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公開番号2024154700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068672
出願日2023-04-19
発明の名称操作支援システム、及び操作支援方法
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類G08G 1/16 20060101AFI20241024BHJP(信号)
要約【課題】移動体の運転者の視認状況に応じて、適切な操作支援を行うことができる操作支援システムを提供する。
【解決手段】操作支援システム1は、移動体100の周辺に存在する対象物を認識する周辺対象物認識部11と、移動体100に搭乗している運転者の画像を取得する運転者画像取得部12と、前記画像に基づいて、運転者の視線の向きを認識する視線向き認識部13と、前記画像に基づいて、運転者の左右の目の瞳孔間長さを認識する瞳孔間長さ認識部14と、運転者の視線の向きと瞳孔間長さとに基づいて、運転者が対象物を視認しているか否かを判断する対象物視認判断部15と、対象物視認判断部15により運転者が対象物を視認していないと判断されたときに、移動体100の運転を支援するための運転支援処理を実行する運転支援制御部16と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の周辺に存在する対象物を認識する周辺対象物認識部と、
前記移動体に搭乗している運転者の画像を取得する運転者画像取得部と、
前記画像に基づいて、前記運転者の視線の向きを認識する視線向き認識部と、
前記画像に基づいて、前記運転者の左右の目の瞳孔間長さを認識する瞳孔間長さ認識部と、
前記運転者の視線の向きと瞳孔間長さとに基づいて、前記運転者が前記対象物を視認しているか否かを判断する対象物視認判断部と、
前記対象物視認判断部により前記運転者が前記対象物を視認していないと判断されたときに、前記移動体の運転を支援するための運転支援処理を実行する運転支援制御部と、
を備える操作支援システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記運転支援制御部は、前記運転支援処理として、前記移動体に備えられた報知装置を作動させる注意喚起処理を実行する
請求項1に記載の操作支援システム。
【請求項3】
前記運転支援制御部は、前記運転支援処理として、前記移動体と前記対象物との接触を回避するために、前記移動体に備えられた制動装置又は操舵装置を作動させる接触回避処理を実行する
請求項1又は請求項2に記載の操作支援システム。
【請求項4】
移動体に搭乗している利用者を撮影して、前記利用者の画像を取得する利用者画像取得部と、
前記画像に基づいて、前記利用者の視線の向きを認識する視線向き認識部と、
前記画像に基づいて、前記利用者の左右の目の瞳孔間長さを認識する瞳孔間長さ認識部と、
前記利用者の視線の向きと瞳孔間長さとに基づいて、前記利用者が前記移動体の所定箇所に位置する操作部を視認しているか否かを判断する操作部視認判断部と、
前記操作部視認判断部により前記利用者が前記操作部を視認していると判断されたときに、前記操作部に対応した所定処理を実行する操作受付部と、
を備える操作支援システム。
【請求項5】
前記操作部は、前記移動体に備えられた表示装置により前記移動体のウインドウガラスに投影される操作アイコンである
請求項4に記載の操作支援システム。
【請求項6】
コンピュータにより実行される操作支援方法であって、
移動体の周辺に存在する対象物を認識する周辺対象物認識ステップと、
前記移動体に搭乗している運転者の画像を取得する運転者画像取得ステップと、
前記画像に基づいて、前記運転者の視線の向きを認識する視線向き認識ステップと、
前記画像に基づいて、前記運転者の左右の目の瞳孔間長さを認識する瞳孔間長さ認識ステップと、
前記運転者の視線の向きと瞳孔間長さとに基づいて、前記運転者が前記対象物を視認しているか否かを判断する対象物視認判断ステップと、
前記対象物視認判断ステップにより前記運転者が前記対象物を視認していないと判断されたときに、前記移動体の運転を支援するための運転支援処理を実行する運転支援制御ステップと、
を含む操作支援方法。
【請求項7】
コンピュータにより実行される操作支援方法であって、
移動体に搭乗している利用者を撮影して、前記利用者の画像を取得する利用者画像取得ステップと、
前記画像に基づいて、前記利用者の視線の向きを認識する視線向き認識ステップと、
前記画像に基づいて、前記利用者の左右の目の瞳孔間長さを認識する瞳孔間長さ認識ステップと、
前記利用者の視線の向きと瞳孔間長さとに基づいて、前記利用者が前記移動体の所定箇所に位置する操作部を視認しているか否かを判断する操作部視認判断ステップと、
前記操作部視認判断ステップにより前記利用者が前記操作部を視認していると判断されたときに、前記操作部に対応した所定処理を実行する操作受付ステップと、
