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公開番号2024154888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023069098
出願日2023-04-20
発明の名称ローラ式コンベヤの搬送物の傾き修正装置
出願人日本碍子株式会社,エヌジーケイ・キルンテック株式会社,高浜工業株式会社
代理人個人
主分類B65G 43/08 20060101AFI20241024BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】搬送物の平面上の傾きが、どのような角度の場合であっても、搬送物の傾きを修正することができる、ローラ式コンベヤの搬送物の傾き修正装置を提供すること。
【解決手段】ローラハースキルンにおいて、搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のローラ17からなる第一のローラ群18と、搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のローラ19からなる第二のローラ群20と、第一のローラ群18と第二のローラ群20とを同時に昇降自在に設けた昇降手段と、匣鉢Kの平面上の傾きを検知するための、搬送路の両側に一対ずつ設けられた、第一のセンサA、Aと、第二のセンサB、Bと、第三のセンサC、Cと、第四のセンサD、Dと、を有する傾き修正装置10。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
搬送物を搬送するためのローラ式コンベヤにおいて、
搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のローラからなる第一のローラ群と、
搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のローラからなる第二のローラ群と、
第一のローラ群と第二のローラ群とを同時に昇降自在に設けた昇降手段と、
搬送物の平面上の傾きを検知するためのセンサと、
を有することを特徴とする搬送物の傾き修正装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
搬送物を搬送するためのローラ式コンベヤにおいて、
搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のスプロケットとローラチェーンとを組み合わせた第一のローラチェーン部と、
搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のスプロケットとローラチェーンとを組み合わせた第二のローラチェーン部と、
第一のローラチェーン部と第二のローラチェーン部とを同時に昇降自在に設けた昇降手段と、
搬送物の平面上の傾きを検知するためのセンサと、
を有することを特徴とする搬送物の傾き修正装置。
【請求項3】
搬送物を搬送するためのローラ式コンベヤにおいて、
搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のプーリとベルトとを組み合わせた第一のベルト部と、
搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のプーリとベルトとを組み合わせた第二のベルト部と、
第一のベルト部と第二のベルト部とを同時に昇降自在に設けた昇降手段と、
搬送物の平面上の傾きを検知するためのセンサと、
を有することを特徴とする搬送物の傾き修正装置。
【請求項4】
搬送方向に対して垂直方向に向いたストッパを一側に設けたことを特徴とする請求項1、2、又は3記載の搬送物の傾き修正装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ローラ式コンベヤの搬送物の傾き修正装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、リチウムイオン二次電池正極材の焼成においては、ローラ式コンベヤであるローラハースキルンの搬送ローラ表面に付着物が発生することがある。
搬送ローラ表面の付着物によって、焼成炉内で、焼成物の入った匣鉢である搬送物が正常に搬送されず、搬送物が平面上に傾いた状態で焼成炉から搬送されることがある。
【0003】
従来の技術として、ローラ式コンベヤであるローラハースキルンの一部であって、搬送物の平面上の傾きを検知するセンサを設け、センサが搬送物の傾きを検知すると、搬送路の両側から、搬送方向に対して垂直方向に、エアシリンダを用いたアクチュエータによるシリンダ制御によって、進退自在に設けられた、三個の偏平なローラを有する押込板を搬送物に押し当て、搬送物の傾きを修正する装置(整列装置又は矯正装置とも呼ばれる)がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
従来の搬送物の傾き修正装置は、搬送物の傾きを修正することによって、搬送物を搬送路上の正規の位置に戻して整列させることができた。
したがって、搬送物の傾きによって搬送物が搬送路の側壁へ当たって動かなくなり、その結果、搬送の停止や渋滞などの事故が発生することを、防ぐことが期待できた。
【0005】
しかし、従来の搬送物の傾き修正装置では、搬送物の平面上の傾き角度によっては、搬送物の角と角とを、両側から押込板によって押し当てたままの状態となることにより、搬送物の傾きが期待通りに修正されなかった。
また、傾き角度を矯正するため搬送物への押圧力を増すと、搬送物(例えばセラミックス製匣鉢)を損傷させることがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平4-184088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決するため、搬送物の平面上の傾きが、どのような角度の場合であっても、搬送物にダメージを与えることなく搬送物の傾きを修正することができる、ローラ式コンベヤの搬送物の傾き修正装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の課題解決手段は、搬送物を搬送するためのローラ式コンベヤにおいて、搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のローラからなる第一のローラ群と、搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のローラからなる第二のローラ群と、第一のローラ群と第二のローラ群とを同時に昇降自在に設けた昇降手段と、搬送物の平面上の傾きを検知するためのセンサと、を有することを特徴とする搬送物の傾き修正装置である。
【0009】
本発明の第2の課題解決手段は、搬送物を搬送するためのローラ式コンベヤにおいて、搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のスプロケットとローラチェーンとを組み合わせた第一のローラチェーン部と、搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のスプロケットとローラチェーンとを組み合わせた第二のローラチェーン部と、第一のローラチェーン部と第二のローラチェーン部とを同時に昇降自在に設けた昇降手段と、搬送物の平面上の傾きを検知するためのセンサと、を有することを特徴とする搬送物の傾き修正装置である。
【0010】
本発明の第3の課題解決手段は、搬送物を搬送するためのローラ式コンベヤにおいて、搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のプーリとベルトとを組み合わせた第一のベルト部と、搬送方向に対して垂直方向に回転自在に設けられた多数のプーリとベルトとを組み合わせた第二のベルト部と、第一のベルト部と第二のベルト部とを同時に昇降自在に設けた昇降手段と、搬送物の平面上の傾きを検知するためのセンサと、を有することを特徴とする搬送物の傾き修正装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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