TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024155493
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070254
出願日
2023-04-21
発明の名称
治具及び加工装置
出願人
株式会社ディスコ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B23Q
3/04 20060101AFI20241024BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】アーチ面にそれぞれの深さが概ね等しい複数の溝を形成するように被加工物を加工することを容易にする治具を提供する。
【解決手段】一端から他端まで所定の幅かつ所定の曲率で延在するアーチ面を有する被加工物を加工する際に利用される治具であって、被加工物の幅方向において被加工物を挟持するための挟持部と、挟持部と挟持部によって挟持された被加工物とを幅方向に沿った直線を回転軸として回転させるための回転部と、を有し、挟持部は、アーチ面に含まれ、かつ、幅方向と直交する平面に位置する複数の点のそれぞれと、回転軸と、の間隔が一定になるように被加工物を挟持する治具を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
一端から他端まで所定の幅かつ所定の曲率で延在するアーチ面を有する被加工物を加工する際に利用される治具であって、
該被加工物の幅方向において該被加工物を挟持するための挟持部と、
該挟持部と該挟持部によって挟持された該被加工物とを該幅方向に沿った直線を回転軸として回転させるための回転部と、を有し、
該挟持部は、該アーチ面に含まれ、かつ、該幅方向と直交する平面に位置する複数の点のそれぞれと、該回転軸と、の間隔が一定になるように該被加工物を挟持する治具。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
該挟持部によって該被加工物が挟持されているか否かを検知するための検知部をさらに有する請求項1に記載の治具。
【請求項3】
該挟持部は、該被加工物を挟持する際に該被加工物の一面に接触する一方側挟持片と該一面の裏側に位置する他面に接触する他方側挟持片とを含み、
該一方側挟持片には、その先端面に雌ねじが形成されている凸部が設けられ、
該他方側挟持片には、該雌ねじと螺合する雄ねじが挿入される貫通孔が形成され、
該挟持部は、該一方側挟持片と該他方側挟持片との間に該被加工物が位置付けられた状態で、該貫通孔に挿入された該雄ねじを該雌ねじに螺合させることによって該被加工物を挟持する請求項1又は2に記載の治具。
【請求項4】
該一方側挟持片には、該被加工物の該一面に設けられている嵌合部が嵌合する被嵌合部が設けられている請求項3に記載の治具。
【請求項5】
一端から他端まで所定の幅かつ所定の曲率で延在するアーチ面を有する被加工物を加工するための加工装置であって、
該被加工物を加工する際に利用される治具を支持するテーブルと、
該被加工物を加工するための加工ユニットと、
該テーブルと該加工ユニットとを相対的に移動させるための移動機構と、を備え、
該治具は、
該被加工物の幅方向において該被加工物を挟持するための挟持部と、
該挟持部と該挟持部によって挟持された該被加工物とを該幅方向に沿った直線を回転軸として回転させるための回転部と、を有し、
該挟持部は、該アーチ面に含まれ、かつ、該幅方向と直交する平面に位置する複数の点のそれぞれと、該回転軸と、の間隔が一定になるように該被加工物を挟持する加工装置。
【請求項6】
該テーブルと該治具とが一体化されている請求項5に記載の加工装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一端から他端まで所定の幅かつ所定の曲率で延在するアーチ面を有する被加工物を加工する際に利用される治具と、この被加工物を加工するための加工装置と、に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
被加工物を加工するための加工装置としては、切削装置又はレーザー加工装置等が挙げられる(例えば、特許文献1及び2参照)。例えば、切削装置においては、円環状の切削ブレードを回転させながら、この切削ブレードを被加工物に接触させることによって被加工物が加工される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-12360号公報
特開2022-179057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような加工装置においては、一般的に、概ね平坦な被加工面を有する板状の被加工物を加工することが想定されている。そして、平坦ではない被加工面を有する被加工物を加工装置において加工することは困難であることが多い。
【0005】
例えば、このような加工装置においては、一端から他端まで所定の幅かつ所定の曲率で延在するアーチ面を被加工面として、このアーチ面を有する被加工物を加工することが想定されていないことが多い。そして、このアーチ面にそれぞれの深さが概ね等しい複数の溝を形成するように被加工物を加工装置において加工することは困難であることが多い。
【0006】
この点に鑑み、本発明の目的は、このようなアーチ面にそれぞれの深さが概ね等しい複数の溝を形成するように被加工物を加工することを容易にする治具と、このように被加工物を加工するための加工装置と、を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面によれば、一端から他端まで所定の幅かつ所定の曲率で延在するアーチ面を有する被加工物を加工する際に利用される治具であって、該被加工物の幅方向において該被加工物を挟持するための挟持部と、該挟持部と該挟持部によって挟持された該被加工物とを該幅方向に沿った直線を回転軸として回転させるための回転部と、を有し、該挟持部は、該アーチ面に含まれ、かつ、該幅方向と直交する平面に位置する複数の点のそれぞれと、該回転軸と、の間隔が一定になるように該被加工物を挟持する治具が提供される。
【0008】
この治具は、該挟持部によって該被加工物が挟持されているか否かを検知するための検知部をさらに有することが好ましい。また、該挟持部は、該被加工物を挟持する際に該被加工物の一面に接触する一方側挟持片と該一面の裏側に位置する他面に接触する他方側挟持片とを含み、該一方側挟持片には、その先端面に雌ねじが形成されている凸部が設けられ、該他方側挟持片には、該雌ねじと螺合する雄ねじが挿入される貫通孔が形成され、該挟持部は、該一方側挟持片と該他方側挟持片との間に該被加工物が位置付けられた状態で、該貫通孔に挿入された該雄ねじを該雌ねじに螺合させることによって該被加工物を挟持することが好ましい。さらに、該一方側挟持片には、該被加工物の該一面に設けられている嵌合部が嵌合する被嵌合部が設けられていることが好ましい。
【0009】
本発明の別の側面によれば、一端から他端まで所定の幅かつ所定の曲率で延在するアーチ面を有する被加工物を加工するための加工装置であって、該被加工物を加工する際に利用される治具を支持するテーブルと、該被加工物を加工するための加工ユニットと、該テーブルと該加工ユニットとを相対的に移動させるための移動機構と、を備え、該治具は、該被加工物の幅方向において該被加工物を挟持するための挟持部と、該挟持部と該挟持部によって挟持された該被加工物とを該幅方向に沿った直線を回転軸として回転させるための回転部と、を有し、該挟持部は、該アーチ面に含まれ、かつ、該幅方向と直交する平面に位置する複数の点のそれぞれと、該回転軸と、の間隔が一定になるように該被加工物を挟持する加工装置が提供される。
【0010】
この加工装置においては、該テーブルと該治具とが一体化されていることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る