TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024153151
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2023066866
出願日
2023-04-17
発明の名称
緩衝器
出願人
日立Astemo株式会社
代理人
個人
主分類
F16F
9/32 20060101AFI20241022BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】容易に組み立てを行うことができる緩衝器を提供すること。
【解決手段】緩衝器(10)は、シリンダ(30)と、シリンダ(30)の軸線に沿った方向に移動可能なスライダ(23)と、スライダ(23)を軸線に沿った第1方向に付勢している第1ばね(21)と、第1方向とは逆方向にスライダ(23)を付勢している第2ばね(22)と、シリンダ(30)とスライダ(23)との間に設けられているスリーブ(18)と、スリーブ(18)の一端に当接することにより第1方向への移動を規制している一方側移動規制部(32)と、スリーブ(18)の他端に当接することにより第1方向とは逆方向への移動を規制している他方側移動規制部(40)と、スリーブ(18)を径方向に貫通し、他方側移動規制部(40)の移動を規制している固定部材(28)と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
円筒状の部材であるシリンダと、
前記シリンダの外周に同軸状に配置され、前記シリンダの軸線に沿った方向に移動可能に設けられている円筒形状のスライダと、
前記スライダに当接し、前記スライダを前記軸線に沿った方向の一方向である第1方向に付勢している第1ばねと、
前記スライダに当接し、前記第1方向とは逆方向に前記スライダを付勢している第2ばねと、
前記シリンダの外周と前記スライダの内周との間に設けられている、略円筒状のスリーブと、
前記シリンダに固定され、前記スリーブの一端に当接することにより前記第1方向への移動を規制している一方側移動規制部と、
前記シリンダの外周に位置し、前記スリーブの他端に当接することにより前記第1方向とは逆方向への移動を規制している他方側移動規制部と、
前記スリーブを径方向に貫通し、前記シリンダに対する前記他方側移動規制部材の移動を規制している固定部材と、を備えている緩衝器。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記シリンダは、筒状のシリンダ本体と、このシリンダ本体に開けられているシリンダ穴部と、を含み、
前記スリーブは、筒状のスリーブ本体と、このスリーブ本体に開けられ少なくとも一部が前記シリンダ穴部の外周に位置するスリーブ穴部と、を含み、
前記固定部材は前記スリーブ穴部と前記シリンダ穴部を介して前記他方側移動規制部材に形成された凹部に挿入されている請求項1に記載の緩衝器。
【請求項3】
前記スリーブ穴部は、前記固定部材から離間可能に大きく形成されている、請求項2に記載の緩衝器。
【請求項4】
前記シリンダ穴部、及び/又は、前記他方側移動規制部に雌ねじ部が形成され、
前記固定部材は、雄ねじ部を有し、前記雄ねじ部が前記雌ねじ部に締結されている、請求項2に記載の緩衝器。
【請求項5】
前記固定部材は、前記雄ねじ部の先端が前記凹部に食い込むように固定されている、請求項4に記載の緩衝器。
【請求項6】
前記固定部材は、前記スリーブの外周面よりも内側に位置している、請求項2に記載の緩衝器。
【請求項7】
前記スライダは、径方向を基準として、前記固定部材に重なる位置まで移動可能である、請求項6に記載の緩衝器。
【請求項8】
前記スリーブの材質はステンレス鋼である、請求項1に記載の緩衝器。
【請求項9】
前記固定部材は、一部が前記スリーブ穴部の内部に位置する長さになっている、請求項2に記載の緩衝器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、緩衝器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、車両には、車輪が地面から受けた振動等を減衰するために、車輪と車体との間に緩衝器が設けられている。緩衝器に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
【0003】
特許文献1に示されるような、緩衝器は、筒状を呈するアルミニウム製のショックボディと、このショックボディの外周面を囲うように設けられている鉄製のスリーブと、このスリーブの外周面に沿って設けられているプライマリばね、及び、テンダーばねと、これらのプライマリばね、及び、テンダーばねの間に設けられ、これらのプライマリばね、及び、テンダーばねの両方から付勢力を受けていると共にスリーブの外周面に沿って変位可能なスプリングカプラと、を備えている。
【0004】
スリーブは、スリーブの内周面とショックボディの外周面との間に設けられたスナップリングによって、ショックボディの外周に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2021/0300139号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示された緩衝器によれば、スリーブの内周面とショックボディの外周面との間にスナップリングを設ける必要がある。スナップリングを2つの筒体の間に設けるため、外部から視認することができず、この点において改善の余地がある。
【0007】
本発明は、容易に組み立てを行うことができる緩衝器の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討の結果、スリーブの一端に当接することにより第1方向への移動を規制している一方側移動規制部と、スリーブの他端に当接することにより第1方向とは逆方向への移動を規制している他方側移動規制部と、を設けることにより、容易に組み立てを行うことができる緩衝器を提供できることを知見した。本発明は、当該知見に基づいて完成させた。
【0009】
以下、本開示について説明する。
【0010】
本開示によれば、円筒状の部材であるシリンダと、
前記シリンダの外周に同軸状に配置され、前記シリンダの軸線に沿った方向に移動可能に設けられている円筒形状のスライダと、
前記スライダに当接し、前記スライダを前記軸線に沿った方向の一方向である第1方向に付勢している第1ばねと、
前記スライダに当接し、前記第1方向とは逆方向に前記スライダを付勢している第2ばねと、
前記シリンダの外周と前記スライダの内周との間に設けられている、円筒状のスリーブと、
前記シリンダに固定され、前記スリーブの一端に当接することにより前記第1方向への移動を規制している一方側移動規制部と、
前記シリンダの外周に位置し、前記スリーブの他端に当接することにより前記第1方向とは逆方向への移動を規制している他方側移動規制部と、
前記スリーブを径方向に貫通し、前記シリンダに対する前記他方側移動規制部材の移動を規制している固定部材と、を備えている緩衝器が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る