TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024145537
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057932
出願日
2023-03-31
発明の名称
嵌合具、嵌合具付袋体、及び、嵌合具付袋体の製造方法
出願人
タキロンシーアイ株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
A44B
19/16 20060101AFI20241004BHJP(小間物;貴金属宝石類)
要約
【課題】従来のヒートシール機をそのまま使用でき、かつ、軽量化も図れる嵌合具を提供する。
【解決手段】第1部材10及び第2部材20を備えたジッパーテープ2Aである。第1部材10は第1基材11と第1嵌合部12とを有し、第2部材20は、第2基材21と第2嵌合部22とを有している。第1基材11は、第1嵌合部12が設置される第1の設置部13と一対の第1のフランジ部14,14とを有し、第2基材21は、第2嵌合部22が設置される第2の設置部23と一対の第2のフランジ部24,24とを有している。第1及び第2の設置部13,23の少なくともいずれか一方の対向面4aが、その両側のフランジ部14,24の対向面4bよりも突出している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに嵌合する一対の第1部材及び第2部材を備えた嵌合具であって、
前記第1部材は、帯状の第1基材と、長手方向に沿って延びるように前記第1基材の対向面に設けられた第1嵌合部とを有し、
前記第2部材は、帯状の第2基材と、長手方向に沿って延びるように当該第2基材の対向面に設けられて前記第1嵌合部に対して着脱自在に嵌合する第2嵌合部とを有し、
前記第1基材は、前記第1嵌合部が設置される第1の設置部と、この第1の設置部の両側に沿って延びる一対の第1のフランジ部とを有し、
前記第2基材は、前記第2嵌合部が設置される第2の設置部と、この第2の設置部の両側に沿って延びる一対の第2のフランジ部とを有し、
第1及び第2の前記設置部の少なくともいずれか一方の対向面が、その両側の前記フランジ部の対向面よりも突出している嵌合具。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の嵌合具において、
前記第1部材と前記第2部材とを嵌合して第1の前記フランジ部と第2の前記フランジ部とを互いに平行させた場合に、これら第1及び第2のフランジ部の対向面の間の間隔が1mm以上となるように設定されている嵌合具。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の嵌合具において、
第1及び第2の前記設置部の双方の対向面が、その両側の前記フランジ部の対向面よりも突出している嵌合具。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1つに記載の嵌合具において、
第1及び第2の前記設置部の少なくともいずれか一方の巾が、嵌合した前記第1嵌合部及び前記第2嵌合部の最大巾よりも大きい嵌合具。
【請求項5】
袋体に請求項1~4のいずれか1つに記載されている前記嵌合具が取り付けられている嵌合具付袋体であって、
前記第1部材及び前記第2部材が互いに嵌合するように、前記第1基材のフランジ部及び前記第2基材のフランジ部が前記袋体の内面に溶着されており、
前記袋体の内面と、第1及び第2の前記設置部の少なくともいずれか一方との間に隙間が形成されている嵌合具付袋体。
【請求項6】
嵌合具付袋体の製造方法であって、
請求項1~4のいずれか1つに記載されている前記第1部材と前記第2部材とを嵌合することにより、嵌合した状態の前記嵌合具を準備して、
所定の袋体を構成する一対のフィルムの間に前記嵌合具を配置し、
互いに対向している前記第1部材の各フランジ部と前記第2部材の各フランジ部との間に、ガイドプレートを配置して、
前記一対のフィルムの各々の外側から加熱した一対のヒータプレートを押し付けることにより、前記ガイドプレートを介して、前記フィルムの一方の内面と前記第1部材の各フランジ部、及び、前記フィルムの他方の内面と前記第2部材の各フランジ部のそれぞれを溶着させる各工程を含み、
第1の前記設置部の対向面と第2の前記設置部の対向面との間の間隔が、前記ガイドプレートの厚みよりも小さいことを特徴とする製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示する技術は、嵌合具、嵌合具付袋体、及び、嵌合具付袋体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、温暖化対策が重要な課題となっている。そのため、二酸化炭素の排出量の削減などの観点から、環境に配慮した製品が求められている。特に、包装材料は、使い捨て型の製品が多いうえに使用量が膨大なため、リデュース(ゴミ量の削減など)の観点から注目されている。
