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公開番号
2024154006
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067576
出願日
2023-04-18
発明の名称
プーリおよびこれを備えるガスヒートポンプ用エンジン
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F16H
55/52 20060101AFI20241023BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】プーリの外径を可変に設ける場合において、設定されたプーリの外径を保持する。
【解決手段】内側プーリ100は、内部に流体が通流可能な流路70が設けられている。複数の外側プーリ部110は、内側プーリ100に接続され、かつ内側プーリ100に対して回転軸21の径方向に出入可能に設けられ、回転軸21の周方向に並んでいる。流体圧送部60は、流路70内の一方向および該一方向とは反対向きの他方向に選択的に流体を圧送可能である。複数の外側プーリ部110の各々は、外周面部111と、軸部112と、保持部120とを含む。外周面部111には、ベルトが巻き掛けられる。軸部112は、外周面部111に接続された第1端部113から流路70内に位置する第2端部114まで延在する。保持部120は、流路70内の流体からの受圧状態に応じて変位可能に軸部112に設けられ、外周面部111の径方向の位置を保持可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に流体が通流可能な流路が設けられており、回転軸を中心に回動可能な内側プーリと、
前記内側プーリに接続されて前記回転軸を中心に回動可能、かつ前記内側プーリに対して前記回転軸の径方向に出入可能に設けられ、前記回転軸の周方向に並ぶ複数の外側プーリ部と、
前記流路内の一方向および該一方向とは反対向きの他方向に選択的に前記流体を圧送可能な流体圧送部とを備え、
前記複数の外側プーリ部の各々は、ベルトが巻き掛けられる外周面部と、該外周面部に接続された第1端部から前記流路内に位置する第2端部まで延在する軸部と、前記流路内の前記流体からの受圧状態に応じて変位可能に前記軸部に設けられ、前記外周面部の前記径方向の位置を保持可能な保持部とを含む、プーリ。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記流体圧送部は、前記保持部により前記複数の外側プーリ部の各々の前記径方向の位置を保持するときは前記流体の圧送を停止する、請求項1に記載のプーリ。
【請求項3】
前記保持部は、前記流体からの受圧状態に応じて変位する可動弁部と、該可動弁部の変位に抗するように前記可動弁部を付勢する付勢部とを有し、
前記流路は、前記可動弁部と着脱可能に係合可能な係合部を有し、
前記可動弁部が前記付勢部から付勢されて前記係合部と係合することによって、前記外周面部の前記径方向の位置が保持される、請求項1または請求項2に記載のプーリ。
【請求項4】
前記複数の外側プーリ部の各々は、前記周方向の端部において前記複数の外側プーリ部が互いに係合する凹凸形状を有する、請求項1または請求項2に記載のプーリ。
【請求項5】
前記流体は、油である、請求項1または請求項2に記載のプーリ。
【請求項6】
前記保持部は、前記外周面部の前記径方向の位置を段階的に保持可能である、請求項1または請求項2に記載のプーリ。
【請求項7】
前記ベルトを介してコンプレッサ駆動用プーリに接続される請求項1または請求項2に記載のプーリと、
前記内側プーリに同軸上に接続されたクランクシャフトとを備える、ガスヒートポンプ用エンジン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プーリおよびこれを備えるガスヒートポンプ用エンジンに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
径可変プーリを開示した先行技術文献として、実開平05-025061号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された径可変プーリは、固定側プーリと、可動側プーリとを備える。可動側プーリは、外周側に付勢される扇形状マスと、扇形状マスを中心側に付勢する引張りばねとを含む。可動側プーリは、扇形状マスが固定側プーリの半径方向に移動可能に、固定側プーリの円錐面に係合されている。
【0003】
ベルト式無段変速機を開示した先行技術文献として、特開2014-167306号公報(特許文献2)がある。特許文献2に記載されたベルト式無段変速機は、主動プーリを備える。主動プーリは、主動軸に設けられ、周方向に配置された多数の主動単位プーリで構成されている。各主動単位プーリの回転半径を調整する主動単位アクチュエータが各主動単位プーリに対応して設けられている。主動単位プーリの駆動手段として油圧が使用されている。
【0004】
また、特許文献1または特許文献2に類似する先行技術文献として、特開昭63-67466号公報(特許文献3)、実開平02-034856号公報(特許文献4)、特開平07-305750号公報(特許文献5)および特開2017-053454号公報(特許文献6)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平05-025061号公報
特開2014-167306号公報
特開昭63-067466号公報
実開平02-034856号公報
特開平07-305750号公報
特開2017-053454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1における径可変プーリにおいては、可動側プーリが遠心力および引張りばねの張力などによって変動するため、プーリの外径を保持することが難しい。また、特許文献2においては、主動単位プーリの回転半径を調整するために、主動単位プーリの駆動手段として油圧が使用されている。しかし、主動単位プーリに対して駆動ベルトの張力が強くかかった場合、プーリの外径が変動する可能性がある。このため、特許文献2においても、プーリの外径を可変に設ける場合において、設定されたプーリの外径を保持することが難しい。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、プーリの外径を可変に設ける場合において、設定されたプーリの外径を保持することができる、プーリおよびこれを備えるガスヒートポンプ用エンジンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に基づくプーリは、内側プーリと、複数の外側プーリ部と、流体圧送部とを備える。内側プーリは、内部に流体が通流可能な流路が設けられており、回転軸を中心に回動可能である。複数の外側プーリ部は、内側プーリに接続されて回転軸を中心に回動可能、かつ内側プーリに対して回転軸の径方向に出入可能に設けられ、回転軸の周方向に並んでいる。流体圧送部は、流路内の一方向および該一方向とは反対向きの他方向に選択的に流体を圧送可能である。複数の外側プーリ部の各々は、外周面部と、軸部と、保持部とを含む。外周面部には、ベルトが巻き掛けられる。軸部は、外周面部に接続された第1端部から流路内に位置する第2端部まで延在する。保持部は、流路内の流体からの受圧状態に応じて変位可能に軸部に設けられ、外周面部の径方向の位置を保持可能である。
【0009】
本発明の一形態においては、流体圧送部は、保持部により複数の外側プーリ部の各々の径方向の位置を保持するときは流体の圧送を停止する。
【0010】
本発明の一形態においては、保持部は、可動弁部と、付勢部とを有する。可動弁部は、流体からの受圧状態に応じて変位する。付勢部は、可動弁部の変位に抗するように可動弁部を付勢する。流路は、可動弁部と着脱可能に係合可能な係合部を有する。可動弁部が付勢部から付勢されて係合部と係合することによって、外周面部の径方向の位置が保持される。
(【0011】以降は省略されています)
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