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公開番号2024146757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2024016039
出願日2024-02-06
発明の名称スパークプラグ
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類H01T 13/20 20060101AFI20241004BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】中心電極の先端部の曲げ応力を低減できるスパークプラグを提供する。
【解決手段】スパークプラグは、先端から後端側へ向かって延びる軸孔が設けられた絶縁体と、絶縁体の軸孔に配置され軸線に沿って延びる中心電極と、を備え、中心電極は絶縁体の先端から突き出す先端部を含み、先端部は、軸線を含む断面において、絶縁体の先端に位置する根元と、根元の幅よりも幅が小さい電極先端と、を含む。断面に現出する先端部の根元と電極先端とを結ぶ外形線は、軸線に向かって凹む凹部を1つ以上含み、凹部のうち根元に最も近い後端凹部の曲率半径Rを、後端凹部と電極先端との間の軸線方向の距離Aで除した値R/Aは0.12以上である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
先端から後端側へ向かって延びる軸孔が設けられた絶縁体と、
前記絶縁体の前記軸孔に配置され軸線に沿って延びる中心電極と、を備え、
前記中心電極は、前記絶縁体の前記先端から突き出す先端部を含むスパークプラグであって、
前記軸線を含む断面において、前記先端部は、前記軸線が延びる方向において前記絶縁体の前記先端に位置する根元と、前記根元よりも幅が小さい電極先端と、を含み、
前記断面に現出する前記先端部の前記根元と前記電極先端とを結ぶ外形線は、前記軸線に向かって凹む凹部を1つ以上含み、
前記凹部のうち前記根元に最も近い後端凹部の曲率半径Rを、前記後端凹部と前記電極先端との間の軸線方向の距離Aで除した値R/Aは0.12以上であるスパークプラグ。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記値R/Aは0.22以上である請求項1記載のスパークプラグ。
【請求項3】
前記後端凹部における前記軸線と垂直な方向の前記先端部の太さCは0.8mm以上である請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
【請求項4】
前記距離Aは0.9mm以下であり、前記太さCは0.9mm以下である請求項3記載のスパークプラグ。
【請求項5】
前記太さCを前記距離Aで除した値C/Aは1.42以上である請求項3記載のスパークプラグ。
【請求項6】
前記先端部は、前記根元を含む母材と、
前記電極先端を含み貴金属を含有するチップと、
前記チップと前記母材との間に形成される溶融部と、を含み、
前記母材は、前記後端凹部を含み、
前記溶融部は、前記軸線の両側に位置する2つの前記外形線の間に連続している請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
【請求項7】
前記先端部は、前記根元を含む第1部と、
前記第1部の先端側に隣接し前記第1部よりも細い第2部と、
前記電極先端を含み貴金属を含有するチップと、
前記チップと前記第2部との間に形成される溶融部と、を含み、
前記後端凹部は、前記第1部と前記第2部との境界に位置する請求項1又は2に記載のスパークプラグ。
【請求項8】
前記値R/Aは0.3以下である請求項1又は2に記載のスパークプラグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は絶縁体に中心電極が配置されたスパークプラグに関する。
続きを表示(約 910 文字)【背景技術】
【0002】
絶縁体の先端から中心電極の先端部が突き出たスパークプラグに係る先行技術は特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-36856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術ではエンジンの燃焼圧力によって中心電極の先端部に中心電極を曲げようとする力が加わる。スパークプラグの耐久性等の向上のため、中心電極の先端部の曲げ応力は小さい方が好ましい。
【0005】
本発明はこの要求に応えるためになされたものであり、中心電極の先端部の曲げ応力を低減できるスパークプラグの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために本発明の第1の態様は、先端から後端側へ向かって延びる軸孔が設けられた絶縁体と、絶縁体の軸孔に配置され軸線に沿って延びる中心電極と、を備え、中心電極は絶縁体の先端から突き出す先端部を含み、先端部は、軸線を含む断面において絶縁体の先端に位置する根元と、根元の幅よりも幅が小さい電極先端と、を含む。当該断面に現出する先端部の根元と電極先端とを結ぶ外形線は、軸線に向かって凹む凹部を1つ以上含み、凹部のうち根元に最も近い後端凹部の曲率半径Rを、電極先端と後端凹部との間の軸線方向の距離Aで除した値R/Aは0.12以上である。
【0007】
第2の態様は、第1の態様において、値R/Aは0.22以上である。
【0008】
第3の態様は、第1又は第2の態様において、後端凹部における軸線と垂直な方向の先端部の太さCは0.8mm以上である。
【0009】
第4の態様は、第3の態様において、距離Aは0.9mm以下であり、太さCは0.9mm以下である。
【0010】
第5の態様は、第3又は第4の態様において、太さCを距離Aで除した値C/Aは1.42以上である。
(【0011】以降は省略されています)

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