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公開番号2024150064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063290
出願日2023-04-10
発明の名称印刷装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20241016BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】送風機から発生する騒音を低減する印刷装置を提供すること。
【解決手段】印刷装置1は、媒体90に液体を吐出する印刷部14と、媒体90に付着された液体を加熱する熱を発生させる熱源45と、媒体90に向けて気体を送風可能な送風機43と、送風機43を内部に有し、気体が流動する送風路44と、を備え、送風路44は、熱源45を囲むように設けられ、内面に吸音材101,103が配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
媒体に液体を吐出する印刷部と、
前記媒体に付着された前記液体を加熱する熱を発生させる熱源と、
前記媒体に向けて気体を送風可能な送風機と、
前記送風機を内部に有し、前記気体が流動する送風路と、を備え、
前記送風路は、前記熱源を囲むように設けられ、内面に吸音材が配置されることを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記吸音材は、前記送風機の送風方向に沿って配置されることを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記送風路は、前記送風方向の下流に直線流路を有し、
前記吸音材は、前記直線流路に面して配置されることを特徴とする、請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
押さえ部材を備え、
前記押さえ部材は、前記内面に配置される前記吸音材を、前記送風路の前記内面に露出させた状態で支持することを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記押さえ部材は、パンチングメタルから成ることを特徴とする、請求項4に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記送風機は、前記気体の送風速度を変更可能であり、
前記パンチングメタルは、大きさが異なる孔を有することを特徴とする、請求項5に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記送風路を囲む外装部材を備え、
前記吸音材は、前記外装部材と前記押さえ部材とに挟まれて配置されることを特徴とする、請求項4に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記熱源は、前記媒体と対向可能な赤外線ヒーターであることを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記熱源は、前記送風路に配置され、前記気体を加熱する電熱線であることを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記電熱線は、前記送風機によって送り出される前記気体を加熱することを特徴とする、請求項9に記載の印刷装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、媒体に付着された印刷用インクなどの液体を、加熱しつつ送風して乾燥させる印刷装置が知られていた。例えば、特許文献1には、媒体の種類に応じて送風機の駆動量を変更する加熱装置が開示されている。該加熱装置は、送風機の駆動量を変更して、液体が付着された媒体の処理面の温度を制御するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-155653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、送風機の駆動量を増大させると、送風機の駆動によって発生する騒音を低減することが難しいという課題があった。すなわち、送風機から発生する騒音を低減する印刷装置が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
印刷装置は、媒体に液体を吐出する印刷部と、前記媒体に付着された前記液体を加熱する熱を発生させる熱源と、前記媒体に向けて気体を送風可能な送風機と、前記送風機を内部に有し、前記気体が流動する送風路と、を備え、前記送風路は、前記熱源を囲むように設けられ、内面に吸音材が配置されることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る印刷装置の構成を示す模式図。
印刷装置の電気的な構成を示すブロック図。
押さえ部材の一例を示す平面図。
押さえ部材の一例を示す平面図。
押さえ部材の一例を示す平面図。
押さえ部材の一例を示す平面図。
第2実施形態に係る熱源および送風機の配置を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に述べる実施の形態では、印刷が施された媒体をロール状に巻き取る印刷装置1を例示して、図面を参照して説明する。上記印刷が施された媒体、すなわち印刷物は、例えばサイネージなどの用途に供される。
【0008】
以下の各図においては、必要に応じて、X軸のみ、あるいは相互に直交する座標軸としてXYZ軸を付し、各矢印が指す方向を+方向とし、+方向と反対の方向を-方向とする。また、以下の各図では、図示の便宜上、各部材の大きさを実際とは異ならせている。
【0009】
印刷装置1における+Z方向を上方とし、-Z方向を下方とする。本明細書では、印刷装置1を水平面に沿う面に設置した状態について述べることとする。
【0010】
1.第1実施形態
図1に示すように、本実施形態に係る印刷装置1は、支持部12、搬送部13、印刷部14、加熱装置15、および制御部60を備える。支持部12は媒体90を支持する。搬送部13は支持部12に沿って媒体90を搬送する。印刷部14は、媒体90にインクなどの液体を吐出して付着させる。加熱装置15は、印刷部14により液体が付着した媒体90を加熱する。制御部60は、印刷装置1の各種構成の稼働を統合的に制御する。なお、図1の説明では、特に断りがない限り-X方向から側面視した状態を述べることとする。
(【0011】以降は省略されています)

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