TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024140918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052287
出願日2023-03-28
発明の名称胸部副雑音評価装置、胸部副雑音評価方法および胸部副雑音評価プログラム
出願人エア・ウォーター株式会社,国立大学法人広島大学
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61B 7/04 20060101AFI20241003BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】患者の胸部の生体音を収音した収音データから胸部副雑音の有無を精度高く評価する。
【解決手段】胸部副雑音評価装置(100)は、収音データを取得する取得部(151)と、収音データにおける異常音を検出する検出部(152)と、患者の呼吸状態の推移を推定する推定部(153)と、呼吸状態の推移に基づいて、異常音がアーチファクトであるか否かを判定する判定部(154)と、胸部副雑音の有無を評価する評価部(155)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
患者の胸部の生体音を収音した収音データを取得する取得部と、
前記収音データにおける、胸部副雑音に対応する異常音を検出する検出部と、
前記収音データの収音時の前記患者の呼吸状態の推移を推定する推定部と、
前記呼吸状態の推移に基づいて、前記異常音がアーチファクトであるか否かを判定する判定部と、
アーチファクトではないと判定された前記異常音に基づいて、前記胸部副雑音の有無を評価する評価部と、を備える、
ことを特徴とする胸部副雑音評価装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記検出部は、複数種類の胸部副雑音に対応する異常音をそれぞれ検出し、
前記評価部は、前記複数種類の胸部副雑音の有無をそれぞれ評価する、
ことを特徴とする請求項1に記載の胸部副雑音評価装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記異常音に対応する胸部副雑音の種類と、当該異常音の収音時の前記呼吸状態との関係に基づいて、当該異常音がアーチファクトであるか否かを判定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の胸部副雑音評価装置。
【請求項4】
前記判定部は、
類鼾音または笛声音に対応する異常音について、当該異常音の収音時の呼吸状態が吸気である場合に、当該異常音はアーチファクトであると判定し、
捻髪音または水泡音に対応する異常音について、当該異常音の収音時の呼吸状態が呼気である場合に、当該異常音はアーチファクトであると判定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の胸部副雑音評価装置。
【請求項5】
前記判定部は、
類鼾音または笛声音に対応する異常音について、当該異常音の収音時の呼吸状態が吸気後の無呼吸状態である場合に、当該異常音はアーチファクトであると判定し、
捻髪音または水泡音に対応する異常音について、当該異常音の収音時の呼吸状態が呼気後の無呼吸状態である場合に、当該異常音はアーチファクトであると判定する、
ことを特徴とする請求項4に記載の胸部副雑音評価装置。
【請求項6】
前記推定部は、吸気区間、呼気区間、および、無呼吸区間をそれぞれ推定する、
ことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の胸部副雑音評価装置。
【請求項7】
前記推定部は、前記収音データの収音開始後の時間経過に応じて、前記吸気区間、前記呼気区間、および、前記無呼吸区間をそれぞれ推定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の胸部副雑音評価装置。
【請求項8】
患者の胸部の生体音を収音した収音データを取得する取得ステップと、
前記収音データにおける、胸部副雑音に対応する異常音を検出する検出ステップと、
前記収音データの収音時の前記患者の呼吸状態の推移を推定する推定ステップと、
前記呼吸状態の推移に基づいて、前記異常音がアーチファクトであるか否かを判定する判定ステップと、
アーチファクトではないと判定された前記異常音に基づいて、前記胸部副雑音の有無を評価する評価ステップと、を含む、
ことを特徴とする胸部副雑音評価方法。
【請求項9】
請求項1に記載の胸部副雑音評価装置としてコンピュータを機能させるための胸部副雑音評価プログラムであって、上記取得部、上記検出部、上記推定部、上記判定部および上記評価部としてコンピュータを機能させるための胸部副雑音評価プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、患者の胸部の生体音を収音した収音データから胸部副雑音の有無を評価する胸部副雑音評価装置、胸部副雑音評価方法および胸部副雑音評価プログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
聴診器にてノイズの少ない綺麗な音を聴取するには、高度な聴診スキル(手技スキル)が必要となる。臨床で取得されるデータには、多くの場合、聴診器使用者の手技によるアーチファクトが含まれる。例えば、胸部副雑音を聴取する場合、胸部副雑音と類似した音が取得データに混入し、取得データの解析結果において、誤評価に導く恐れがある。
【0003】
特に、遠隔診察においては、電子聴診器を患者側において使用して生体音を収音し、収音データを医療従事者が確認することによって遠隔で聴診を行うことが可能であるが、患者側における聴診スキルに起因してアーチファクトが多く含まれ、誤評価に導く恐れがある。
【0004】
このようなアーチファクトの影響を低減するための技術として、特許文献1では、周期的に発生していない異常音をノイズと認識する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許04904488号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の技術では、偶々周期的に発生するアーチファクトが存在した場合に、誤評価に導く場合がある。
【0007】
そのため、アーチファクトの影響を別の観点から低減し、胸部副雑音の有無を精度高く評価するための技術を提供することは有用である。
【0008】
本発明の一態様は、患者の胸部の生体音を収音した収音データから胸部副雑音の有無を精度高く評価することができる胸部副雑音評価装置、胸部副雑音評価方法および胸部副雑音評価プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る胸部副雑音評価装置は、患者の胸部の生体音を収音した収音データを取得する取得部と、前記収音データにおける、胸部副雑音に対応する異常音を検出する検出部と、前記収音データの収音時の前記患者の呼吸状態の推移を推定する推定部と、前記呼吸状態の推移に基づいて、前記異常音がアーチファクトであるか否かを判定する判定部と、アーチファクトではないと判定された前記異常音に基づいて、前記胸部副雑音の有無を評価する評価部と、を備える。
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る胸部副雑音評価方法は、患者の胸部の生体音を収音した収音データを取得する取得ステップと、前記収音データにおける、胸部副雑音に対応する異常音を検出する検出ステップと、前記収音データの収音時の前記患者の呼吸状態の推移を推定する推定ステップと、前記呼吸状態の推移に基づいて、前記異常音がアーチファクトであるか否かを判定する判定ステップと、アーチファクトではないと判定された前記異常音に基づいて、前記胸部副雑音の有無を評価する評価ステップと、を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
男性用下着
4か月前
個人
歯の掃除具
23日前
個人
錠剤撒き器
3か月前
個人
穿刺補助具
5か月前
個人
身体牽引装置
1か月前
個人
乗馬テラピー
1か月前
個人
染毛方法
11日前
個人
発熱器具
23日前
個人
挟圧手工爪矯正具
3か月前
株式会社コロナ
脱臭機
3か月前
個人
動体視力強化装置
1か月前
個人
磁器治療器
1か月前
個人
排便漏れ予防装具
4か月前
個人
鼻腔拡張具
3か月前
東レ株式会社
下肢着用具
1か月前
個人
血管硬化度算出方法
1か月前
株式会社ナカニシ
生検針
1か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
9日前
個人
マウスピース
5か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
3か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
2か月前
個人
唾液分泌促進具
1か月前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
2か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
5か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
個人
圧排器具
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
2か月前
株式会社ファンケル
化粧料
1か月前
個人
立位姿勢支持具
2日前
大正製薬株式会社
内服液剤
1か月前
株式会社ニデック
SLO装置
4か月前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
1か月前
個人
歯移動器具
24日前
続きを見る