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公開番号2024149762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2024134923,2023093756
出願日2024-08-13,2019-03-08
発明の名称巻回体の製造方法
出願人株式会社タカゾノ
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B65B 57/02 20060101AFI20241010BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】初期動作および巻回体交換直後の動作に要する時間を短縮する。
【解決手段】包装装置は、長尺シート状の包材が巻回された巻回体を用いて包装対象物を包装する。巻回体は、情報を記憶する記録媒体を有している。記録媒体に記録される情報は、巻回体における包材の残量を示す残量情報を含んでいる。包装装置は、巻回体を回転させるための駆動力を発生する駆動部と、記録媒体に記憶されている残量情報を読み取る情報読み取り部と、包装装置を制御する制御部とを備えている。制御部は、情報読み取り部が読み取った残量情報に基づいて、巻回体の回転速度を設定する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
長尺シート状の包材が巻回された巻回体を用いて包装対象物を包装する包装装置において、
前記巻回体は、情報を記憶する記録媒体を有し、前記情報は前記巻回体における前記包材の残量を示す残量情報を含み、
前記包装装置は、
前記巻回体を回転させるための駆動力を発生する駆動部と、
前記記録媒体に記憶されている前記残量情報を読み取る情報読み取り部と、
前記包装装置を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記情報読み取り部が読み取った前記残量情報に基づいて、前記巻回体の回転速度を設定する、包装装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記巻回体から巻き出された前記包材を搬送経路に沿って搬送する搬送部と、
前記搬送経路に交差する方向に変位可能な変位部材を有し、前記変位部材が前記包材を押圧することで前記包材に張力を付与する、張力付与部と、をさらに備え、
前記変位部材は、定位置が設定されており、
前記制御部は、前記包装装置の電源を投入したとき、または前記包装装置に前記巻回体を装着したときに、前記残量情報に基づいて設定された回転速度で前記巻回体を回転させるように前記駆動部を駆動して、前記変位部材を前記定位置に移動させる、請求項1に記載の包装装置。
【請求項3】
前記変位部材が前記定位置にあることを検出する位置検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記位置検出部が前記変位部材を検出するまで前記巻回体から前記包材を巻き出して、前記変位部材を前記定位置に移動させる、請求項2に記載の包装装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記変位部材を検出した前記位置検出部が前記変位部材を検出しなくなるまで前記巻回体に前記包材を巻き取り、その後、前記位置検出部が前記変位部材を検出するまで前記巻回体から前記包材を巻き出して、前記変位部材を前記定位置に移動させる、請求項3に記載の包装装置。
【請求項5】
前記変位部材が前記定位置にあることを検出する位置検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記位置検出部が前記変位部材を検出するまで前記巻回体に前記包材を巻き取って、前記変位部材を前記定位置に移動させる、請求項2に記載の包装装置。
【請求項6】
前記情報読み取り部は、前記残量情報を前記記録媒体に書き込み可能に構成されており、
前記制御部は、前記駆動部による前記巻回体の駆動を実行している間の前記駆動部の駆動量を計測し、その計測結果に基づいて前記巻回体における前記包材の残量を判定し、
前記制御部は、前記包材の残量の判定結果を前記残量情報として前記記録媒体に書き込むように、前記情報読み取り部を制御する、請求項1~5のいずれか1項に記載の包装装置。
【請求項7】
前記包材の残量には複数の段階が設定されており、
前記制御部は、前記包材の残量が現在の段階の残量よりも小さいと判断されたときに一段階小さくした残量を前記残量情報として前記記録媒体に書き込むように、前記情報読み取り部を制御する、請求項6に記載の包装装置。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の包装装置に用いる巻回体であって、
芯管と、
前記芯管に巻回された長尺シート状の包材とを備え、
