TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024152831
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2024131985,2024535482
出願日
2024-08-08,2023-12-19
発明の名称
ポリウレタン樹脂形成性組成物、ポリウレタン樹脂、成形体、及びコーティング剤
出願人
東ソー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
18/40 20060101AFI20241018BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】有機溶剤を低減しながら、長時間のポットライフを有するとともに、優れた低温屈曲性を有するポリウレタン樹脂の作製に資するポリウレタン樹脂形成性組成物を提供すること。
【解決手段】ポリオール成分を含む主剤と、ポリイソシアネート成分を含む硬化剤と、触媒と、を含み、ポリオール成分が、水酸基数が3以上である第1のポリオールと、水酸基数が2である第2のポリオールと、を含み、第1のポリオールが、ポリカーボネートポリエステルポリオールを含み、ポリイソシアネート成分が、ジフェニルメタンジイソシアネートに由来する部位とポリエーテルポリオールに由来する部位とを有するイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを含み、触媒が、チタン、亜鉛及びアルミニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属元素を含む金属触媒を含み、有機溶剤の含有量が、0~10質量%である、ポリウレタン樹脂形成性組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオール成分を含む主剤と、ポリイソシアネート成分を含む硬化剤と、触媒と、を含み、
前記ポリオール成分が、水酸基数が3以上である第1のポリオールと、水酸基数が2である第2のポリオールと、を含み、
前記第1のポリオールが、ポリカーボネートポリエステルポリオールを含み、
前記ポリイソシアネート成分が、ジフェニルメタンジイソシアネートに由来する部位とポリエーテルポリオールに由来する部位とを有するイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを含み、
前記触媒が、チタン、亜鉛及びアルミニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属元素を含む金属触媒を含み、
有機溶剤の含有量が、0~10質量%である、ポリウレタン樹脂形成性組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ポリウレタン樹脂形成性組成物、ポリウレタン樹脂、成形体、及びコーティング剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
有機溶剤を多く含有するポリウレタン樹脂形成性組成物は、各種の素材への密着性が高く種々の物性に優れていることから、被覆剤、塗料、接着剤および印刷インキなどに広く用いられてきた。ところが近年、環境負荷低減のため有機溶剤を低減したポリウレタン樹脂形成性組成物が要望されている。
【0003】
例えば、特許文献1は、トリレンジイソシアネートまたはジフェニルメタンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体と、さらに、芳香族ポリイソシアネート(但しトリレンジイソシアネートまたはジフェニルメタンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト体を除く)を含むポリイソシアネートと、ポリオールとを含む無溶剤型反応性接着剤であって、特定量のトリメチロールプロパンアダクト体を含む、無溶剤型反応性接着剤を開示している。
【0004】
特許文献2は、少なくとも1種のポリイソシアネートと、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種のポリオールと、2つ以上のOH基及び水素架橋基を有する少なくとも1種のポリオールと、を含む反応物質の反応生成物であるイソシアネートプレポリマーを含むイソシアネート成分と、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種のポリオールを含むポリオール成分と、を含む、2成分無溶剤接着剤を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-082441号公報
特開2021-107555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の無溶剤型のポリウレタン樹脂形成性組成物により形成されるポリウレタン樹脂は、低温屈曲性が十分ではない。また、作業性の観点から長時間のポットライフが求められるが、ポットライフを長くすることは必ずしも容易ではない。
【0007】
本開示のいくつかの態様は、有機溶剤を低減したポリウレタン樹脂形成性組成物でありながら、長時間のポットライフを有するとともに、優れた低温屈曲性を有するポリウレタン樹脂の作製に資するポリウレタン樹脂形成性組成物、及び該ポリウレタン樹脂形成性組成物を含むコーティング剤を提供することに向けられている。また、本開示の他のいくつかの態様は、上記ポリウレタン樹脂形成性樹脂物から形成されるポリウレタン樹脂、及び、上記ポリウレタン樹脂形成性樹脂物の硬化物からなる成形体を提供することに向けられている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の各態様は、以下に示す[1]~[12]の実施形態を含むものである。
【0009】
[1] ポリオール成分を含む主剤と、ポリイソシアネート成分を含む硬化剤と、触媒と、を含み、前記ポリオール成分が、水酸基数が3以上である第1のポリオールと、水酸基数が2である第2のポリオールと、を含み、前記第1のポリオールが、ポリカーボネートポリエステルポリオールを含み、前記ポリイソシアネート成分が、ジフェニルメタンジイソシアネートに由来する部位とポリエーテルポリオールに由来する部位とを有するイソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを含み、前記触媒が、チタン、亜鉛及びアルミニウムからなる群から選ばれる少なくとも1種の金属元素を含む金属触媒を含み、有機溶剤の含有量が、0~10質量%である、ポリウレタン樹脂形成性組成物。
【0010】
[2] 前記第1のポリオールが、環状エステル化合物の開環付加重合により形成される構造を有するポリカーボネートポリエステルポリオールを含む、[1]に記載のポリウレタン樹脂形成性組成物。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東ソー株式会社
細胞外小胞の解析方法
26日前
東ソー株式会社
多孔質ゼオライト成形体
21日前
東ソー株式会社
硫酸マンガン溶液の製造方法
21日前
東ソー株式会社
ポリマーコートビーズの製造方法
27日前
東ソー株式会社
コーティング液及び突起形成方法
26日前
東ソー株式会社
窒化ガリウムの粉末及びその製造方法
26日前
国立大学法人東海国立大学機構
デバイス
26日前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用アミン組成物及びその用途
19日前
東ソー株式会社
アデノ随伴ウイルス結合性タンパク質の精製方法
1か月前
東ソー株式会社
窒化ガリウム膜成膜用スパッタリングターゲット
26日前
東ソー株式会社
キノリノン骨格を有する高溶解性ユウロピウム錯体
19日前
東ソー株式会社
電極
7日前
国立大学法人東海国立大学機構
生体試料捕集用デバイス
26日前
東ソー株式会社
カルコン誘導体、組成物、光学フィルム及びそれらの製造方法
6日前
国立大学法人 東京大学
ジルコニア焼結体およびその製造方法
26日前
公益財団法人相模中央化学研究所
ジアシルヒドラジン誘導体及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
疎水性ゼオライト、及びその製造方法
5日前
東ソー株式会社
MFI型ゼオライト及びその製造方法
1か月前
東ソー株式会社
多能性幹細胞から外胚葉系細胞を分化誘導する方法及び製造方法
7日前
東ソー株式会社
ポリウレタン樹脂組成物、硬化物、人工皮革、合成皮革、および皮革用表面処理剤
26日前
国立大学法人京都工芸繊維大学
二酸化炭素分離膜、二酸化炭素分離膜の製造方法、二酸化炭素分離方法及び二酸化炭素分離膜モジュール
7日前
東ソー株式会社
環状アジン化合物、有機電界発光素子用材料、有機電界発光素子用電子輸送材料、及び有機電界発光素子
7日前
東ソー株式会社
延伸物
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
2か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
2か月前
三菱ケミカル株式会社
テープ
3か月前
日本化薬株式会社
樹脂微粒子
3か月前
株式会社トクヤマ
樹脂組成物
1か月前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
2か月前
三菱ケミカル株式会社
フィルム
2か月前
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
3か月前
オムロン株式会社
電子部品
1か月前
株式会社カネカ
液晶ポリエステル
3か月前
三洋化成工業株式会社
樹脂組成物
5日前
東レ株式会社
繊維強化樹脂中空構造体
3か月前
花王株式会社
乳化組成物
3か月前
続きを見る
他の特許を見る