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公開番号
2024150087
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-23
出願番号
2023063323
出願日
2023-04-10
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
H01R
4/18 20060101AFI20241016BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】作業者が逆向きでの端子金具のキャビティ内への挿入をより速やかに止めることができる、コネクタを開示する。
【解決手段】コネクタ10が、端子金具14とキャビティ16を有するハウジング18とを備え、端子金具14は、上板部24と底板部26と底板部26から下方に突出して設けられた底側突部28とを有し、ハウジング18は、キャビティ16への端子金具14の挿入方向に延びるガイド溝86と、端子金具14の挿入方向と反対方向に突出する逆挿入検知突部94と、を有し、端子金具14が正規向きでキャビティ16に挿入される際には、端子金具14の底側突部28がハウジング18のガイド溝86内を挿通して端子金具14のキャビティ16内への挿入が許容され、端子金具14が上下逆向きでキャビティ16に挿入される際には、底側突部28が逆挿入検知突部94に当接してキャビティ16内への端子金具14の挿入が阻止される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電線の端末に接続された端子金具と、
前記端子金具が収容されたキャビティを有するハウジングと、を備え、
前記端子金具は、前記キャビティの上面に対向して配置される上板部と、前記キャビティの底面に対向して配置される底板部と、前記底板部から下方に突出して設けられた底側突部と、を有し、
前記ハウジングは、前記キャビティの前記底面と前記キャビティの開口周縁部の底側部に開口して前記キャビティへの前記端子金具の挿入方向に延びるガイド溝と、前記キャビティの前記上面に連接する前記キャビティの前記開口周縁部の上側部から前記挿入方向と反対方向に突出する逆挿入検知突部と、を有し、
前記キャビティの前記上面と前記底面の対向方向である第1方向の距離が、前記端子金具の前記上板部の外面と前記底板部の外面の前記第1方向の離隔距離よりも大きく、且つ、前記端子金具の前記上板部の前記外面と前記底側突部の突出端面の前記第1方向の離隔距離よりも小さくされており、
前記端子金具が正規向きで前記キャビティに挿入される際には、前記端子金具の前記底側突部が前記ハウジングの前記ガイド溝内を挿通して前記端子金具の前記キャビティ内への挿入が許容され、
前記端子金具が上下逆向きで前記キャビティに挿入される際には、前記底側突部が前記逆挿入検知突部に当接して前記キャビティ内への前記端子金具の挿入が阻止される、
コネクタ。
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【請求項2】
前記底側突部の前記挿入方向の突出端面と、前記逆挿入検知突部の前記反対方向の突出端面の少なくとも一方が、傾斜面および湾曲面の少なくとも1つを含んで構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記逆挿入検知突部は、前記キャビティの前記開口周縁部の前記上側部における前記第1方向に直交する第2方向の中央部から前記第2方向の両側に広がる幅寸法を有し、前記反対方向の前記突出端面が、前記第2方向の前記中央部から前記両側に向かって次第に前記反対方向への突出寸法が小さくなる一対の前記傾斜面または一対の前記湾曲面を有し、
前記端子金具の前記底側突部は、前記第2方向で前記底板部の中央部から前記第2方向の両側に広がる幅寸法を有し、前記挿入方向の前記突出端面が、前記第2方向の前記中央部から前記両側に向かって広がりつつ前記反対方向へ向かって延びる一対の前記傾斜面または一対の前記湾曲面を有し、
前記キャビティの前記開口周縁部は、前記第2方向で対向する一対の側壁部を有し、前記第2方向における前記一対の側壁部の間の対向距離が、前記端子金具の前記第2方向で対向する一対の側板部間の離隔距離よりも僅かに大きくされている、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記キャビティが開口する前記ハウジングの後端面に組み付けられて、前記キャビティを覆い、前記キャビティに収容された前記端子金具から延び出す前記電線を挿通する挿通孔を備えたカバー部材をさらに備え、
前記カバー部材が、前記後端面から前記反対方向に突出する前記逆挿入検知突部を収容する収容部を有している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記カバー部材が、前記挿入方向で前記キャビティ内の前記端子金具に向かって突出して対向する押さえリブを有しており、前記端子金具が前記反対方向に変位した際に前記押さえリブが前記端子金具に当接するようになっている、請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記カバー部材が、前記第1方向と前記第1方向に直交する第2方向の少なくとも一方で前記ハウジングよりも外方に突出するフランジ部を有している、請求項4に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、端子金具と、端子金具が収容されるキャビティを備えたハウジングと、を備えてなるコネクタが開示されている。特許文献1のコネクタでは、端子金具に係止片が突設されている。そして、端子金具が正規の向きでキャビティに挿入される際には、端子金具の係止片が、ハウジングに設けられてキャビティ内に突出する係止用弾性舌片を押圧し、端子金具のキャビティ内への挿入が許容される。一方、端子金具が逆向きでキャビティに挿入される際には、端子金具の係止片がハウジングのキャビティ開口縁部に当接して端子金具のキャビティ内への挿入が阻止されることにより、端子金具の誤組付が防止されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-121091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の構造では、逆向きの端子金具がある程度キャビティ内に挿入された後に、係止片がキャビティ開口縁部に当接してそれ以上のキャビティ内への端子金具の挿入が阻止される。そのため、係止片がキャビティ開口縁部に当接した際には、作業者は直ちに逆挿入行為を止めるよりもむしろ無理に押圧する可能性が高い。それゆえ、その際にキャビティ内に収容された端子金具の一部がキャビティ内面に強く接触し易く、端子金具に大きな外力が加わって変形するおそれがあった。