前記芯管は、情報を記憶する記録媒体を有し、前記情報は前記巻回体における前記包材の残量を示す残量情報を含む、巻回体。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか1項に記載の包装装置に用いる巻回体であって、
芯管と、
前記芯管に巻回された長尺シート状の包材と、
情報を記憶する記録媒体とを備え、
前記情報は前記巻回体における前記包材の残量を示す残量情報を含む、巻回体。
【請求項10】
請求項8に記載の巻回体に用いる芯管であって、
前記巻回体は、前記芯管と、前記芯管に巻回された長尺シート状の包材とを備え、
情報を記憶する記録媒体を有し、前記情報は前記巻回体における前記包材の残量を示す残量情報を含む、芯管。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、包装対象物を包材内に包装する包装装置、その包装装置に用いる巻回体、その巻回体に用いる芯管、巻回体の製造方法、およびその製造方法に用いられる巻回物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、包装装置は、巻回体から巻き出された包材で、包装対象物を順に包装する。巻回体は、長尺シート状の包材が巻回されて構成されたものである。特開2018-043875号公報(特許文献1)および特開2018-118778号公報(特許文献2)には、巻回体における包材の残量を検出する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-043875号公報
特開2018-118778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記文献に記載の装置では、包材の残量が判明していないときには、確実に脱調を防止する観点で、巻回体の回転速度を最低速度に設定して包材の巻き出しおよび巻き取りが行なわれる。包装装置の起動直後の初期動作時、および巻回体を交換した直後の動作時には、包材の残量判定結果がないため、最低速度で包材を巻き出しおよび巻き取りして、包材の残量を判定する処理が行なわれる。そのため、包装を開始できるまでに時間を要することになる。
【0005】
本開示では、初期動作および巻回体交換直後の動作に要する時間を短縮できる、包装装置が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従うと、長尺シート状の包材が巻回された巻回体を用いて包装対象物を包装する包装装置が提供される。巻回体は、情報を記憶する記録媒体を有している。記録媒体に記録される情報は、巻回体における包材の残量を示す残量情報を含んでいる。包装装置は、巻回体を回転させるための駆動力を発生する駆動部と、記録媒体に記憶されている残量情報を読み取る情報読み取り部と、包装装置を制御する制御部とを備えている。制御部は、情報読み取り部が読み取った残量情報に基づいて、巻回体の回転速度を設定する。
【0007】
上記の包装装置は、搬送部と、張力付与部とをさらに備えている。搬送部は、巻回体から巻き出された包材を、搬送経路に沿って搬送する。張力付与部は、搬送経路に交差する方向に変位可能な変位部材を有している。張力付与部は、変位部材が包材を押圧することで、包材に張力を付与する。変位部材は、定位置が設定されている。制御部は、包装装置の電源を投入したとき、または包装装置に巻回体を装着したときに、残量情報に基づいて設定された回転速度で巻回体を回転させるように駆動部を駆動して、変位部材を定位置に移動させる。
【0008】
上記の包装装置は、変位部材が定位置にあることを検出する位置検出部をさらに備えている。制御部は、位置検出部が変位部材を検出するまで巻回体から包材を巻き出して、変位部材を定位置に移動させる。制御部は、変位部材を検出した位置検出部が変位部材を検出しなくなるまで巻回体に包材を巻き取り、その後、位置検出部が変位部材を検出するまで巻回体から包材を巻き出して、変位部材を定位置に移動させてもよい。
【0009】
上記の包装装置は、変位部材が定位置にあることを検出する位置検出部をさらに備えている。制御部は、位置検出部が変位部材を検出するまで巻回体に包材を巻き取って、変位部材を定位置に移動させる。
【0010】
上記の包装装置において、情報読み取り部は、残量情報を記録媒体に書き込み可能に構成されている。制御部は、駆動部による巻回体の駆動を実行している間の駆動部の駆動量を計測し、その計測結果に基づいて巻回体における包材の残量を判定する。制御部は、包材の残量の判定結果を残量情報として記録媒体に書き込むように、情報読み取り部を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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