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公開番号2024153317
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067130
出願日2023-04-17
発明の名称温度センサ組立体
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01K 1/143 20210101AFI20241022BHJP(測定;試験)
要約【課題】温度センサを小型化する。
【解決手段】温度センサ7は、車載バッテリのセルの温度検出に用いられるものであり、ケース2に組み付けられてバスバモジュール1を構成する。温度センサ7は、FPC3と、FPC3に表面実装されたチップサーミスタ4と、セル上面9に接触する金属製の受熱部品5と、受熱部品5に組み付けられた弾性部材6と、を備えている。ケース2は、セル上面9と対向する対向壁20と、対向壁20から弾性部材6の板部62に向かって延びた立壁22,23を備えている。弾性部材6は、受熱部品5が適切な圧力でバッテリセルの上面9に接触するように受熱部品5を押し付けるためのものであり、ゴム材で構成されている。弾性部材6は、対向壁20の保持孔21に圧入された圧入係止部61と、受熱部品5との間にFPC3を挟んだ板部62と、中間部63と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
温度センサと、前記温度センサを保持した状態で被測温部に取り付けられるケースと、を備え、
前記ケースは、前記被測温部と対向する対向壁を備え、該対向壁に前記温度センサの保持孔が形成され、
前記温度センサは、フレキシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基板に表面実装されたチップサーミスタと、前記被測温部に接触する金属製の受熱部品と、前記受熱部品に組み付けられた弾性部材と、を備え、
前記弾性部材は、前記保持孔に圧入された圧入係止部と、前記受熱部品との間に前記フレキシブルプリント基板を挟んだ板部と、前記圧入係止部と前記板部との間の中間部と、を備え、
前記ケースは、前記対向壁から前記板部に向かって延びた立壁を備えている
ことを特徴とする温度センサ組立体。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記受熱部品は、前記板部との間に前記フレキシブルプリント基板を挟み、前記被測温部に接触する接触部と、該接触部の外縁部から前記板部側に延びた取付部と、を備え、
前記板部に、前記取付部が圧入された係止孔が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の温度センサ組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車載バッテリのセルの温度検出等に用いられる温度センサがケースに組み付けられた温度センサ組立体に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載されるバッテリは、高電圧を得るために複数のバッテリセルが直列に接続されて構成されている。このようなバッテリは、過充電、過放電を防止するために、バッテリセルに温度センサが装着されて温度監視が行われている(特許文献1を参照)。
【0003】
上述した温度センサの一例として、図9に示すものがある。この温度センサ500は、サーミスタ504が実装されたFPC503と、サーミスタ504を囲み、バッテリセル上面に接触する金属製の受熱部品505と、受熱部品505に組み付けられた樹脂部506と、を備えている。樹脂部506は、バッテリ上面に取り付けられるケースに係止する一対の係止バネ部561を備えている。
【0004】
このような温度センサ500は、前記ケースに係止した一対の係止バネ部561のバネ性によって、適切な圧力で受熱部品505がバッテリセル上面に接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-17638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記温度センサ500がケースに組み付けられた温度センサ組立体においては、ケースにおける温度センサの搭載スペースを小さくすること、即ち温度センサの小型化が求められており、改善の余地があった。
【0007】
そこで、本発明は、温度センサを小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の温度センサ組立体は、温度センサと、前記温度センサを保持した状態で被測温部に取り付けられるケースと、を備え、前記ケースは、前記被測温部と対向する対向壁を備え、該対向壁に前記温度センサの保持孔が形成され、前記温度センサは、フレキシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基板に表面実装されたチップサーミスタと、前記被測温部に接触する金属製の受熱部品と、前記受熱部品に組み付けられた弾性部材と、を備え、前記弾性部材は、前記保持孔に圧入された圧入係止部と、前記受熱部品との間に前記フレキシブルプリント基板を挟んだ板部と、前記圧入係止部と前記板部との間の中間部と、を備え、前記ケースは、前記対向壁から前記板部に向かって延びた立壁を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、温度センサを小型化することができ、ケースにおける温度センサの搭載スペースを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態にかかる温度センサ組立体の斜視図である。
図1中のA-A線に沿った断面図である。
図1の温度センサの正面図である。
図3の温度センサの断面図である。
図1の温度センサ組立体の組み立て方法を説明するための図であり、ケースに弾性部材を組み付ける様子を示す図である。
図5のケースに組み付けられた弾性部材に受熱部品を組み付ける様子を示す図である。
図6の弾性部材に受熱部品を組み付ける際のケースの立壁の作用を説明する図である。
参考例の温度センサの断面図である。
従来の温度センサの正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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