使用量の検針値を無線通信にて検針員が所有する携帯端末へ送信する電力量計が普及している。特許文献1には、無線通信装置を有する電力量計から携帯端末に検針値を収集する場合に、携帯端末は、電力量計との無線通信が可能な範囲に入ると、無線通信装置と無線通信を開始して自動的に検針値を収集する技術が開示されている。また、特許文献2には、電力量計等の検針値を電力量計等に設けられる無線通信装置から顧客の携帯端末に近距離無線データ通信機能で送信し、顧客の携帯端末から検針値を事業者が管理するデータ収集システムへ送信する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/101419号
特開2001-273581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザの携帯端末を介して検針値を無線通信にて送受信する方式には、携帯端末側から検針値の取得を要求する検針値取得要求の送信を開始して電力量計等に設けられる無線通信装置との間の通信の接続を行って収集する接続方式と、検針値を保持している無線通信装置側が現在の検針値を一定周期で発呼し、この発呼データを携帯端末側で受信するビーコン方式と、がある。特許文献1に記載の技術のように検針員が巡回して検針値を収集する場合に、検針員が所有する携帯端末から検針値を保持する無線通信装置に対して都度接続してデータを収集する接続方式では、携帯端末側から検針値の取得の操作が必要であること、および接続自体に時間を要することから、収集に有意な時間がかかってしまう。このため、巡回をしながら自然とデータが収集されるシステムを実現することができないという問題があった。また、検針員が巡回して検針値を収集する場合にビーコン方式を適用した場合には、発呼間隔を短くすることで巡回をしながら自然と携帯端末にデータが集まるようなシステムとすることは可能であるが、電池駆動をしている無線通信装置が常にデータ送信を行うこととなる。このため、通信端末における電池消費が激しくなり、検針に求められる8年程度の電池駆動を達成することができないという問題があった。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、従来に比して省電力化することができるとともに、検針員が巡回しながら自然にデータを収集することができる無線通信変換器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る無線通信変換器は、計量器と通信を行う計量器通信部と、計量器の検針値を収集する携帯端末と無線通信を行う無線通信部と、計量器からの検針値の収集と、携帯端末への検針値を含む検針値データの無線通信部を介した送信と、を行うデータ管理部と、を備える。無線通信部は、携帯端末から次回の検針値の収集日時を示す次回収集日時データを含む設定データを受信した後にデータ送信モードに遷移して、計量器通信部が計量器から取得した検針値と検針値を収集した日時である検針日時とを含む検針値データを携帯端末に送信し、検針値データの送信を定められた期間実施した後にスリープモードに遷移して、動作を停止する。データ管理部は、現在時刻が次回収集日時データから得られる検針予約日時を経過すると計量器からの検針値を計量器通信部を介して収集する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、従来に比して省電力化することができるとともに、検針員が巡回しながら自然にデータを収集することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る巡回型検針システムの構成の一例を模式的に示す図
実施の形態1に係る巡回型検針システムを構成する携帯端末の機能構成の一例を模式的に示す図
巡回スケジュール設定画面の一例を示す図
変換器ID設定画面の一例を示す図
携帯端末の無線通信部の動作モードを説明するための状態遷移図
実施の形態1に係る巡回型検針システムを構成する無線通信変換器の機能構成の一例を模式的に示す図
無線通信変換器の無線通信部の動作モードを説明するための状態遷移図
実施の形態1に係る巡回型検針システムを構成するメータの機能構成の一例を模式的に示す図
携帯端末での次回巡回日時設定動作の手順の一例を示すフローチャート
無線通信変換器での検針値収集動作の手順の一例を示すフローチャート
無線通信変換器および携帯端末での巡回日時設定および検針値送信動作の手順の一例を示すフローチャート
図11の携帯端末の検針値データの判定処理の手順の一例を示すフローチャート
実施の形態1に係る携帯端末を実現するコンピュータシステムの構成の一例を示すブロック図
専用の処理回路の一例を示すブロック図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示の実施の形態に係る無線通信変換器および巡回型検針システムを図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る巡回型検針システムの構成の一例を模式的に示す図である。図1に示されるように、巡回型検針システム100は、検針員による検針作業で使用される携帯端末1と、需要家における水道、ガス、熱量などの使用量を計測する計量器である1台以上のメータ2と、メータ2から使用量を示す検針値を収集して携帯端末1へ無線通信によってデータ送信する1台以上の無線通信変換器3と、を備える。この例では、無線通信変換器3の無線通信は、Bluetooth(登録商標)方式で行われるものとするが、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 802.15.4等の他方式で行われてもよい。熱量の一例は電力量である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

三菱電機株式会社
換気扇
10日前
三菱電機株式会社
電機機器
4日前
三菱電機株式会社
照明器具
2日前
三菱電機株式会社
端子構造
23日前
三菱電機株式会社
照明器具
11日前
三菱電機株式会社
半導体装置
10日前
三菱電機株式会社
温水熱源機
10日前
三菱電機株式会社
手乾燥装置
10日前
三菱電機株式会社
半導体装置
10日前
三菱電機株式会社
空気清浄機
16日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
3日前
三菱電機株式会社
溝加工方法
9日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
11日前
三菱電機株式会社
レーダ装置
3日前
三菱電機株式会社
空気清浄機
16日前
三菱電機株式会社
空気清浄機
16日前
三菱電機株式会社
空気清浄機
16日前
三菱電機株式会社
電磁石装置
23日前
三菱電機株式会社
空気清浄機
16日前
三菱電機株式会社
電気掃除機
23日前
三菱電機株式会社
レーダ装置
2日前
三菱電機株式会社
半導体装置
23日前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
3日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
4日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
4日前
三菱電機株式会社
アンテナ装置
2日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
2日前
三菱電機株式会社
換気システム
23日前
三菱電機株式会社
空調システム
3日前
三菱電機株式会社
誘導加熱調理器
3日前
三菱電機株式会社
半導体試験装置
23日前
三菱電機株式会社
筐体の冷却構造
23日前
三菱電機株式会社
半導体製造装置
2日前
三菱電機株式会社
照明制御システム
23日前
三菱電機株式会社
電力融通システム
10日前
三菱電機株式会社
浴槽洗浄システム
23日前
続きを見る