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公開番号2024144384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2024054827
出願日2024-03-28
発明の名称スクリュ押出機及び樹脂組成物製造方法
出願人株式会社カネカ
代理人個人,個人
主分類B29B 7/48 20060101AFI20241003BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】効率よく原料樹脂を変成できるスクリュ押出機を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様に係るスクリュ押出機1は、原料樹脂を変成するスクリュ押出機1であって、前記原料樹脂を溶融する予熱ゾーンZ1と、前記原料樹脂に反応剤を混合する混合ゾーンZ2と、前記原料樹脂と反応剤を反応させる反応ゾーンZ3と、を備え、前記反応ゾーンZ3は、シールリング25によって複数の反応ブロックBに区分されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
原料樹脂を変成するスクリュ押出機であって、
前記原料樹脂を溶融する予熱ゾーンと、
前記原料樹脂に反応剤を混合する混合ゾーンと、
前記原料樹脂と反応剤を反応させる反応ゾーンと、
を備え、
前記反応ゾーンは、シールリングによって複数の反応ブロックに区分されている、スクリュ押出機。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記反応ブロックは、フライトエレメント、カラーエレメント及びニーディングエレメントをそれぞれ有する、請求項1に記載のスクリュ押出機。
【請求項3】
前記反応ブロックは、前記混合ゾーン側から、前記フライトエレメント、前記カラーエレメントおよび前記ニーディングエレメントをこの順番に有する、請求項2に記載のスクリュ押出機。
【請求項4】
前記カラーエレメントは、前記反応ブロックのみに配設される、請求項2に記載のスクリュ押出機。
【請求項5】
前記反応ゾーンの下流側に、樹脂を攪拌して均質化する均質化ゾーン、および樹脂を送出する送出ゾーンの少なくともいずれかをさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載のスクリュ押出機。
【請求項6】
前記反応ゾーンの下流側に、樹脂を攪拌して均質化する均質化ゾーン、および樹脂を送出する送出ゾーンをこの順番にさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載のスクリュ押出機。
【請求項7】
請求項1から4のいずれかに記載のスクリュ押出機により原料樹脂に反応剤を混合して反応させる、樹脂組成物製造方法。
【請求項8】
前記原料樹脂はアクリル樹脂であり、前記反応剤はイミド化剤である、請求項7に記載の樹脂組成物製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スクリュ押出機及び樹脂組成物製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
スクリュ押出機を用いて連続的に原料樹脂を変成することで、原料樹脂と性質が異なる樹脂を含む樹脂組成物を製造する方法が知られている。スクリュ押出機のスクリュは、シャフトに、例えば材料を移動させるフライトエレメント、混練を行うニーディングエレメント、材料を堰き止めるシールリング等を装着することによって構成される。スクリュ押出機では、溶融した原料樹脂に反応剤を混合し、ニーディングエレメントを有するゾーンにおいて混練を行うことによって、原料樹脂と反応剤を反応させる(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-62552号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
製造量を大きくするためには、スクリュ押出機の内部における樹脂の流速を大きくする必要があり、混練を行うゾーンの通過時間が短くなるため、反応が不十分となるおそれがある。原料樹脂に反応剤を混合して樹脂組成物を製造する場合、反応剤の注入量を大きくすれば反応時間を短くすることができる。しかしながら、過剰に注入された反応剤を分離し、分離された反応剤を燃焼等の方法で処理する必要が生じる場合があるため、過剰な量の反応剤を使用せずに原料樹脂を変成することが望ましい。このため、本発明は、効率よく原料樹脂を変成できるスクリュ押出機及び樹脂組成物製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係るスクリュ押出機は、原料樹脂を変成するスクリュ押出機であって、前記原料樹脂を溶融する予熱ゾーンと、前記原料樹脂に反応剤を混合する混合ゾーンと、前記原料樹脂と反応剤を反応させる反応ゾーンと、を備え、前記反応ゾーンは、シールリングによって複数の反応ブロックに区分されている。
【0006】
上述のスクリュ押出機において、前記反応ブロックは、フライトエレメント、カラーエレメント及びニーディングエレメントをそれぞれ有してもよい。
【0007】
上述のスクリュ押出機において、前記反応ブロックは、前記混合ゾーン側から、前記フライトエレメント、前記カラーエレメントおよび前記ニーディングエレメントをこの順番に有してもよい。
【0008】
上述のスクリュ押出機において、前記カラーエレメントは、前記反応ブロックのみに配設されてもよい。
【0009】
上述のスクリュ押出機において、前記カラーエレメントは、前記反応ブロックのみに配設されてもよい。
【0010】
上述のスクリュ押出機は、前記反応ゾーンの下流側に、樹脂を攪拌して均質化する均質化ゾーン、および樹脂を送出する送出ゾーンの少なくともいずれかをさらに備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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