を備える操作支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、操作支援システム、及び操作支援方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通参加者の中でも脆弱な立場にある人々にも配慮した持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する取り組みが活発化している。この実現に向けて予防安全技術に関する研究開発を通して交通の安全性や利便性をより一層改善する研究開発に注力している。
例えば、特許文献1は、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)において、HUDにより投影される虚像を視認する利用者から虚像までの視距離を変更可能として、視距離に応じて虚像の明るさを調整するようにした構成を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-174693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、予防安全技術においては、車両と接触する可能性がある対象物を、運転者が認識していないと推定される場合に、運転をサポートする操作支援処理を行うことが要請される。しかしながら、運転者に対する対象物の位置によっては、運転者が車外の対象物を視認している状況と、運転者が車両の表示器等を視認している状況とを、区別して認識することが困難な場合がある。そこで、移動体の運転者の視認状況に応じて、適切な操作支援を行うことが本願の課題である。
本願は上記課題の解決のため、移動体の運転者の視認状況に応じて、適切な操作支援を行うことを目的とするものである。そして、延いては交通の安全性をより一層改善して持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための第1態様として、移動体の周辺に存在する対象物を認識する周辺対象物認識部と、前記移動体に搭乗している運転者の画像を取得する運転者画像取得部と、前記画像に基づいて、前記運転者の視線の向きを認識する視線向き認識部と、前記画像に基づいて、前記運転者の左右の目の瞳孔間長さを認識する瞳孔間長さ認識部と、前記運転者の視線の向きと瞳孔間長さとに基づいて、前記運転者が前記対象物を視認しているか否かを判断する対象物視認判断部と、前記対象物視認判断部により前記運転者が前記対象物を視認していないと判断されたときに、前記移動体の運転を支援するための運転支援処理を実行する運転支援制御部と、を備える操作支援システムが挙げられる。
【0006】
上記第1態様の操作支援システムにおいて、前記運転支援制御部は、前記運転支援処理として、前記移動体に備えられた報知装置を作動させる注意喚起処理を実行する構成としてもよい。
【0007】
上記第1態様の操作支援システムにおいて、前記運転支援制御部は、前記運転支援処理として、前記移動体と前記対象物との接触を回避するために、前記移動体に備えられた制動装置又は操舵装置を作動させる接触回避処理を実行する構成としてもよい。
【0008】
上記目的を達成するための第2態様として、移動体に搭乗している利用者を撮影して、前記利用者の画像を取得する利用者画像取得部と、前記画像に基づいて、前記利用者の視線の向きを認識する視線向き認識部と、前記画像に基づいて、前記利用者の左右の目の瞳孔間長さを認識する瞳孔間長さ認識部と、前記利用者の視線の向きと瞳孔間長さとに基づいて、前記利用者が前記移動体の所定箇所に位置する操作部を視認しているか否かを判断する操作部視認判断部と、前記操作部視認判断部により前記利用者が前記操作部を視認していると判断されたときに、前記操作部に対応した所定処理を実行する操作受付部と、を備える操作支援システムが挙げられる。
【0009】
上記第2態様の操作支援システムにおいて、前記操作部は、前記移動体に備えられた表示装置により前記移動体のウインドウガラスに投影される操作アイコンである構成としてもよい。
【0010】
上記目的を達成するための第3態様として、コンピュータにより実行される操作支援方法であって、移動体の周辺に存在する対象物を認識する周辺対象物認識ステップと、前記移動体に搭乗している運転者の画像を取得する運転者画像取得ステップと、前記画像に基づいて、前記運転者の視線の向きを認識する視線向き認識ステップと、前記画像に基づいて、前記運転者の左右の目の瞳孔間長さを認識する瞳孔間長さ認識ステップと、前記運転者の視線の向きと瞳孔間長さとに基づいて、前記運転者が前記対象物を視認しているか否かを判断する対象物視認判断ステップと、前記対象物視認判断ステップにより前記運転者が前記対象物を視認していないと判断されたときに、前記移動体の運転を支援するための運転支援処理を実行する運転支援制御ステップと、を含む操作支援方法が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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