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公開番号2024147886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023060595
出願日2023-04-04
発明の名称回転電機
出願人株式会社TMEIC
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01R 31/12 20200101AFI20241009BHJP(測定;試験)
要約【課題】回転電機の絶縁体の劣化状態をより精度よく把握できるようにする。
【解決手段】回転電機1は、筐体5と、筐体5に収容された固定子13と、筐体5に収容され、固定子13に対して回転可能な回転子12と、筐体5に収容された絶縁体と、筐体5に収容され、筐体5内で発生する放電によって生成される放電生成物質によって変色する試料を有した変色部材61と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体に収容された固定子と、
前記筐体に収容され、前記固定子に対して回転可能な回転子と、
前記筐体に収容された絶縁体と、
前記筐体に収容され、前記筐体内で発生する放電によって生成される放電生成物質によって変色する試料を有した変色部材と、
を備えた回転電機。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記変色部材は、板状である、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記変色部材は、前記固定子および前記回転子と離間して前記筐体の壁に取り付けられた、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項4】
前記筐体は、
前記変色部材の通過が可能な窓が設けられた壁と、
前記窓を開閉する蓋と、
を有した、
請求項3に記載の回転電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
回転電機においては、スロット放電やコイルエンドの相間で部分放電(コロナ放電)が発生すると絶縁体が劣化する場合がある。例えば、放電によって生成されるオゾン等の放電生成物は、絶縁物の劣化を加速させる。そこで、従来、回転電機内において放電によって生成されるオゾンの濃度を測定して、オゾン濃度の測定結果に基づいて、統計的に絶縁体の劣化状態を把握する方法が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-061797号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、オゾン濃度の測定は所定の間隔をあけて行われるため、絶縁体の劣化状態の把握の精度が低いという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の課題の一つは、回転電機の絶縁体の劣化状態をより精度よく把握できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態の回転電機は、筐体と、前記筐体に収容された固定子と、前記筐体に収容され、前記固定子に対して回転可能な回転子と、前記筐体に収容された絶縁体と、前記筐体に収容され、前記筐体内で発生する放電によって生成される放電生成物質によって変色する試料を有した変色部材と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明の実施形態の回転電機によれば、回転電機の絶縁体の劣化状態をより精度よく把握できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態の回転電機の外観を例示的に示す図である。
図2は、第1の実施形態の回転電機の内部を例示的に示す断面図である。
図3は、第1の実施形態の回転電機における側壁の窓および変色部材を例示的に示す図である。
図4は、第1の実施形態の回転電機における側壁の窓および変色部材を例示的に示す図である。
図5は、第1の実施形態の回転電機における固定子の固定子巻線を例示的に示す断面図である。
図6は、第1の実施形態の回転電機の変色部材を例示的に示す側面図である。
図7は、第1の実施形態の劣化指標シートを例示的に示す正面図である。
図8は、第1の実施形態の変形例の回転電機における変色部材を例示的に示す図である。
図9は、第2の実施形態の回転電機システムの構成を例示的に示す図である。
図10は、第2の実施形態の絶縁劣化診断装置の構成を例示的に示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の例示的な実施形態を開示する。以下に示される実施形態の構成(技術的特徴)、ならびに当該構成によってもたらされる作用および結果(効果)は、いずれも一例である。
【0010】
また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合がある。また、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、本明細書では、序数は、部品や、部材、部位、位置、方向等を区別するためだけに用いられており、順番や優先度を示すものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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