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公開番号2024157733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023072270
出願日2023-04-26
発明の名称競技の得点集計システム
出願人リーガルプラネット株式会社
代理人個人
主分類A63B 71/06 20060101AFI20241031BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】得点の集計対象となる競技者が変わった場合に、集計結果が誤った内容となったり、係員の操作ミスが発生することを確実に防止し競技の運営を円滑に行なう。
【解決手段】競技者が競技を開始する前に、管理用情報処理装置14に対して当該競技者に対応付けられた競技者識別情報を特定するための第1操作がなされることにより音声再生用データベース14Eから競技者識別情報に対応する音声再生用情報を読み出して競技が行われる会場に設置された会場用音声出力装置18に供給し、会場用音声出力装置18によって競技者識別情報および前記関連情報の一部または全てを音声によって出力するようにした。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
競技者が行った競技の競技内容を評価する数値を決定する複数の審判員のそれぞれに設置された複数の数値入力装置と、
前記複数の数値入力装置から送信された数値に基いて前記競技内容を評価する得点を集計すると共に、集計した前記得点を、前記競技者を識別する競技者識別情報および前記競技者と関連する関連情報と対応付けて前記競技が行われる会場に設置された会場用表示装置に表示させる管理用情報処理装置とを備える得点集計システムであって、
前記管理用情報処理装置は、
前記競技者識別情報と、前記競技者識別情報および前記関連情報の少なくとも一部を含む音声再生用情報とを対応付けて格納する音声再生用データベースと、
前記競技者が競技を開始する前に、前記管理用情報処理装置に対して当該競技者に対応付けられた前記競技者識別情報を特定するための第1操作がなされることにより前記音声再生用データベースから前記競技者識別情報に対応する前記音声再生用情報を読み出して前記競技が行われる会場に設置された会場用音声出力装置に供給することで前記音声再生用情報に基づく音声を出力させる音声出力制御部とを備える、
ことを特徴とする競技の得点集計システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記音声出力制御部は、前記第1操作に次いで前記管理用情報処理装置に対する前記音声の出力を指示する音声指示操作がなされた場合に、前記会場用音声出力装置による前記音声再生用情報に基づく前記音声の出力を行わせる、
ことを特徴とする請求項1記載の競技の得点集計システム。
【請求項3】
前記音声再生用情報はテキストデータであり、
前記会場用音声出力装置は、前記テキストデータを読み上げることで音声情報を合成する音声合成部と、前記音声情報に基いて音声を再生する音声再生部とを備える、
ことを特徴とする請求項1または2記載の競技の得点集計システム。
【請求項4】
前記管理用情報処理装置と前記会場用音声出力装置とは有線回線または無線回線を介して通信可能に接続され、
前記音声出力制御部による前記テキストデータの前記音声合成部への供給は、前記有線回線または前記無線回線を介してなされる、
ことを特徴とする請求項3記載の競技の得点集計システム。
【請求項5】
前記音声再生用情報は音声ファイルで構成された音声情報であり、
前記会場用音声出力装置は、前記音声情報に基いて音声を再生する音声再生部を備える、
ことを特徴とする請求項1または2記載の競技の得点集計システム。
【請求項6】
前記管理用情報処理装置と前記会場用音声出力装置とは有線回線または無線回線を介して通信可能に接続され、
前記音声出力制御部による前記音声ファイルの前記音声再生部への供給は、前記有線回線または前記無線回線を介してなされる、
ことを特徴とする請求項5記載の競技の得点集計システム。
【請求項7】
前記競技者識別情報と、音楽ファイルで構成された音楽情報とを対応付けて格納する音楽情報データベースと、
前記競技者が競技を開始する際に、当該競技者に対応付けられた前記競技者識別情報が特定された状態で、前記管理用情報処理装置に対して前記音楽情報を再生するための第2操作がなされると、前記音楽情報データベースから前記特定された競技者識別情報に対応する前記音楽情報を読み出して前記会場用音声出力装置に供給することで前記音楽情報に基いて前記競技者に対応付けられた伴奏音楽を出力させる音楽出力制御部とを備える、
ことを特徴とする請求項1から6の何れか1項記載の競技の得点集計システム。
【請求項8】
前記管理用情報処理装置と前記会場用音声出力装置とは有線回線または無線回線を介して通信可能に接続され、
前記音楽出力制御部による前記音楽情報の前記会場用音声出力装置への供給は、前記有線回線または前記無線回線を介してなされる、
ことを特徴とする請求項7記載の競技の得点集計システム。
【請求項9】
前記管理用情報処理装置を有線回線または無線回線を介して遠隔操作可能に構成された端末装置を設け、
前記管理用情報処理装置に対する前記第1操作は、前記端末装置による遠隔操作によりなされる、
ことを特徴とする請求項1または2記載の競技の得点集計システム。
【請求項10】
前記管理用情報処理装置を有線回線または無線回線を介して遠隔操作可能に構成された端末装置を設け、
