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公開番号
2024139784
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2024114640,2023049657
出願日
2024-07-18,2023-03-27
発明の名称
薬剤分包システム及び薬剤分包方法
出願人
株式会社湯山製作所
代理人
個人
主分類
A61J
3/00 20060101AFI20241002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】複数の薬剤払い出し装置を構成要素に含む薬剤分包システムを提供する。
【解決手段】処方情報を保有する上位装置31と、複数台の薬剤払出し装置100、200、300を有し、処方情報には要求される薬剤の種類と数量に関する情報が含まれる薬剤分包システム30において、薬剤払出し装置100、200、300は、複数種類の薬剤を保持する薬剤保持部106と、上位装置31から得られる案件の処方情報に基づいて前記薬剤保持部106から必要な薬剤を取り出して一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包機能を有し、薬剤払出し装置100、200、300の未処理情報を保有する未処理情報記憶手段を有し、前記未処理情報を条件の一つとして新たな案件を処理する薬剤払出し装置100、200、300が決定されることを特徴とする薬剤分包システム30。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数台の散薬の薬剤払出し装置と、自動散薬分割分包装置と、処方情報が入力される処方入力手段と、複数台の散薬の薬剤払出し装置と自動散薬分割分包装置とが接続された上位システムとを有する薬剤分包システムにおいて、
処方情報に基づいて散薬を一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包処理を実行する機能を有し、
上位システムは、処方入力手段により入力された処方情報を保有する情報保有部を有し、
複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々及び自動散薬分割分包装置は、情報保有部を参照し、情報保有部から処方情報を取り込むものであって、
自動散薬分割分包装置は、秤量装置で処方情報に基づく処方量の散薬が薬剤師により秤量され、秤量された散薬を自動で分割し分包するものであって、
複数台の散薬の薬剤払出し装置のいずれかで処理できない散薬を含む処方情報については、上位システムで選別し、
上位システムで選別された処方情報は、複数台の散薬の薬剤払出し装置に入力する処方情報から除かれ、
前記選別によって除かれた処方情報が上位システムから自動散薬分割分包装置に送信され、送信された処方情報に基づき、自動散薬分割分包装置で散薬を分割し分包する薬剤分包システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記処方情報は、散薬の種類の情報を含む請求項1に記載の薬剤分包システム。
【請求項3】
前記上位システムの情報保有部をクラウドサーバとする請求項1又は2に記載の薬剤分包システム。
【請求項4】
複数台の散薬の薬剤払出し装置と、処方情報が入力される処方入力手段と、共有サーバとを有する薬剤分包システムにおいて、
処方情報に基づいて散薬を一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包処理を実行する機能を有し、
共有サーバは、処方入力手段により入力された処方情報を保有する情報保有部を有し、
複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、情報保有部を参照し、情報保有部から処方情報を取り込み、
複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、情報保有部から処方情報を取り込む際に、処方情報を処理できるか否かを確認する受け入れ確認手段を有する薬剤分包システム。
【請求項5】
複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、さらに容器保管装置と表示装置とを有し、
複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々が受け入れ確認手段で処方情報を処理できるか否かを確認した後、複数台の散薬の薬剤払出し装置のいずれかで容器保管装置が保持していない散薬が処方情報に含まれている場合には、前記容器保管装置に保持していない散薬を有する薬剤払出し装置は、容器保管装置が保持していない散薬が処方情報に含まれている旨を表す表示を表示装置に表示する動作を含む請求項4に記載の薬剤分包システム。
