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公開番号2024154904
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069120
出願日2023-04-20
発明の名称ブロア装置
出願人株式会社エクセディ
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類F04D 29/44 20060101AFI20241024BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】衝突音を低減する。
【解決手段】ブロア装置は、インペラ、電気モータ、ハウジング、及び衝突音低減機構を備える。インペラは、複数のブレードを有する。インペラは、回転可能に配置される。インペラは、円筒状である。電気モータは、インペラを回転させるように構成される。ハウジングは、インペラを収容する。ハウジングは、底板、天板、側板、舌部、及び内部流路を有する。天板は、吸気口を有する。側板は、排気口を有する。側板は、底板と天板とを連結する。舌部は、インペラに対して径方向外側に配置される。舌部は、インペラと対向するように配置される。内部流路は、舌部からインペラを囲むように延びる。衝突音低減機構は、インペラの回転により発生する気流が舌部と衝突するタイミングを軸方向において異ならせるように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のブレードを有し、回転可能に配置される円筒状のインペラと、
前記インペラを回転させるように構成される電気モータと、
底板、吸気口を含む天板、排気口を含み前記底板と天板とを連結する側板、前記インペラに対して径方向外側に配置され前記インペラと対向するように配置される舌部、及び前記舌部から前記インペラを囲むように延びる内部流路、を有し、前記インペラを収容するハウジングと、
前記インペラの回転により発生する気流が前記舌部と衝突するタイミングを軸方向において異ならせるように構成される衝突音低減機構と、
を備える、
ブロア装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記各ブレードは、軸方向に対して傾斜する外周端縁を有しており、
前記衝突音低減機構は、前記各ブレードによって構成される、
請求項1に記載のブロア装置。
【請求項3】
前記舌部は、前記側板から前記ハウジング内に突出する突出部を前記衝突音低減機構として有し、
前記突出部は、軸方向において突出量が異なる、
請求項1に記載のブロア装置。
【請求項4】
前記突出部は、前記底板側に配置される第1突出部と、前記天板側に配置される第2突出部とを含み、
前記第1突出部は、前記底板から離れるにつれて突出量が小さくなり、
前記第2突出部は、前記天板から離れるにつれて突出量が小さくなる、
請求項3に記載のブロア装置。
【請求項5】
前記第1突出部は、先端面が湾曲しており、
前記先端面の曲率半径は、前記底板から離れるにつれて徐々に大きくなる、
請求項4に記載のブロア装置。
【請求項6】
前記第2突出部は、先端面が湾曲しており、
前記先端面の曲率半径は、前記天板から離れるにつれて徐々に大きくなる、
請求項4又は5に記載のブロア装置。
【請求項7】
排気方向に沿って前記ハウジング内を前記排気口を介して見たとき、前記突出部は、見えない位置に配置されている、
請求項3に記載のブロア装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロア装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ブロア装置は、例えば、電気自動車に搭載されたバッテリ等を冷却するために用いられる。ブロア装置は、インペラ及びハウジングを有している。ハウジングは、インペラを収容している。ハウジングは、内部流路及び排気口を有する。インペラが回転することによって生成された気流は、内部流路を流れて排気口から排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-182449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ブロア装置の作動時に、気流がハウジング内の舌部に衝突することによって、衝突音が発生する。この衝突音を低減したいという要望がある。
【0005】
本発明の課題は、衝突音を低減することのできるブロア装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に係るブロア装置は、インペラ、電気モータ、ハウジング、及び衝突音低減機構を備える。インペラは、複数のブレードを有する。インペラは、回転可能に配置される。インペラは、円筒状である。電気モータは、インペラを回転させるように構成される。ハウジングは、インペラを収容する。ハウジングは、底板、天板、側板、舌部、及び内部流路を有する。天板は、吸気口を有する。側板は、排気口を有する。側板は、底板と天板とを連結する。舌部は、インペラに対して径方向外側に配置される。舌部は、インペラと対向するように配置される。内部流路は、舌部からインペラを囲むように延びる。衝突音低減機構は、インペラの回転により発生する気流が舌部と衝突するタイミングを軸方向において異ならせるように構成される。
【0007】
この構成によれば、インペラの各ブレードによって生成された気流が舌部に衝突する。この衝突タイミングは、衝突音低減機構によって、軸方向において異なるようになるため、衝突音が低減する。
【0008】
第2態様に係るブロア装置は、第1態様に係るブロア装置において、次のように構成される。各ブレードは、軸方向に対して傾斜する外周端縁を有している。衝突音低減機構は、各ブレードによって構成される。この構成によれば、各ブレードの外周端縁が軸方向に対して傾斜しているため、各ブレードによって生成された気流が舌部に衝突するタイミングを軸方向において異ならせることができる。
【0009】
第3態様に係るブロア装置は、第1又は第2態様に係るブロア装置において、次のように構成される。舌部は、側板からハウジング内に突出する突出部を衝突音低減機構として有する。突出部は、軸方向において突出量が異なる。この構成によれば、舌部の突出部が軸方向において突出量が異なっているため、各ブレードによって生成された気流が突出部に衝突するタイミングを軸方向において異ならせることができる。
【0010】
第4態様に係るブロア装置は、第3態様に係るブロア装置において、次のように構成される。突出部は、第1突出部と、第2突出部とを含む。第1突出部は、底板側に配置される。第2突出部は、天板側に配置される。第1突出部は、底板から離れるにつれて突出量が小さくなる。第2突出部は、天板から離れるにつれて突出量が小さくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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