前記管理用情報処理装置に対する前記音声指示操作は、前記端末装置による遠隔操作によりなされる、
ことを特徴とする請求項2記載の競技の得点集計システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の審判員によって競技内容を評価する数値が決定され、当該数値に基づいて得点が集計される競技の得点集計システムに関する。
続きを表示(約 4,700 文字)【背景技術】
【0002】
競技者(以下選手ともいう)が行なった競技の競技内容を評価する数値が複数の審判員によって決定され、その数値に基づいて得点が集計される個人あるいは団体の競技、例えば、新体操など競技の得点集計システムが提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、この得点集計システムでは、複数の審判員の手元に数値を入力するための数値入力装置(ノート型パーソナルコンピュータあるいはタブレット型パーソナルコンピュータなど)が配置され、それら複数の数値入力装置が通信回線を介して管理用情報処理装置に接続されている。
競技毎に各審判員が数値を複数の数値入力装置に入力すると、各数値は通信回線を介して管理用情報処理装置に送信される。
管理用情報処理装置では、各審判員が入力した数値を受け付け、それら数値に基づいて得点を集計する。
そして、管理用情報処理装置は得点の集計結果を、競技の種目名、競技者の競技順を示す番号、競技者の氏名や所属といった各種情報と共に、競技がなされる会場内に設置された会場用表示装置に表示させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7044358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ある競技者Aによる競技が終了し、複数の数値入力装置から入力された数値に基いた得点の集計、集計結果と各種情報とを会場用表示装置に表示させる一連の処理が終了したのち、次の競技者Bによる競技が行われる場合は、次の競技者Bによる競技が開始される前の時点で、複数の数値入力装置から新たな数値の入力がなされることを管理用情報処理装置側が認識する必要がある。
そのため、管理用情報処理装置の操作を行なう係員は、集計対象となる競技者が次の競技者Bとなることを示す所定操作を管理用情報処理装置に対して行なうようにしている。
具体的には、管理用情報処理装置の表示装置には、競技を行なう複数の競技者の氏名や所属団体を含む識別情報が表形式で表示されている。
ここで、係員は、例えば、マウスやタッチパネルなどのポインティングデバイスを用いて、次に競技を行なう競技者に対応する識別情報に隣接して表示されている所定の操作ボタンをクリックするといった所定操作を行なう。
これにより、管理用情報処理装置は、集計対象となる次の競技者Bに対応して、複数の数値入力装置から新たな数値の入力がなされることを認識し、入力される数値の受け付けおよび得点の集計の処理を開始できるように準備する。
また、競技が行われる会場には、場内放送(アナウンス)を行なう係員によって当該競技者の競技が開始される前に当該競技者の場内放送、例えば、競技が女子の新体操であった場合には、「1番、所属Xクラブ、フープ、Yさん」といったように、競技の順番、所属団体名、競技名、競技者名などを音声によって場内に放送する。
したがって、通常、管理用情報処理装置の操作を行なう係員は、上記場内放送を聞き取ったタイミングで所定操作を行なうことができる。
【0005】
しかしながら、管理用情報処理装置の操作を行なう係員が、上記場内放送を聞き漏らしてしまって所定操作を行わなかったり、あるいは、上記場内放送を聞いていても所定操作を失念してしまったりする、いわゆる操作ミスが発生することが懸念される。
また、出場予定の選手が棄権をしたり、なんらかの事情で演技順が入れ替わったりするなどの事情で、本来の選手と異なる選手を呼び出す場合があるが、管理用情報処理装置の操作を行う係員が、前記の変更を考慮せずに誤った選手を呼び出す操作ミスも懸念される。
また、沢山の登録選手がいた場合、例えば兄弟で連続して出場が登録されている時に、誤って本来と異なる選手を選択してしまうことも懸念される。
この場合、所定操作が正しくなされないので、管理用情報処理装置が数値の入力および特定の集計の処理を正しく行なうことができなくなる。
例えば、競技者Aの得点の集計結果や各種情報が会場用表示装置に表示されたのち、所定操作がなされないまま、次の競技者Bが競技を開始し各審判員が数値入力装置から数値を入力してしまうと、管理用情報処理装置では、競技者Bの得点が集計されてしまい、競技者Aの得点に競技者Bの得点が上書きされてしまい、会場用表示装置には、前の競技者Aの氏名が表示された状態で次の競技者Bの得点が表示されるといった不具合が発生する。
