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公開番号
2024147408
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023060399
出願日
2023-04-03
発明の名称
ポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂
出願人
株式会社日本触媒
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
B01J
20/26 20060101AFI20241008BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】紙オムツ等の吸収性物品の吸収体に用いて実使用した場合に、安定して優れた吸収能を示す吸収性物品を実現できる吸水性樹脂を提供する。
【解決手段】粒子状のポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂であって、圧力変動に対する吸収能が76.0g/g以上である、ポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂により、前記課題を解決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)により求められる圧力変動に対する吸収能が76.0g/g以上である、粒子状のポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂。
圧力変動に対する吸収能[g/g]={0.05psiの加圧から0.7psiの加圧への圧力変動に対する吸収能(A)[g/g]}+{0.7psiの加圧から0.05psiの加圧への圧力変動に対する吸収能(B)[g/g]}・・・式(1)
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
0.05psiの加圧から0.7psiの加圧への圧力変動に対する吸収能(A)が34.0g/g以上である、請求項1に記載のポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂。
【請求項3】
0.7psiの加圧から0.05psiの加圧への圧力変動に対する吸収能(B)が44.0g/g以上である、請求項1又は2に記載のポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂。
【請求項4】
水不溶性無機微粒子を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載のポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂。
【請求項5】
前記水不溶性無機微粒子の比表面積が100m
2
/g未満である、請求項4に記載のポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸水性樹脂に関する。より具体的には、本発明は、ポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、紙オムツ、生理用ナプキン、失禁パット等の衛生材料には、体液吸収の観点から、その構成材に、吸水性樹脂が、吸水剤として幅広く利用されている。このような吸水性樹脂としては、例えば、澱粉-アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解物、澱粉-アクリル酸グラフト重合体の中和物、酢酸ビニル-アクリル酸エステル共重合体のケン化物、(メタ)アクリル酸部分中和物重合体の架橋物等が知られている。これらの中でも、吸水性能の観点から、(メタ)アクリル酸及び/又はその塩を単量体の主成分として用いたポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂が、工業的に最も多く生産されている。
【0003】
かかるポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂に望まれる特性を示すパラメーターとしては、無加圧下吸水倍率(CRC)、加圧下吸水倍率(AAP)、吸水速度(FSR/vortex)、無加圧下通液性、加圧下通液性、耐衝撃性、耐尿性、流動性、ゲル強度、耐着色性、粒度等多くのパラメーターが知られている。更に、同じパラメーター、例えば、無加圧下吸水倍率の中でも種々の観点から、数多くのパラメーター測定法が提案されている。これら数多くの特性に着目して開発されてきた吸水性樹脂は、前記数多くの特性(例えば、「無加圧下吸水倍率(CRC)」や「加圧下吸水倍率(AAP)」等)をコントロールしても、未だ紙オムツ等の吸収体に用いて実使用した場合には、十分な性能を発揮しているとは言い難いという問題があった。
【0004】
加圧下吸水倍率(AAP)をコントロールする技術として、例えば、特許文献1には、4種の異なる圧力負荷下の吸収力の合計である加圧吸収力指数が開示され、重合されたモノマー又はグラフトポリマーをベースとする架橋した親水性の高膨潤性のヒドロゲルにおいて、<100の加圧吸収力指数及び1922.8Paの圧力下での少なくとも12g/gの垂直吸収を有することを特徴とする架橋した、親水性の高膨潤性のヒドロゲルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2002-536471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、吸水性樹脂を紙オムツ等の吸収性物品の吸収体に用いて実使用した場合には、様々な大きさの荷重がかかり、また短時間でその荷重が変化することから、単一の圧力負荷条件での評価結果の総計を指標として用いた、上述のような従来の吸水性樹脂では実使用時に吸収能不足が発生する場合があり、改善の余地があった。
【0007】
本発明の一態様は、紙オムツ等の吸収性物品の吸収体に用いて実使用した場合に、様々な荷重がかかっても、安定して優れた吸収能を示す吸収性物品を実現できる吸水性樹脂を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態は、以下の構成を含むものである。
【0009】
〔1〕下記式(1)により求められる圧力変動に対する吸収能が76.0g/g以上である、粒子状のポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂。
【0010】
圧力変動に対する吸収能[g/g]={0.05psiの加圧から0.7psiの加圧への圧力変動に対する吸収能(A)[g/g]}+{0.7psiの加圧から0.05psiの加圧への圧力変動に対する吸収能(B)[g/g]}・・・式(1)
〔2〕0.05psiの加圧から0.7psiの加圧への圧力変動に対する吸収能(A)が34.0g/g以上である、〔1〕に記載のポリ(メタ)アクリル酸(塩)系吸水性樹脂。
(【0011】以降は省略されています)
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