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公開番号2024153243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067012
出願日2023-04-17
発明の名称圧力容器
出願人株式会社FTS
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類F16J 12/00 20060101AFI20241022BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】軽量化を図る。
【解決手段】圧力容器10は、両端が開口した筒状部材12と、筒状部材12の両端部に接合される一対のドーム状部材25とを備え、ドーム状部材25は、金属製のベース部材26と、ベース部材26の外面に積層された繊維強化プラスチックからなる補強層35と備えて構成されている。繊維強化プラスチックは金属に比べると比強度が高いので、金属のみで構成されたドーム状部材に比べると、軽量化を実現することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
両端が開口した筒状部材と、
前記筒状部材の両端部に接合される一対のドーム状部材とを備え、
前記ドーム状部材は、金属製のベース部材と、前記ベース部材の外面に積層された繊維強化プラスチックからなる補強層と、を備えて構成されている圧力容器。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記補強層は、繊維強化プラスチックからなる複数枚の細長いテープ状補強部材を、前記ベース部材の外面に対して互いに異なる経路に沿うように貼着することによって構成されている請求項1に記載の圧力容器。
【請求項3】
前記ドーム状部材のうち前記筒状部材に臨む開口部の開口縁部が、前記ドーム状部材に対する接合部として機能し、
前記テープ状補強部材は、前記接合部の周方向に間隔を空けた2位置間を結ぶ経路で貼着され、
前記補強層は、複数枚の前記テープ状補強部材同士が部分的に重なった積層部を有している請求項2に記載の圧力容器。
【請求項4】
前記補強層は、複数枚の前記テープ状補強部材の端部の外面に対し、前記接合部に沿うように貼着された細長いテープ状連結部材を有している請求項3に記載の圧力容器。
【請求項5】
前記テープ状連結部材が、繊維強化プラスチックからなる請求項4に記載の圧力容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圧力容器に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、軸方向の両端が開放された円筒状の第1ライナ構成部材と、ドーム状をなす一対の第2ライナ構成部材とを有する圧力容器が開示されている。一対の第2ライナ構成部材は、第1ライナ構成部材の両端部に接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-239966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
高圧の流体が貯留される圧力容器においては、要求される強度が高くなるほど、第2ライナ構成部材の厚みを増す必要がある。しかし、特許文献1においては、第2ライナ構成部材の材料として金属(アルミニウム)が用いられているため、要求される強度が高くなると、第2ライナ構成部材の重量が大きくなるという問題がある。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、軽量化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の圧力容器は、
両端が開口した筒状部材と、
前記筒状部材の両端部に接合される一対のドーム状部材とを備え、
前記ドーム状部材は、金属製のベース部材と、前記ベース部材の外面に積層された繊維強化プラスチックからなる補強層と、を備えて構成されている。
【発明の効果】
【0007】
繊維強化プラスチックは金属に比べると比強度が高いので、金属のみで構成されたドーム状部材に比べると、本開示のドーム状部材は、軽量化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の圧力容器の断面図
圧力容器を筒状部材とドーム状部材に分離した状態をあらわす断面図
筒状部材とドーム状部材との接合構造をあらわす部分拡大断面図
ドーム状部材における口金の近傍領域の部分拡大断面図
ドーム状部材の側面図
ドーム状部材に対するテープ状補強部材の貼着過程における初期状態をあらわす正面図
ドーム状部材に対するテープ状補強部材の貼着過程における中盤状態をあらわす正面図
ドーム状部材に対するテープ状補強部材の貼着過程が完了した状態をあらわす正面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。下記の複数の形態例を、矛盾を生じない範囲で任意に組み合わせたものも、発明を実施するための形態に含まれる。
前記補強層は、繊維強化プラスチックからなる複数枚の細長いテープ状補強部材を、前記ベース部材の外面に対して互いに異なる経路に沿うように貼着することによって構成されている。シート状をなす1枚の補強部材を、ベース部材の曲面からなる外面に貼り付けた場合には、皺の寄った補強層が構成されるため、補強層の強度低下が懸念される。これに対し、複数枚の細長いテープ状補強部材を貼着した場合には、補強層に皺が寄る虞がないので、補強層による高い強度を確保することができる。
【0010】
前記ドーム状部材のうち前記筒状部材に臨む開口部の開口縁部が、前記ドーム状部材に対する接合部として機能する。前記テープ状補強部材は、前記接合部の周方向に間隔を空けた2位置間を結ぶ経路で貼着されている。前記補強層は、複数枚の前記テープ状補強部材同士が部分的に重なった積層部を有している。この構成によれば、補強層は、複数枚のテープ状補強部材同士が部分的に重なった積層部を有するので、高い強度を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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