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公開番号2024140227
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051265
出願日2023-03-28
発明の名称流体殺菌装置
出願人三浦工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A61L 2/10 20060101AFI20241003BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】光源の冷却性能と交換性に優れながらも、殺菌性能の高い流体殺菌装置を提供すること。
【解決手段】流体殺菌装置は、流体に紫外線を照射する照射流路と、照射流路の少なくとも一方の端部に配設される紫外線を出射する光源と、光源を収容する光源収容室と、光源収容室と外部空間を連通する交換口と、光源の側面を流れる第1の流路と、第1の流路と接続され光源の出射方向の反対側に形成される第2の流路と、照射流路と第1の流路を接続する第3の流路とを含み、第1の流路の流路断面積(A)と第3の流路から照射流路へ流入する面の断面積(B)との比が0.5以上である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
流体に紫外線を照射する照射流路と、前記照射流路の少なくとも一方の端部に配設される紫外線を出射する光源と、前記光源を収容する光源収容室と、前記光源収容室と外部空間を連通する挿入口と、前記光源の側面を流れる第1の流路と、前記第1の流路と接続され前記光源の出射方向の反対側に形成される第2の流路と、前記照射流路と前記第1の流路を接続する第3の流路とを含み、
前記第1の流路の流路断面積(A)と前記第3の流路から前記照射流路へ流入する面の断面積(B)との比が0.5以上である流体殺菌装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記照射流路の端部に前記光源の出射方向に対して垂直な面に形成される閉止部と、前記光源収容室を囲うように形成される筒状の筐体とを備え、
前記第1の流路および前記第3の流路は前記筐体の内壁面側に形成され、
前記閉止部と前記筐体の内壁面が垂直に交わる請求項1に記載の流体殺菌装置。
【請求項3】
前記閉止部は円環状であり、
前記筐体は円管状である請求項2に記載の流体殺菌装置。
【請求項4】
前記照射流路の端部内壁面が面取りされている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の流体殺菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
光源が発する光の殺菌力を用いて流体を殺菌する技術が知られている。特許文献1には、流路を流れる流体に紫外線を照射して流体を殺菌する流体殺菌装置において、光源の一面側の中心部に対して垂直に流体を流入させ、流体を光源の外周に向かわせ、光源の他面側の中心部へ至るように流体を流動させることで、殺菌を行う対象である流体によって光源を冷却する構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6458779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光源が紫外線を発するLEDである場合には特に、発生した熱によりLEDが損傷し、急速な出力の低下を招くため、光源の冷却は重要である。前記従来技術では、流体は光源から紫外線を受けて殺菌された後、光源の周囲を迂回し、光源の背面側に導かれる。光源の背面側は熱伝導率の高い金属で構成され得るため、光源が発する熱を、殺菌を行う対象の流体に移動させることにより光源を冷却することができる。
【0005】
一方、光源は経時で劣化するため、一定期間ごとに光源を交換する必要がある。光源の交換性を高めるために、光源の出射方向と垂直な方向に光源を出し入れする挿入口を設けると、挿入口を避けつつ光源を迂回して、紫外線が照射され得る照射流路に流体を導く必要がある。光源の周囲全方向から光源を迂回して処理流路入口に導く場合に比べて流れに偏りが生じるために、照射流路入口における径方向の流速のばらつきが大きくなる。光源付近の流速のばらつきが大きくなると、水が受ける紫外線の照射量にばらつきが生じ、殺菌性能が低下する。
【0006】
そこで本発明は、光源の冷却性能と交換性に優れながらも、殺菌性能を高めることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)流体に紫外線を照射する照射流路と、前記照射流路の少なくとも一方の端部に配設される紫外線を出射する光源と、前記光源を収容する光源収容室と、前記光源収容室と外部空間を連通する交換口と、前記光源の側面を流れる第1の流路と、前記第1の流路と接続され前記光源の出射方向の反対側に形成される第2の流路と、前記照射流路と前記第1の流路を接続する第3の流路とを含み、前記第1の流路の流路断面積(A)と前記第3の流路から前記照射流路へ流入する面の断面積(B)との比が0.5以上である流体殺菌装置。
【0008】
上記の流体殺菌装置によれば、第1の流路の流路断面積と照射流路断面積の比が0.5以上であることにより、照射流路の周方向全域から均一に流体が照射流路へ流入する。したがって、殺菌効果の高い光源近傍における流速の乱れが生じにくくなり、殺菌性能を高めることができる。
【0009】
(2)前記照射流路の端部に前記光源の出射方向に対して垂直な面に形成される閉止部と、前記光源収容室を囲うように形成される筒状の筐体とを備え、前記第1の流路および前記第3の流路は前記筐体の内壁面側に形成され、前記閉止部と前記筐体の内壁面が垂直に交わる(1)に記載の流体殺菌装置。
【0010】
上記の流体殺菌装置によれば、流体を照射流路へより均一に流入させることができるため、殺菌性能を高めることができる。第3の流路が照射流路に向けて絞られている形状に比べて均等に流入させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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