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公開番号
2024156553
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2023071124
出願日
2023-04-24
発明の名称
タンクモジュール及びタンクモジュール搭載車両
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
F17C
13/00 20060101AFI20241029BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】複数のタンクモジュール部間で相対変位を抑制することが可能なタンクモジュール及びタンクモジュール搭載車両を得る。
【解決手段】タンクモジュール部14は複数のタンク18及びマニホールド26を含んで構成され、タンクモジュール部16はタンクモジュール部14の下方側に配置されて複数のタンク20及びマニホールド34を含んで構成されている。マニホールド26及びマニホールド34にはジョイント部40が連結され、ジョイント部40を介してマニホールド26とマニホールド34の間で流体の流動が可能とされる。また、マニホールド26及びマニホールド34は、ブラケット44によって固定され一体化される。これにより、タンクモジュール10としての剛性を向上させることができ、タンクモジュール部14とタンクモジュール部16において相対変位を抑制することが可能となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
並列に配置され流体が充填された複数の第1タンクと、前記複数の第1タンクの配列方向を長手方向として配置され前記複数の第1タンク間で前記流体の流動を可能とする第1マニホールドと、を含んで構成された第1タンクモジュール部と、
前記第1タンクモジュール部の下方側に配置され、前記複数の第1タンクの下方側に位置して並列に配置され流体が充填された複数の第2タンクと、前記第1マニホールドの下方側に位置して前記複数の第2タンクの配列方向を長手方向として配置され前記複数の第2タンク間で前記流体の流動を可能とする第2マニホールドと、を含んで構成された第2タンクモジュール部と、
前記第1マニホールド及び第2マニホールドに連結され、当該第1マニホールドと当該第2マニホールドの間で流体の流動を可能とするジョイント部と、
前記第1マニホールド及び前記第2マニホールドが固定され、当該第1マニホールドと当該第2マニホールドを一体化させるブラケットと、
を備えたタンクモジュール。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記第1マニホールド又は前記第2マニホールドの長手方向の一端部において、前記流体の流出を制御するバルブが設けられている請求項1に記載のタンクモジュール。
【請求項3】
前記ブラケットは、
前記第1マニホールドに固定される第1固定部と、
前記第2マニホールドに固定される第2固定部と、
前記第1固定部と前記第2固定部を連結すると共に車両に固定される連結部と、
を含んで構成されている請求項1に記載のタンクモジュール。
【請求項4】
前記第2タンクの軸方向の端部には他の部位よりも外形が小さく形成された首部が形成され、
前記第1タンクは前記第2タンクよりも軸方向の長さが短く形成されると共に、前記第1マニホールドは前記第2タンクの上方側に配置され、
また、前記第1固定部は前記第1マニホールドの長手方向に沿って形成されると共に、前記第2固定部は前記第2マニホールドの長手方向に沿って形成され、
さらに、前記連結部には、平面視で隣り合う前記第2タンクに形成された前記首部間に配置され車両に対して締結される締結部が設けられている請求項3に記載のタンクモジュール。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか1項に記載のタンクモジュールと、
車両前後方向に延在され、前記ブラケットの一部を構成し車両に対して締結される締結部を介して当該タンクモジュールが締結される左右一対のサイドレールと、
を備えたタンクモジュール搭載車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、タンクモジュール及びタンクモジュール搭載車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、並列に配置された複数のタンクの軸方向の一端部に接続される口金に対してタンク内の液体が流動する貫通路(流路)が形成され、隣り合って配置されたタンクの口金同士が繋がれることによって貫通路が連通可能とされたタンクモジュールに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-032071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記先行技術において、複数のタンクモジュール(タンクモジュール部)を連結する場合、タンクモジュール部間で相対変位が生じる可能性がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、複数のタンクモジュール部間で相対変位を抑制することが可能なタンクモジュール及びタンクモジュール搭載車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載のタンクモジュールは、並列に配置され流体が充填された複数の第1タンクと、前記複数の第1タンクの配列方向を長手方向として配置され前記複数の第1タンク間で前記流体の流動を可能とする第1マニホールドと、を含んで構成された第1タンクモジュール部と、前記第1タンクモジュール部の下方側に配置され、前記複数の第1タンクの下方側に位置して並列に配置され流体が充填された複数の第2タンクと、前記第1マニホールドの下方側に位置して前記複数の第2タンクの配列方向を長手方向として配置され前記複数の第2タンク間で前記流体の流動を可能とする第2マニホールドと、を含んで構成された第2タンクモジュール部と、前記第1マニホールド及び第2マニホールドに連結され、当該第1マニホールドと当該第2マニホールドの間で流体の流動を可能とするジョイント部と、前記第1マニホールド及び前記第2マニホールドが固定され、当該第1マニホールドと当該第2マニホールドを一体化させるブラケットと、を備えている。
【0007】
請求項1に記載のタンクモジュールでは、第1タンクモジュール部と、第2タンクモジュール部と、ジョイント部と、ブラケットと、を備えている。第1タンクモジュール部は、複数の第1タンク及び第1マニホールドを含んで構成されており、複数の第1タンクは並列に配置され、第1タンク内には流体が充填されている。第1マニホールドは、複数の第1タンクの配列方向を長手方向として配置されており、当該第1マニホールドによって、複数の第1タンク間で第1タンク内の流体の流動が可能とされる。
【0008】
また、本発明では、第2タンクモジュール部は、第1タンクモジュール部の下方側に配置されており、複数の第2タンク及び第2マニホールドを含んで構成されている。複数の第2タンクは、複数の第1タンクの下方側に位置して並列に配置されており、第2タンク内には流体が充填されている、第2マニホールドは、第1マニホールドの下方側に位置して複数の第2タンクの配列方向を長手方向として配置されており、当該第2マニホールドによって、複数の第2タンク間で第2タンク内の流体の流動が可能とされる。
【0009】
さらに、本発明では、第1マニホールド及び第2マニホールドにはジョイント部が連結されており、当該ジョイント部を介して、第1マニホールドと第2マニホールドの間で流体の流動が可能とされる。また、第1マニホールド及び第2マニホールドには、ブラケットが固定されており、当該ブラケットを介して当該第1マニホールドと当該第2マニホールドを一体化される。
【0010】
これにより、本発明では、第1タンクモジュール部及び第2タンクモジュール部を1つのタンクモジュールとして対応することが可能となる。また、本発明では、第1マニホールドと第2マニホールドがブラケットを介して固定されることによって、第1タンクモジュール部と第2タンクモジュール部が一体化され、タンクモジュールとしての剛性を向上させることができる。その結果、第1タンクモジュール部と第2タンクモジュール部において相対変位を抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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