【0003】
一方、食品、薬品などの包材や一般家庭で利用される保存袋などで、開口部分に嵌合具(ジッパーテープ)を一体に取り付けた袋(ジッパーバック)が広く使用されている。ジッパーバックは、ジッパーテープにより、袋を必要に応じて開閉できるようになるので、利便性に優れる。
【0004】
一般に、ジッパーテープは、袋体の内面に対向した状態で溶着される一対の部材で構成されていて、これら部材の各々に着脱自在に嵌合する嵌合部が設けられている。嵌合部の形態は様々である。雄型と雌型とを嵌合するタイプが多いが(例えば、特許文献1)、並列した複数の雌型どうしを嵌合するタイプなどもある(例えば、特許文献2)。
【0005】
しかし、ジッパーバックは、ジッパーテープの無い普通の袋に比べると合成樹脂量が増える。ジッパーバック単体であれば微量ではあるが、その総使用量を考慮すると、リデュースの点で改善の余地がある。従って、ジッパーテープのうち、特に樹脂量の多い嵌合部は小さい方が好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-297653号公報
特許第6308532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ジッパーテープの袋体への取り付けは、特許文献1にも開示されているように、所定のヒートシール機を用いて溶着するのが一般的である。
【0008】
その取付工程を図7に例示する。ここでは、雄型嵌合部101aを有する雄側部材101と雌型嵌合部102aを有する雌側部材102とで構成されたジッパーテープ100を例示する。ジッパーテープ100は紙面に垂直な方向に延びており、図7はその断面を表している。符号103は、袋体を構成するフィルムである。
【0009】
ヒートシール機には、面側が互いに対向した一対の帯板状のヒータプレート110,110と、端部側が互いに対向した一対の帯板状のガイドプレート(セパレータ)111,111とが備えられている。各ヒータプレート110は、所定の温度に加熱でき、また、互いに近づいたり離れたりするように構成されている。各ガイドプレート111は、これらヒータプレート110の間に差し込み可能に構成されている。
【0010】
図7の(a)に示すように、一対のフィルム103,103の間の所定位置に、雄側部材101及び雌側部材102を嵌合した状態のジッパーテープ100が配置される。そのジッパーテープ100の雄側部材101及び雌側部材102の対向面間に、両側から、一対のガイドプレート111,111が差し込まれる。その状態で、加熱した両ヒータプレート110,110を近づけることにより、各フィルム103を外側から所定の圧力と時間で押し付ける。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
紐端止め具
12か月前
個人
装身具用留具
3か月前
個人
装飾具
2か月前
個人
押し具
10か月前
個人
布折り畳み固定具
10か月前
有限会社小島工芸
装身具
8か月前
個人
アクセサリー
9か月前
個人
名札の取付構造
9日前
個人
パンツ用裾止めバンド
6か月前
株式会社ニフコ
紐留め具
12か月前
楠本技研株式会社
装飾品
10か月前
個人
身の回り品の係止構造
16日前
サンライズ株式会社
装身具
11か月前
個人
ベルト後端部補強方法
8か月前
個人
静電誘導式滑り止め対策指輪
6か月前
株式会社小林貴金属
装身具
8か月前
個人
ホック部開閉を有する衣類小物
11か月前
株式会社クロスフォー
装身具
10か月前
株式会社クロスフォー
装身具
3か月前
個人
装飾品の製造方法
8か月前
個人
アクセサリの連結具セット
3か月前
個人
留め具
4か月前
株式会社タクト
嵌合固定具
9か月前
スターライト穴水有限会社
組み合わせ装身具
7か月前
株式会社美創
装身具の部品及び装身具
6か月前
日本ダム株式会社
曲面状の立体ワッペン
8か月前
カシオ計算機株式会社
バンドおよび時計
8か月前
株式会社三鷹ホールディングス
ピアス用穿孔器
1か月前
サンコー株式会社
ベルトの緩み防止機構
6か月前
株式会社クロスフォー
宝石支持体および装飾具
9日前
株式会社秋山製作所
留め具
6か月前
大日本除蟲菊株式会社
網戸用面ファスナー
4か月前
台灣百和工業股ふん有限公司
バックル装置
9か月前
個人
宝飾箱
6か月前
個人
指輪サイズ補正に用いる使い捨てポリウレタン調整具
12か月前
丸山金属工業株式会社
雌ホック用のリング状樹脂バネ
5か月前
続きを見る
他の特許を見る