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公開番号2024149652
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2024127767,2022193508
出願日2024-08-02,2014-11-18
発明の名称薬剤払出し装置
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人
主分類B65B 1/10 20060101AFI20241010BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】付着した散薬の清掃作業が容易な薬剤払出し装置を提供する。
【解決手段】
散薬が投入される環状の薬剤投入溝208を有する分配皿201に動力が付与され、分配皿201が回転駆動される。分配皿201の一部又は全部が、テーブル部材205の分配皿収容開口206の中に配置される。テーブル部材205はテーブル面を有し、薬剤投入溝208の少なくとも最低部が、テーブル部材205のテーブル面よりも下の位置に配置されている。そのため、テーブル面と分配皿201の間の物陰が少なく、散薬や埃が入り込みにくく、清掃作業が容易である。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
薬剤を収容する複数の薬剤容器と、複数の薬剤容器が設置された容器保管装置と、容器移動手段と、複数の容器載置装置と、分配皿と、掻出装置と、散薬投入ホッパーと、薬剤包装装置と、清掃装置、清掃部とを備えた薬剤払出し装置であって、
下記動作(a)~(g):
(a)処方箋に応じて容器保管装置に設置された複数の薬剤容器が選ばれる動作、
(b)容器移動手段によって、選ばれた複数の薬剤容器が容器保管装置から分配皿の周囲に設けられた複数の容器載置装置に搬送され設置される動作、
(c)選ばれ、複数の容器載置装置に搬送され設置された複数の薬剤容器の所定量の薬剤が分配皿に投入される動作、
(d)分配皿に投入され薬剤が分割され、分割された薬剤が散薬投入ホッパーを通って薬剤包装装置に投入される動作、
(e)投入された薬剤が薬剤包装装置で包装される動作、
(f)清掃装置により分配皿が清掃される溝清掃動作、
(g)選ばれた複数の薬剤容器の側面が清掃部により清掃される清掃動作、
を自動的に実施する薬剤払出し装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤払出し装置に関するものであり、特に散薬を分配する散薬分配装置を備えた薬剤払出し装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
本明細書において、散薬とは形態が粉状や粒状の薬剤であり、「薬剤」には散薬が含まれる。本発明の装置は、原則として散薬を取り扱う装置であるが、散薬と他の形態の薬剤とを区別する必要が無い場合には、散薬を薬剤と称する場合がある。
近年、大病院や、大規模の薬局では、散薬分包装置や散薬分包機能を備えた薬剤払出し装置が導入されている。ここで散薬分包装置とは、散薬等を一服用分ずつ個別に包装する装置である。散薬分包装置を使用すれば、散薬等を一服用分ずつ包装する作業の大半を自動化することができる。
特許文献1に開示された散薬分包装置900は、散薬を一服用分ずつ個別に包装する装置であり、図74の様に、内部に薬剤供給装置901と、散薬分配装置902と、薬剤包装装置903とを有している。
粉体フィーダ906は、トラフ910の下に図示しない圧電素子が設けられており、トラフ910を振動させるものである。
【0003】
散薬分配装置902は、図74の様に、分配皿912と、掻出装置915によって構成されている。分配皿912は、中央に大きな開口を有している。また分配皿912は、前記した開口の周囲を、断面が円弧状であって、平面視が環状の溝916が取り巻いている。分配皿912は、モータ919によって一定の速度で回転される。
掻出装置915は、回動させることによって先端が昇降する昇降アームと、掻出機構とによって構成されている。
掻出機構は、モータによって回転するディスク917を有し、当該ディスク917に掻き板918が設けられたものである。
【0004】
従来技術においては、図74の様にテーブル908があり、当該テーブルの上に分配皿912が載置されている。すなわち図74の様に分配皿912は、その略全体がテーブル908の上に突出している。
また掻出機構を昇降させるためのモータや歯車は、テーブル908上にあって分配皿912の中央の開口から突出している。
【0005】
薬剤包装装置903は、図74の様に包装用ホッパ920と、包装装置921によって構成されている。
【0006】
従来技術における散薬分配装置902の外観が、特許文献2に開示されている。
従来技術における散薬分配装置902は、テーブル上に分配皿912が載り、さらに分配皿912の中央からモータやギアボックスが突出している。そのためテーブルの上に凹凸が多い。またテーブル上に分配皿912が載っているので、物陰になる部分も多い。
【0007】
次に、散薬分包装置900を使用して散薬を分包する場合の手順について説明する。
散薬を分包する作業は、医師の処方箋に従い、薬剤師が散薬分包装置900を操作して行う。即ち薬剤師は、医師の処方箋を確認し、図示しない薬棚から、処方された散薬が入った薬瓶を取り出す。そして天秤等の秤を使用して処方された特定の散薬の総重量を量り出す。
そして量り出された散薬が、薬剤供給装置901の投入ホッパ905に投入される。
また同時に、粉体フィーダ906の圧電素子(図示せず)に通電してトラフ910を振動させ、さらに、分配皿912を回転させる。
投入ホッパ905に投入された散薬は、投入ホッパ905の下端の開口から粉体フィーダ906のトラフ910に落ちる。そしてトラフ910が振動することによって、散薬は、ゆっくりと先端側に移動し、分配皿912に落下する。
【0008】
一方、分配皿912は、所定の速度で回転しているので、トラフ910から落下する散薬は、分配皿912の溝916に均等に分散される。
【0009】
分配皿912に対する散薬の落下が終了すると、一旦、分配皿912の回転を停止する。そしてその後に、掻出装置915のディスク917を分配皿912の溝916内に落とす。さらにその後、分配皿912を分配個数に応じた角度だけ回転させ、一服用分の散薬をディスク917の前面側に集める。そしてディスク917を回転し、掻き板918によって散薬を分配皿912の外に掻き出して、包装用ホッパ920に投入する。包装用ホッパ920から落下した散薬は、包装装置921で包装される。
【0010】
一連の作業が終了すると、図示しない掃除機で分配皿912の内部や掻出機構(ディスク917、掻き板918)を清掃する。
分配皿912の内部や掻出機構の清掃作業は、薬剤師が手作業で行う。分配皿912の内部や掻出機構の清掃作業は、一種類の散薬を分包するたびごとに行われる。
即ちAと言う薬剤を分包し、次にBと言う薬剤を分包する場合には、薬剤Aを分包した直後に清掃を行い、その後に薬剤Bを分包する。
また一日の作業が終了した後や、その日の作業を開始する直前に、散薬分包装置900の各部が清掃される。
即ち分配皿912の溝916や、分配皿912の中央から突出したモータ等、昇降アーム、ディスク917、掻き板918、テーブル等が清潔な布で拭きあげられ、さらに掃除機で清掃される。
薬剤払出し装置においては、散薬のコンタミネーションは厳に防止しなければならず、前記した清掃作業は、極めて重要であり、欠くことができない作業である。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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