同様に次の競技者Bを選択するところ、競技者Cを選択し、競技者Bが競技を開始し各審判員が数値入力装置から数値を入力してしまうと、管理用情報処理装置では、競技者Cの得点が集計されてしまい、そのまま会場用表示装置には、次の競技者Cの氏名が表示された状態で次の競技者Cの得点として表示されるといった不具合が発生する。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、得点の集計対象となる競技者が変わった場合に、集計結果が誤った内容となったり、係員の操作ミスが発生することを確実に防止し、競技の運営を円滑に行なう上で有利となる競技の得点集計システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一実施の形態は、競技者が行った競技の競技内容を評価する数値を決定する複数の審判員のそれぞれに設置された複数の数値入力装置と、前記複数の数値入力装置から送信された数値に基いて前記競技内容を評価する得点を集計すると共に、集計した前記得点を、前記競技者を識別する競技者識別情報および前記競技者と関連する関連情報と対応付けて前記競技が行われる会場に設置された会場用表示装置に表示させる管理用情報処理装置とを備える得点集計システムであって、前記管理用情報処理装置は、前記競技者識別情報と、前記競技者識別情報および前記関連情報の少なくとも一部を含む音声再生用情報とを対応付けて格納する音声再生用データベースと、前記競技者が競技を開始する前に、前記管理用情報処理装置に対して当該競技者に対応付けられた前記競技者識別情報を特定するための第1操作がなされることにより前記音声再生用データベースから前記競技者識別情報に対応する前記音声再生用情報を読み出して前記競技が行われる会場に設置された会場用音声出力装置に供給することで前記音声再生用情報に基づく音声を出力させる音声出力制御部とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施の形態によれば、得点の集計対象となる競技者が変わった場合に、集計結果が誤った内容となったり、係員の操作ミスが発生することを確実に防止する上で有利となり、競技の運営を円滑に行なう上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態にかかる得点集計システムの構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態における管理用情報処理装置のハードウェア構成図である。
第1の実施の形態における表示情報の一例を示す図である。
第1の実施の形態における管理用情報処理装置の表示装置の表示画面の一例を示す図である。
第1の実施の形態における会場用表示装置に表示した表示画面の一例を示す図である。
第1の実施の形態にかかる得点集計システムの動作を示すフローチャートである。
第2の実施の形態における管理用情報処理装置の表示装置の表示画面の一例を示す図である。
第3の実施の形態にかかる得点集計システムの構成を示すブロック図である。
第4の実施の形態にかかる得点集計システムの構成を示すブロック図である。
第5の実施の形態にかかる得点集計システムの構成を示すブロック図である。
第5の実施の形態にかかる得点集計システムにおける編集画面の表示例を示す説明図である。
第6の実施の形態にかかる得点集計システムの構成を示すブロック図である。
第6の実施の形態にかかる得点集計システムにおける音声調整画面の表示例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態に係る得点集計システムについて図面を参照して説明する。
本実施の形態では、一例として、女子の新体操の個人総合における得点を表示する場合について説明する。なお、個人総合の種目は、リボン、クラブ、フープ、ボールの4種目である。
なお、本発明は、新体操女子の個人総合に限定されるものではなく、競技者の演技に対して複数の審判員が評価した複数の得点要素を含む得点が採点される競技に広く適用可能である。
【0010】
初めに女子の新体操の採点ルールについて説明しておく。
新体操では、複数の審判員は、例えば、以下のように分類される。
なお、審判員の数や配置は大会により異なる、また頻繁にルール改正が行われているが、本実施の形態では、説明を簡略化するため、本願出願時点よりも以前に実施されていた採点ルールの通り、D得点(構成点)、E得点(実施点)の2種類の得点要素を採用し、かつ、実際に運用される採点ルールに比較して単純化した内容で記載している。
(1)D得点(構成)を採点する審判員(合計4名)
審判員D1、D2が第1の組となり、審判員D1、D2の採点結果の平均値を得点とする。
審判員D3、D4が第2の組となり、審判員D3、D4の採点結果の平均値を得点とする。
第1の組と第2の組の得点の合計がD得点(構成)となる。
(2)E得点(実施)を採点する審判員(合計6名)
審判員E1、E2が第3の組となり、審判員E1、E2が減点を決定し、減点結果の平均値を得点とする。
審判員E3~E6が第4の組となり、審判員E3~E6が減点を決定し、減点結果の最高点と最低点とを除く残りの減点の平均値を得点とする。
第3の組と第4の組の得点の合計点を10点の持ち点から減算した結果がE得点(実施)となる。
(3)線審(2名)
2名の線審が矩形状の競技エリアの規定のラインを競技者または手具が逸脱した回数を計数し、その合計に0.3を乗じた結果を減点とする。
(4)計時審(1名)
1名の計審が競技者の演技時間が規定時間を超過した時間を測定し、超過時間(秒)に0.05点を乗じた結果を減点とする。
上記の(1)D得点(構成)と(2)E得点(実施)の合計から(3)線審の減点および(4)計審の減点を差し引いた値を競技者の総合得点とする。ただし、この他に衣装に関する減点なども稀に減点対象に加わる場合もある。
本実施の形態では、D得点、E得点、減点、総合得点のそれぞれを得点要素といい、現状の女子新体操の採点ルールでは、上記4つの得点要素によって個人総合の各種目における得点が構成されている。
また、上述した審判員の人数は固定されたものではなく、規定の範囲内での変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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