【請求項6】
複数台の散薬の薬剤払出し装置と、処方情報が入力される処方入力手段と、共有サーバとを有する薬剤分包システムの薬剤分包方法において、
処方情報に基づいて散薬を一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包処理を実行する機能を有し、
共有サーバは、処方入力手段により入力された処方情報を保有する情報保有部を有し、
複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、受け入れ確認手段を有し、情報保有部を参照し、情報保有部から処方情報を取り込み、
複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、情報保有部から処方情報を取り込む際に、受け入れ確認手段で処方情報を処理できるか否かを確認する薬剤分包方法。
【請求項7】
複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、さらに容器保管装置と表示装置とを有し、
複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々が受け入れ確認手段で処方情報を処理できるか否かを確認した後、複数台の散薬の薬剤払出し装置のいずれかで容器保管装置が保持していない散薬が処方情報に含まれている場合には、前記容器保管装置に保持していない散薬を有する薬剤払出し装置は、容器保管装置が保持していない散薬が処方情報に含まれている旨を表す表示を表示装置に表示する動作を含む請求項6に記載の薬剤分包方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の薬剤払い出し装置を備えた薬剤分包システムに関するものである。
続きを表示(約 6,500 文字)
【背景技術】
【0002】
本出願人は、薬剤を自動的に分包する薬剤払い出し装置を下記の特許文献1乃至5に開示した。本出願人が開示した薬剤払い出し装置は、散薬を処方箋に応じて自動的に分包することができるものである。
特許文献に開示した薬剤払い出し装置は、容器保管装置と、分配皿と、分配皿の近傍に配置された容器載置装置と、容器移動手段と、薬剤包装装置を有している。容器保管装置には、複数の薬剤容器が保管されており、各薬剤容器には散薬が充填されている。容器載置装置は振動台と、薬剤容器の重量を直接的または間接的に測定する重量測定手段とを有している。
【0003】
特許文献に開示した薬剤払い出し装置では、上位装置から処方情報が送信され、当該処方情報に基づいて散薬を分包する。
特許文献に開示した薬剤払い出し装置では、容器移動手段によって容器保管装置から必要な薬剤容器を取り出して振動台に載置する。
そして分配皿を回転しつつ、振動台を振動させて薬剤容器から薬剤を少量ずつ分配皿に排出する。同時に重量測定手段によって薬剤容器から排出された薬剤の量を監視し、排出量が所定の量に至ると、振動を停止すると共に分配皿の回転を停止する。
そして分配皿に蒔かれた散薬を一服用分ずつに切りわけて薬剤包装装置に投入し、一服用分ずつ包装する。
【0004】
また特許文献6、7には、特許文献1乃至5とは異なる構造の薬剤払い出し装置が開示されている。特許文献6、7に開示された薬剤払い出し装置についても、薬剤を自動的に分包することができるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-114281号公報
特開2018-35001号公報
特開2017-86874号公報
特開2016-187544号公報
特開2016-130972号公報
特開平7-132135号公報
特許第6406785号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献に開示した薬剤払い出し装置は、散薬の分包作業をほぼ完全に自動化することができ、市場において好評を得ている。
そのため市場において、上記した薬剤払い出し装置を複数台導入したいという要望がある。特に大病院からの要望が強い。
これに対して薬剤払い出し装置は、一台またはシステムを構成する上位装置等と、一台の薬剤払い出し装置で完結するシステムを想定して作られており、複数の薬剤払い出し装置を使用する場合のシステム構成については考えられていなかった。
【0007】
