TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024154181
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067876
出願日
2023-04-18
発明の名称
複合ケーブル
出願人
株式会社プロテリアル
代理人
弁理士法人平田国際特許事務所
主分類
H01B
7/00 20060101AFI20241023BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】耐ノイズ性が高く、伝送特性が良好な複合ケーブルを提供する。
【解決手段】複合ケーブル1は、複数本の電源線2と複数本の信号線3とを撚り合わせて構成され、電源線2と信号線3とがケーブル周方向に交互にかつ互いに接触して配置されたケーブルコア4と、ケーブルコア4の周囲に螺旋状に巻き付けられたテープ部材5と、テープ部材5の周囲を覆うシース7と、を備え、ケーブルコア4は、複数本の電源線2と複数本の信号線3とで囲まれたケーブル中心に位置する領域である中心領域91、及び、ケーブル周方向に隣り合う電源線2及び信号線3とテープ部材5とで囲まれた領域である複数の外側領域92のそれぞれに配置された繊維介在8を有し、テープ部材5の巻き方向が、ケーブルコア4の撚り方向と逆方向であり、テープ部材5の巻きピッチが、ケーブルコア4の撚りピッチよりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電源供給用の複数本の電源線と信号伝送用の複数本の信号線とを撚り合わせて構成され、前記電源線と前記信号線とがケーブル周方向に交互にかつ互いに接触して配置されたケーブルコアと、
前記ケーブルコアの周囲に螺旋状に巻き付けられたテープ部材と、
前記テープ部材の周囲を覆うシースと、を備え、
前記ケーブルコアは、複数本の前記電源線と複数本の前記信号線とで囲まれたケーブル中心に位置する領域である中心領域、及び、ケーブル周方向に隣り合う前記電源線及び前記信号線と前記テープ部材とで囲まれた領域である複数の外側領域のそれぞれに配置された繊維介在を有し、
前記テープ部材の巻き方向が、前記ケーブルコアの撚り方向と逆方向であり、
前記テープ部材の巻きピッチが、前記ケーブルコアの撚りピッチよりも小さい、
複合ケーブル。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記ケーブルコアの撚りピッチをP、層心径をPDとしたとき、P/PDが15以上25以下である、
請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項3】
前記中心領域での前記繊維介在の充填量と、前記外側領域のそれぞれでの前記繊維介在の充填量とが、等しい、
請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項4】
前記中心領域での前記繊維介在の充填率が、前記外側領域のそれぞれでの前記繊維介在の充填率よりも大きい、
請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項5】
前記中心領域及び前記外側領域のそれぞれでの前記繊維介在の充填量が、5250デニール以上5750デニール以下である、
請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項6】
前記繊維介在が、熱可塑性樹脂からなる、
請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項7】
前記電源線は、第1導体と、前記第1導体の周囲を覆う第1絶縁体と、を有し、
前記信号線は、第2導体と、前記第2導体の周囲を覆う第2絶縁体と、を有し、
前記第1絶縁体が、前記第2絶縁体よりも柔らかい、
請求項1に記載の複合ケーブル。
【請求項8】
前記第1絶縁体のショアA硬度が、60以上90以下である、
請求項7に記載の複合ケーブル。
【請求項9】
前記第1絶縁体が、ポリ塩化ビニルをベースとする樹脂組成物からなる、
請求項7に記載の複合ケーブル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電源線と信号線とを複合した複合ケーブルが知られている。例えば、特許文献1では、一対の電源線と一対の信号線を有し、電源線と信号線とをケーブル周方向に交互に配置することで、耐ノイズ性を向上した複合ケーブルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-134925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の複合ケーブルでは、電源線と信号線の絶縁体同士が接触する部分において、絶縁体が潰れてしまい、伝送特性が低下してしまう場合があった。
【0005】
そこで、本発明は、耐ノイズ性が高く、伝送特性が良好な複合ケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決することを目的として、電源供給用の複数本の電源線と信号伝送用の複数本の信号線とを撚り合わせて構成され、前記電源線と前記信号線とがケーブル周方向に交互にかつ互いに接触して配置されたケーブルコアと、前記ケーブルコアの周囲に螺旋状に巻き付けられたテープ部材と、前記テープ部材の周囲を覆うシースと、を備え、前記ケーブルコアは、複数本の前記電源線と複数本の前記信号線とで囲まれたケーブル中心に位置する領域である中心領域、及び、ケーブル周方向に隣り合う前記電源線及び前記信号線と前記テープ部材とで囲まれた領域である複数の外側領域のそれぞれに配置された繊維介在を有し、前記ケーブルコアの撚り方向が、前記テープ部材の巻き方向と逆方向であり、前記ケーブルコアの撚りピッチが、前記テープ部材の巻きピッチよりも大きい、複合ケーブルを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、耐ノイズ性が高く、伝送特性が良好な複合ケーブルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施の形態に係る複合ケーブルの長手方向に垂直な断面を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0010】
図1は、本実施の形態に係る複合ケーブル1の長手方向に垂直な断面を示す断面図である。図1に示すように、複合ケーブル1は、電源供給用の複数本の電源線2と信号伝送用の複数本の信号線3とを撚り合わせて構成されたケーブルコア4と、ケーブルコア4の周囲に螺旋状に巻き付けられたテープ部材5と、テープ部材5の周囲を覆うシールド層6と、シールド層6の周囲を覆うシース7と、を備えている。複合ケーブル1は、例えば、可動部を介さない固定部用の配線として用いられるものである。なお、以下に述べる複合ケーブル1を構成する各部の外径、厚さ、ピッチ等については、JISC3005に準拠する試験方法によって測定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
複円環アレーアンテナ
6日前
オムロン株式会社
入力装置
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
11日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
26日前
オムロン株式会社
電磁継電器
5日前
株式会社村田製作所
磁性部品
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
日新イオン機器株式会社
プラズマ源
27日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
古河電池株式会社
非水電解質二次電池
18日前
TDK株式会社
電子部品
5日前
株式会社ユーシン
スイッチ装置
26日前
ソニーグループ株式会社
発光素子
5日前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
5日前
住友化学株式会社
積層基板
18日前
三洲電線株式会社
撚線導体
21日前
住友化学株式会社
積層基板
18日前
日本無線株式会社
ホーンアンテナ
6日前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
26日前
HOYA株式会社
光照射モジュール
21日前
三菱電機株式会社
半導体装置
21日前
ソニーグループ株式会社
面発光素子
25日前
川崎重工業株式会社
ロボット
25日前
オムロン株式会社
電磁継電器
5日前
オムロン株式会社
電磁継電器
5日前
エリーパワー株式会社
蓄電池
21日前
株式会社カネカ
固体撮像装置
26日前
株式会社カネカ
固体撮像装置
26日前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板処理装置
21日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
5日前
TDK株式会社
電子部品
26日前
TDK株式会社
電子部品
25日前
TDK株式会社
無線モジュール
26日前
株式会社アイシン
加湿器
25日前
続きを見る
他の特許を見る