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公開番号
2024153958
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2021143433
出願日
2021-09-02
発明の名称
半導体装置及び半導体装置の製造方法
出願人
キオクシア株式会社
代理人
弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類
H01L
21/60 20060101AFI20241023BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】半導体チップのパッドと基板のパッドとの接合を確実に行うことができる半導体装置を提供する。
【解決手段】実施形態の半導体装置は、パッシベーション膜11を有する半導体チップ1と、半導体チップ1のパッシベーション膜11を有する面に対向する面を有する実装基板2とを備える。半導体チップ1は、パッシベーション膜11の表面から突出するように形成されたパッド3を有する。実装基板2は、パッド4を有し、酸化膜あるいは吸着物がパッド3とパッド4の接触領域から除去された状態で、パッド3とパッド4が接触している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の面上にパッシベーション膜を有する半導体チップと、
前記半導体チップの前記第1の面に対向する第2の面を有する実装基板と、を備え、
前記半導体チップは、前記第1の面に前記パッシベーション膜の表面から突出するように形成された第1パッドを有し、
前記実装基板は、前記第2の面に第2パッドを有し、
酸化膜あるいは吸着物が前記第1パッドと前記第2パッドの接触領域から除去された状態で、前記第1パッドと前記第2パッドが接触している、半導体装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記実装基板は、前記第2の面上に設けられたソルダーレジストと有し、
前記第2のパッドは、前記ソルダーレジスト上に形成された凹みに形成され、
前記第1のパッドの突出部分が前記凹みに嵌合する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1のパッドは、絶縁膜上に形成された導電膜を有し、
前記第1のパッドの突出部分は、前記導線膜の一部である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1のパッドは、第1の導電膜上に積層された第2の導電膜を有し、
前記第1のパッドの突出部分は、前記第2の導電膜の一部である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記半導体チップは、不揮発性メモリチップ、又は前記不揮発性メモリを制御するコントローラチップである、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1パッドは、導電材としてアルミニウムを用いて形成されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
第1の面上にパッシベーション膜を有する半導体チップを作製し、
前記半導体チップの前記第1の面に、前記パッシベーション膜の表面から突出するように形成された第1パッドを作製し、
前記半導体チップの前記第1の面に対向する第2の面に第2パッドを有する実装基板を作製し、
真空下において、前記第1パッド及び前記第2パッドのそれぞれの表面に対して、表面活性化処理を施し、
前記表面活性化処理の後、真空下において、前記第1パッドと前記第2パッドを接触させて接合する、
半導体装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体チップを基板上にバンプレスで搭載する技術がある。半導体チップの複数のパッドは、基板上の複数のコンタクトパッドにそれぞれ確実に接続される必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2013/161891号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実施形態は、半導体チップのパッドと基板のパッドとの接合を確実に行うことができる半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の半導体装置は、第1の面上にパッシベーション膜を有する半導体チップと、前記半導体チップの前記第1の面に対向する第2の面を有する実装基板と、を備え、前記半導体チップは、前記第1の面に前記パッシベーション膜の表面から突出するように形成された第1パッドを有し、前記実装基板は、前記第2の面に第2パッドを有し、酸化膜あるいは吸着物が前記第1パッドと前記第2パッドの接触領域から除去された状態で、前記第1パッドと前記第2パッドが接触している。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態の、半導体チップと、その半導体チップが実装される基板の斜視図である。
実施形態の、半導体チップが実装基板上に搭載された状態における半導体チップと基板の断面図である。
実施形態の、半導体チップの1つのパッドの断面図である。
実施形態の、図3とは異なる構成を有する、半導体チップの1つのパッドの断面図である。
実施形態の、半導体チップのパッドの製造方法を説明するための図である。
実施形態の、半導体チップのパッドの製造方法を説明するための図である。
実施形態の、半導体チップを実装基板上にバンプレスで搭載する方法を説明するための図である。
実施形態の、半導体チップと実装基板に対する表面活性化処理を説明するための図である。
実施形態の、半導体チップと実装基板の貼り合わせを説明するための図である。
実施形態の、半導体チップのパッドと実装基板のパッドの接合を説明するための図である。
実施形態の、半導体チップのパッドと実装基板のパッドの接合を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
【0008】
なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
(構成)
【0009】
図1は、本実施形態の、半導体チップ1と、その半導体チップ1が実装される基板2の斜視図である。半導体チップ1は、半導体ウエハから切り出されて個片化されたベアチップである。図1では、半導体チップ1が基板2上にフリップチップ実装される。
【0010】
ここでは、説明を簡単するために、実装基板である基板2上に、1つの半導体チップ(以下、チップともいう)1が搭載される例を説明するが、複数の半導体チップ1が基板2上に搭載されてもよい。さらに複数の半導体チップ1が基板2上に搭載される場合、複数の半導体チップ1は互いに異なる種類のデバイスでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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