本発明は、上記した事態に対応するものであり、複数の薬剤払い出し装置を構成要素に含む薬剤分包システムを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために開発された本発明の一つの態様は、複数台の散薬の薬剤払出し装置と、自動散薬分割分包装置と、処方情報が入力される処方入力手段と、複数台の散薬の薬剤払出し装置と自動散薬分割分包装置とが接続された上位システムとを有する薬剤分包システムにおいて、処方情報に基づいて散薬を一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包処理を実行する機能を有し、上位システムは、処方入力手段により入力された処方情報を保有する情報保有部を有し、複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々及び自動散薬分割分包装置は、情報保有部を参照し、情報保有部から処方情報を取り込むものであって、自動散薬分割分包装置は、秤量装置で処方情報に基づく処方量の散薬が薬剤師により秤量され、秤量された散薬を自動で分割し分包するものであって、複数台の散薬の薬剤払出し装置のいずれかで処理できない散薬を含む処方情報については、上位システムで選別し、上位システムで選別された処方情報は、複数台の散薬の薬剤払出し装置に入力する処方情報から除かれ、前記選別によって除かれた処方情報が上位システムから自動散薬分割分包装置に送信され、送信された処方情報に基づき、自動散薬分割分包装置で散薬を分割し分包する薬剤分包システムである。
好ましい態様は、前記処方情報は、散薬の種類の情報を含む薬剤分包システムである。 さらに好ましい態様は、前記上位システムの情報保有部をクラウドサーバとする薬剤分包システムである。
上記の課題を解決するために開発された本発明の別の態様は、複数台の散薬の薬剤払出し装置と、処方情報が入力される処方入力手段と、共有サーバとを有する薬剤分包システムにおいて、処方情報に基づいて散薬を一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包処理を実行する機能を有し、共有サーバは、処方入力手段により入力された処方情報を保有する情報保有部を有し、複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、情報保有部を参照し、情報保有部から処方情報を取り込み、複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、情報保有部から処方情報を取り込む際に、処方情報を処理できるか否かを確認する受け入れ確認手段を有する薬剤分包システムである。
好ましい態様は、複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、さらに容器保管装置と表示装置とを有し、複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々が受け入れ確認手段で処方情報を処理できるか否かを確認した後、複数台の散薬の薬剤払出し装置のいずれかで容器保管装置が保持していない散薬が処方情報に含まれている場合には、前記容器保管装置に保持していない散薬を有する薬剤払出し装置は、容器保管装置が保持していない散薬が処方情報に含まれている旨を表す表示を表示装置に表示する動作を含む薬剤分包システムである。
上記の課題を解決するために開発された本発明の別の態様は、複数台の散薬の薬剤払出し装置と、処方情報が入力される処方入力手段と、共有サーバとを有する薬剤分包システムの薬剤分包方法において、処方情報に基づいて散薬を一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包処理を実行する機能を有し、共有サーバは、処方入力手段により入力された処方情報を保有する情報保有部を有し、複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、受け入れ確認手段を有し、情報保有部を参照し、情報保有部から処方情報を取り込み、複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、情報保有部から処方情報を取り込む際に、受け入れ確認手段で処方情報を処理できるか否かを確認する薬剤分包方法である。
好ましい態様は、複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々は、さらに容器保管装置と表示装置とを有し、複数台の散薬の薬剤払出し装置の各々が受け入れ確認手段で処方情報を処理できるか否かを確認した後、複数台の散薬の薬剤払出し装置のいずれかで容器保管装置が保持していない散薬が処方情報に含まれている場合には、前記容器保管装置に保持していない散薬を有する薬剤払出し装置は、容器保管装置が保持していない散薬が処方情報に含まれている旨を表す表示を表示装置に表示する動作を含む薬剤分包方法である。