【0005】
そこで、作業者が逆向きでの端子金具のキャビティ内への挿入をより速やかに止めることができる、コネクタを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、電線の端末に接続された端子金具と、前記端子金具が収容されたキャビティを有するハウジングと、を備え、前記端子金具は、前記キャビティの上面に対向して配置される上板部と、前記キャビティの底面に対向して配置される底板部と、前記底板部から下方に突出して設けられた底側突部と、を有し、前記ハウジングは、前記キャビティの前記底面と前記キャビティの開口周縁部の底側部に開口して前記キャビティへの前記端子金具の挿入方向に延びるガイド溝と、前記キャビティの前記上面に連接する前記キャビティの前記開口周縁部の上側部から前記挿入方向と反対方向に突出する逆挿入検知突部と、を有し、前記キャビティの前記上面と前記底面の対向方向である第1方向の距離が、前記端子金具の前記上板部の外面と前記底板部の外面の前記第1方向の離隔距離よりも大きく、且つ、前記端子金具の前記上板部の前記外面と前記底側突部の突出端面の前記第1方向の離隔距離よりも小さくされており、前記端子金具が正規向きで前記キャビティに挿入される際には、前記端子金具の前記底側突部が前記ハウジングの前記ガイド溝内を挿通して前記端子金具の前記キャビティ内への挿入が許容され、前記端子金具が上下逆向きで前記キャビティに挿入される際には、前記底側突部が前記逆挿入検知突部に当接して前記キャビティ内への前記端子金具の挿入が阻止される、ものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、作業者が逆向きでの端子金具のキャビティ内への挿入をより速やかに止めることができる、コネクタが提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係るコネクタを示す斜視図である。
図2は、図1に示されたコネクタにおける平面図である。
図3は、図1に示されたコネクタにおける底面図である。
図4は、図2におけるIV-IV断面図である。
図5は、図1に示されたコネクタをカバー部材を取り外した状態で示す正面図である。
図6は、図1に示されたコネクタを構成するハウジングを平面側から示す斜視図である。
図7は、図6に示されたハウジングを底面側から示す斜視図である。
図8は、図1に示されたコネクタを構成する端子金具を電線との接続状態で示す斜視図である。
図9は、図1に示されたコネクタを構成するカバー部材を背面側から示す斜視図である。
図10は、図1に示されたコネクタにおいて端子金具が上下逆向きで挿入される状態を示す斜視図である。
図11は、図10に示されたコネクタにおける平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)電線の端末に接続された端子金具と、前記端子金具が収容されたキャビティを有するハウジングと、を備え、前記端子金具は、前記キャビティの上面に対向して配置される上板部と、前記キャビティの底面に対向して配置される底板部と、前記底板部から下方に突出して設けられた底側突部と、を有し、前記ハウジングは、前記キャビティの前記底面と前記キャビティの開口周縁部の底側部に開口して前記キャビティへの前記端子金具の挿入方向に延びるガイド溝と、前記キャビティの前記上面に連接する前記キャビティの前記開口周縁部の上側部から前記挿入方向と反対方向に突出する逆挿入検知突部と、を有し、前記キャビティの前記上面と前記底面の対向方向である第1方向の距離が、前記端子金具の前記上板部の外面と前記底板部の外面の前記第1方向の離隔距離よりも大きく、且つ、前記端子金具の前記上板部の前記外面と前記底側突部の突出端面の前記第1方向の離隔距離よりも小さくされており、前記端子金具が正規向きで前記キャビティに挿入される際には、前記端子金具の前記底側突部が前記ハウジングの前記ガイド溝内を挿通して前記端子金具の前記キャビティ内への挿入が許容され、前記端子金具が上下逆向きで前記キャビティに挿入される際には、前記底側突部が前記逆挿入検知突部に当接して前記キャビティ内への前記端子金具の挿入が阻止される、ものである。
【0010】
本態様のコネクタによれば、キャビティの上面と底面の対向方向(以下、第1方向)の距離が、端子金具の上板部の外面と底板部の外面の第1方向の離隔距離よりも大きく、且つ、端子金具の上板部の外面と底側突部の突出端面の第1方向の離隔距離よりも小さくされている。これにより、端子金具が上下逆向きでキャビティに挿入される際には、端子金具の上板部をキャビティの底面に位置合わせして挿入しようとすると、必ず端子金具の底側突部がハウジングの逆挿入検知突部に干渉することになる。そして、端子金具が上下逆向きでキャビティに挿入される際には、端子金具の底側突部がハウジングの逆挿入検知突部に当接してキャビティ内への端子金具の挿入が阻止されるようになっている。ここで、逆挿入検知突部は、キャビティの開口周縁部の上側部から端子金具のキャビティへの挿入方向と反対方向に突出している。それゆえ、キャビティ内に端子金具が入り込む前や入り込んだ直後など、従来構造よりも早い段階で、端子金具の上下逆向き挿入状態を、逆挿入検知突部と底側突部の当接により作業者が検知することができる。それゆえ、作業者が逆向きでの端子金具のキャビティ内への挿入をより速やか止めることができるコネクタを提供できる。
(【0011】以降は省略されています)
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