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公開番号
2024154830
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068942
出願日
2023-04-20
発明の名称
高炉スラグ微粉末を用いたブロックの製造方法
出願人
株式会社エコブロックス
代理人
個人
,
個人
主分類
B28B
3/02 20060101AFI20241024BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【課題】CO
2
排出量が多いセメントを含まない混練物を用いて、効率的にブロックを製造する方法を提供すること。
【解決手段】振動モールド内に結合材、骨材、混和剤及び水の混練物を供給し、該混練物を前記振動モールドによって成形後、パレット上に即時脱型して成形体となし、該成形体を2N/mm
2
以上の曲げ強度が発現するまでパレット上に載置した状態で第一の養生を行い、その後、3N/mm
2
以上の曲げ強度が発現するまで第二の養生を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
結合材として、少なくとも高炉スラグ微粉末を含み、セメントを含まない混練物からブロックを製造する方法であって、振動モールド内に結合材、骨材、混和剤及び水の混練物を供給し、該混練物を前記振動モールドによって成形後、パレット上に即時脱型して成形体となし、該成形体を2N/mm
2
以上の曲げ強度が発現するまでパレット上に載置した状態で第一の養生を行い、その後、3N/mm
2
以上の曲げ強度が発現するまで第二の養生を行うことを特徴とする高炉スラグ微粉末を用いたブロックの製造方法。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記結合材が、石膏を含むことを特徴とする請求項1に記載の高炉スラグ微粉末を用いたブロックの製造方法。
【請求項3】
前記水が、アルカリイオン水であることを特徴とする請求項1に記載の高炉スラグ微粉末を用いたブロックの製造方法。
【請求項4】
前記混練物の水結合材比が、30%以下であることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の高炉スラグ微粉末を用いたブロックの製造方法。
【請求項5】
前記混練物が、1m
3
当たり高炉スラグ微粉末を250kg以上含むことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の高炉スラグ微粉末を用いたブロックの製造方法。
【請求項6】
前記ブロックが、1m
3
当たり高炉スラグ微粉末を250kg~300kg含む混練物を用いた基層と、1m
3
当たり高炉スラグ微粉末を400kg以上含む混練物を用いた表層とが積層されたものであることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の高炉スラグ微粉末を用いたブロックの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、結合材として、少なくとも高炉スラグ微粉末を含み、セメントを含まない混練物からブロックを製造する方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、結合材に、潜在水硬性を有する高炉スラグ微粉末を用いたブロックが提案されている(例えば、特許文献1~2参照。)。
ところで、高炉スラグ微粉末の比率が多くなると、ブリーディングや材料分離を起こしやすくなる等の不具合があるため、結合材に用いるセメントの一部を高炉スラグ微粉末に置き換えることで、この問題に対処するようにしていた。
【0003】
一方、近年、CO
2
排出量の抑制を図ることを目的として、CO
2
排出量が多いセメント(1tのセメントを製造するために約758kgのCO
2
が排出されるとされているのに対して、高炉スラグ微粉末は、約27kgのCO
2
が排出されるとされている。)の使用量を低減する要請がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-154542号公報
特開2014-152073号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、CO
2
排出量が多いセメントを含まない混練物を用いて、効率的にブロックを製造する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の高炉スラグ微粉末を用いたブロックの製造方法は、結合材として、少なくとも高炉スラグ微粉末を含み、セメントを含まない混練物からブロックを製造する方法であって、振動モールド内に結合材、骨材、混和剤及び水の混練物を供給し、該混練物を前記振動モールドによって成形後、パレット上に即時脱型して成形体となし、該成形体を2N/mm
2
以上の曲げ強度が発現するまでパレット上に載置した状態で第一の養生を行い、その後、3N/mm
2
以上の曲げ強度が発現するまで第二の養生を行うことを特徴とする。
【0007】
この場合において、前記結合材が、石膏を含むことができる。
【0008】
また、前記水が、アルカリイオン水であることができる。
【0009】
また、前記混練物の水結合材比が、30%以下であることができる。
【0010】
また、前記混練物が、1m
3
当たり高炉スラグ微粉末を250kg以上含むことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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