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公開番号2024153236
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023066999
出願日2023-04-17
発明の名称振動デバイス
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03B 5/32 20060101AFI20241022BHJP(基本電子回路)
要約【課題】断熱性を高め周波数安定性に優れた振動デバイスを提供する。
【解決手段】振動デバイス1は、振動素子41を収容している容器30と、容器30が搭載されるベース基板10と、を備え、ベース基板10は、平面視で、容器30と重なり、容器30との間に空間24を形成する凹部23と、平面視で、容器30と重なり、第1接着剤60を介して容器30と接合される第1接合部17と、平面視で、凹部23とともに第1接合部17を挟むように設けられた第1配線パターン18と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
振動素子を収容している容器と、
前記容器が搭載されるベース基板と、を備え、
前記ベース基板は、
平面視で、前記容器と重なり、前記容器との間に空間を形成する凹部と、
平面視で、前記容器と重なり、第1接着剤を介して前記容器と接合される第1接合部と、
平面視で、前記凹部とともに前記第1接合部を挟むように設けられた第1配線パターンと、を含む、
振動デバイス。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
平面視において、前記容器は、前記第1接着剤を介して前記第1接合部に接合されたコーナー部を有する矩形であり、
前記第1配線パターンは、前記コーナー部に対応して設けられたL字形状のパターンを含む、
請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項3】
前記容器は、前記第1接合部に形成されたバンプ部材と、前記バンプ部材に塗布された前記第1接着剤と、を介して前記第1接合部に接合されている、
請求項1又は請求項2に記載の振動デバイス。
【請求項4】
前記容器に電気的に接続される集積回路を含み、
前記ベース基板は、前記集積回路が搭載される底面と、前記底面に形成されて平面視で前記集積回路と重なる収容空間と、を含み、
前記容器は、前記収容空間に収容されている、
請求項1又は請求項2に記載の振動デバイス。
【請求項5】
前記ベース基板は、
平面視で、前記集積回路と重なり、第2接着剤を介して前記集積回路と接合される第2接合部と、
平面視で、前記収容空間とともに前記第2接合部を挟むように設けられた第2配線パターンと、
を含む、
請求項4に記載の振動デバイス。
【請求項6】
平面視において、前記集積回路は、前記第2接着剤を介して前記第2接合部に接合されたコーナー部を有する矩形であり、
前記第2配線パターンは、前記コーナー部に対応して設けられたL字形状のパターンを含む、
請求項5に記載の振動デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動デバイスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
温度補償型発振器は、振動片と、振動片を発振させるための発振回路と温度補償回路とを有する集積回路と、を備え、集積回路が所定の温度範囲で振動片の発振周波数の所望する周波数からのずれを温度補償することにより、高い周波数精度が得られる。このような温度補償型発振器として、例えば、特許文献1には、振動片と集積回路とを収容した第1容器を第2容器に収容することで、第1容器内の振動片への断熱性を高め、より高い周波数精度が得られる発振器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-30002号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された発振器は、振動片と集積回路とを収容した第1容器を第2容器の凹部底面から第1容器側に突出した固定部に接着剤で固定している。そのため、第1容器を固定する接着剤が広がり接着面積が増大することにより、断熱性が低下し、出力される発振周波数の周波数安定性が劣化する虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
振動デバイスは、振動素子を収容している容器と、前記容器が搭載されるベース基板と、を備え、前記ベース基板は、平面視で、前記容器と重なり、前記容器との間に空間を形成する凹部と、平面視で、前記容器と重なり、第1接着剤を介して前記容器と接合される第1接合部と、平面視で、前記凹部とともに前記第1接合部を挟むように設けられた第1配線パターンと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。
図1中のA1-A1線における断面図。
図1中のA2-A2線における断面図。
第1実施形態に係る振動デバイスが備えるベース基板の概略構造を示す平面図。
第1実施形態に係る振動デバイスが備える振動子の概略構造を示す平面図。
図5中のB1-B1線における断面図。
第2実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。
図7中のC1-C1線における断面図。
第3実施形態に係る振動デバイスが備えるベース基板の概略構造を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
1.第1実施形態
先ず、第1実施形態に係る振動デバイス1について、ダブルシール構造の温度補償型発振器を一例として挙げ、図1~図6を参照して説明する。
尚、図1において、振動デバイス1の内部の構成を説明する便宜上、リッド12を取り外した状態を図示している。また、図5において、振動子40の内部の構成を説明する便宜上、リッド33を取り外した状態を図示している。
【0008】
また、説明の便宜上、以降の各図には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。また、X軸に沿った方向を「X方向」、Y軸に沿った方向を「Y方向」、Z軸に沿った方向を「Z方向」と言う。また、各軸方向の矢印先端側を「プラス側」、基端側を「マイナス側」とも言う。
【0009】
本実施形態に係る振動デバイス1は、図1、図2、及び図3に示すように、容器30に振動素子41を収容した振動子40と、振動素子41を発振させるための発振回路と温度補償回路とを有する集積回路50と、振動子40と集積回路50とを収容するベース基板10と、を有する。
【0010】
振動子40は、図5及び図6に示すように、振動素子41と、振動素子41を収容する容器30と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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