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公開番号2024155388
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023070062
出願日2023-04-21
発明の名称発想支援装置及び発想支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G06Q 10/00 20230101AFI20241024BHJP(計算;計数)
要約【課題】意外性のあるアイデアをユーザに効率的に提示する。
【解決手段】本発明の発想支援装置は、ユーザの発想の起点となるアイデア対象情報を取得する対象情報取得部と、取得された前記アイデア対象情報に対し、前記発想の切り口となるパターンに応じた情報を付加してアイデア文章を生成するアイデア文章生成部と、生成された前記アイデア文章に含まれる単語間の共起性を取得する共起関係情報取得部と、取得された前記共起性に基づき、生成された前記アイデア文章についての第1の評価スコアを算出する評価スコア算出部と、生成された前記アイデア文章及び算出された前記第1の評価スコアを表示する出力部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの発想の起点となるアイデア対象情報を取得する対象情報取得部と、
取得された前記アイデア対象情報に対し、前記発想の切り口となるパターンに応じた情報を付加してアイデア文章を生成するアイデア文章生成部と、
生成された前記アイデア文章に含まれる単語間の共起性を取得する共起関係情報取得部と、
取得された前記共起性に基づき、生成された前記アイデア文章についての第1の評価スコアを算出する評価スコア算出部と、
生成された前記アイデア文章及び算出された前記第1の評価スコアを表示する出力部と、
を備えることを特徴とする発想支援装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記出力部は、
前記第1の評価スコアに基づき、生成された前記アイデア文章のうち単語間の共起性が低いものを優先して表示すること、
を特徴とする請求項1に記載の発想支援装置。
【請求項3】
前記パターンを、複数の候補から選択するパターン選択部を備え、
前記アイデア文章生成部は、
選択された前記パターンに応じた情報を前記アイデア対象情報に対し付加すること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の発想支援装置。
【請求項4】
前記評価スコア算出部は、
生成された前記アイデア文章に対する外部の検索エンジンの検索結果数に基づき、生成された前記アイデア文章についての第2の評価スコアを算出し、
前記出力部は、
生成された前記アイデア文章を前記第1の評価スコア及び前記第2の評価スコアに基づき表示すること、
を特徴とする請求項3に記載の発想支援装置。
【請求項5】
前記アイデア対象情報に基づき画像又は3次元データからなるアイデア形状を生成するアイデア形状生成部と、
生成された前記アイデア形状の性能を予測する性能予測部と、
を備え、
前記共起関係情報取得部は、
生成された前記アイデア形状に含まれるパーツ間の共起性を取得し、
前記評価スコア算出部は、
取得された前記共起性及び予測された前記性能に基づき、生成された前記アイデア形状についての第3の評価スコアを算出し、
前記出力部は、
生成された前記アイデア形状及び算出された前記第3の評価スコアを表示すること、
を特徴とする請求項1に記載の発想支援装置。
【請求項6】
前記アイデア形状に対する制約条件を取得する制約条件取得部と、
取得された前記制約条件の算出された前記第3の評価スコアに対する感度を算出する感度算出部と、
を備え、
前記出力部は、
算出された前記感度を表示すること、
を特徴とする請求項5に記載の発想支援装置。
【請求項7】
発想支援装置が、
ユーザの発想の起点となるアイデア対象情報を取得する対象情報取得ステップと、
取得された前記アイデア対象情報に対し、前記発想の切り口となるパターンに応じた情報を付加してアイデア文章を生成するアイデア文章生成ステップと、
生成された前記アイデア文章に含まれる単語間の共起性を取得する共起関係情報取得ステップと、
取得された前記共起性に基づき、生成された前記アイデア文章についての第1の評価スコアを算出する評価スコア算出ステップと、
生成された前記アイデア文章及び算出された前記第1の評価スコアを表示する出力ステップと、
を実行することを特徴とする発想支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発想支援装置及び発想支援方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、製品及びサービスの設計においては、高性能化に加えて、消費者の生活及び価値観に変化をもたらすアイデアを立案することの重要性が増加している。さらに、限られた開発期間の中で仮説立案及び検証のプロセスを繰り返し行うために、迅速に効果的なアイデアを立案することが求められている。
【0003】
発想を支援する技術について、例えば次のような技術が公開されている。公開文献1は、ユーザの発想を手軽に支援するために、検索したキー要素の共通語・類語・対義語等を抽出し、合成文を生成する技術を公開している。また、公開文献2は、新たな視点を見出すことを支援するために、収集した情報から思考対象文及び連想されるキーワードを検索して表示する技術を公開している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-86815号公報
特開2021-51691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ユーザが求めるのは、新たな発想に相応しい意外性のあるアイデアである。特許文献1は、キー要素を類語又は対義語の関係にあるものに置き換える技術である。特許文献1は、キー要素が意外性のある単語を含むように、ユーザのビジネス上のニーズに応じてキー要素を調整するという発想に欠ける。また、特許文献2は、収集した公開情報のうちから、その公開情報が含む単語の出現回数が大きい又は小さいものを表示する技術である。特許文献2は、公開情報が含む複数の単語同士の意外性には言及していない。
【0006】
そこで、本発明は、意外性のあるアイデアをユーザに効率的に提示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の発想支援装置は、ユーザの発想の起点となるアイデア対象情報を取得する対象情報取得部と、取得された前記アイデア対象情報に対し、前記発想の切り口となるパターンに応じた情報を付加してアイデア文章を生成するアイデア文章生成部と、生成された前記アイデア文章に含まれる単語間の共起性を取得する共起関係情報取得部と、取得された前記共起性に基づき、生成された前記アイデア文章についての第1の評価スコアを算出する評価スコア算出部と、生成された前記アイデア文章及び算出された前記第1の評価スコアを表示する出力部と、を備えることを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、意外性のあるアイデアをユーザに効率的に提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1における発想支援装置の構造を示す図である。
実施例1における処理フローである。
実施例1における出力部の表示例を示す図である。
実施例1における出力部の表示例を示す図である。
実施例2における発想支援装置の構造を示す図である。
実施例2における処理フローである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施例1及び実施例2を説明する。実施例1の発想支援装置は、例えば“人気キャラクターのデザインに着せ替え可能なロボット掃除機”のような、ユーザにとって意外性のあるアイデア文章を文字列情報として生成する。実施例2の発想支援装置は、例えば“空を飛行する自動車”のような、ユーザにとって意外性のあるアイデア形状を画像又は3次元データとして生成する。つまり、実施例1と実施例2との主な違いは、アイデアを文章で提示するか、それとも、形状で提示するかの違いである。
(【0011】以降は省略されています)

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