上記の課題を解決するために開発された本発明の別の態様は、複数台の散薬の薬剤払出し装置と、処方情報が入力される処方入力手段と、複数台の散薬の薬剤払出し装置が接続された上位システムとを有する薬剤分包システムにおいて、処方情報に基づいて散薬を一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包処理を実行する機能を有し、上位システムは、処方入力手段により入力された処方情報を保有する情報保有部を有し、複数台の散薬の薬剤払出し装置のいずれかで処理できない散薬を含む処方情報については、上位システムで選別し、上位システムで選別された処方情報は、複数台の散薬の薬剤払出し装置に入力する処方情報から除かれる薬剤分包システムである。
好ましい態様は、当該処方情報は、散薬の種類の情報を含む薬剤分包システムである。
さらに好ましい態様は、秤量装置で処方情報に基づく処方量の散薬が薬剤師により秤量され、秤量された散薬を自動で分割し分包する自動散薬分割分包装置をさらに有し、
前記選別によって除かれた処方情報が自動散薬分割分包装置に送信され、送信された処方情報に基づき、自動散薬分割分包装置で散薬を分割し分包する薬剤分包システムである。
さらに好ましい態様は、前記上位システムの情報保有部をクラウドサーバとする薬剤分包システムである。
上記の課題を解決するために開発された本発明の別の態様は、複数台の薬剤払出し装置と、薬剤の種類と数量に関する情報が含まれる処方情報が入力される処方入力手段とを有する薬剤分包システムにおいて、複数台の薬剤払出し装置の内のいずれかの薬剤払出し装置は、処方入力手段により入力された処方情報を保有する情報保有部を有し、残りの他の薬剤払出し装置は、当該処方情報を保有する情報保有部を有しておらず、複数台の各々の薬剤払出し装置は、複数種類の薬剤を保持する薬剤保持部と、記憶部と、情報保有部から得られる案件の処方情報に基づいて薬剤保持部から必要な薬剤を取り出して一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包機能とを有し、各々の薬剤払出し装置は、処方情報が記憶部に入力されるものであり、前記いずれかの薬剤払出し装置の情報保有部に保有する処方情報に基づいて、前記残りの他の薬剤払出し装置が薬剤排出処理を行うものであり、各々の薬剤払出し装置に、各々の薬剤払出し装置に入力された処方情報の中の未処理情報が記憶部に記憶されており、前記各々の薬剤払出し装置の未処理情報に応じて、前記いずれかの薬剤払出し装置から前記残りの他の薬剤払出し装置に薬剤排出処理を行う薬剤払出し装置を振り替える機能を有する薬剤分包システムである。
好ましい態様は、未処理情報は、各々の薬剤払出し装置に不具合が生じていない状態において、各々の薬剤払出し装置に入力された処方情報の中で、未だに処理が完了していないものの情報である薬剤分包システムである。
さらに好ましい態様は、未処理情報は、各々の薬剤払出し装置に不具合が生じた状態において、各々の薬剤払出し装置に入力された処方情報の中で、未だに処理が完了していないものの情報である薬剤分包システムである。
さらに好ましい態様は、表示装置を備え、表示装置に薬剤排出処理を行う振替先の候補が表示され、表示装置に表示された振替先の候補から作業者が選択した振替先に対して薬剤排出処理が終了していない処方情報を振り替える薬剤分包システムである。
さらに好ましい態様は、複数台の薬剤払出し装置の内、少なくとも2以上の薬剤払出し装置の間で相互通信する相互通信機能を備えた薬剤分包システムである。
さらに好ましい態様は、表示装置を備え、複数台の薬剤払出し装置の内、少なくとも2以上の薬剤払出し装置の間で相互通信する相互通信機能を備え、前記いずれかの薬剤払出し装置には処方情報に含まれる薬剤を保持しておらず、前記残りの他の薬剤払出し装置に処方情報に含まれる総ての薬剤を保持しているならば、前記残りの他の薬剤払出し装置の表示装置に、前記いずれかの薬剤払出し装置から前記残りの他の薬剤払出し装置に、薬剤を保持していない処方情報を送信することに対しての承認を求める表示がなされ、使用者により他の薬剤払出し装置が決定されると、他の薬剤払出し装置に、薬剤を保持していない薬剤の処方情報が送信される薬剤分包システムである。
上記の課題を解決するために開発された本発明の別の態様は、処方情報を保有する情報保有部と、複数の薬剤払出し装置とを有し、処方情報には要求される散薬の種類と数量に関する情報が含まれる薬剤分包システムにおいて、薬剤払出し装置は、複数種類の散薬を保持する薬剤保持部と、情報保有部から得られる案件の処方情報に基づいて薬剤保持部から必要な散薬を取り出して一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包機能とを有し、特定の薬剤払出し装置が処方情報を受信し、受信した薬剤払出し装置が薬剤排出処理を行うものであり、複数の薬剤払出し装置の各々には、処方情報と処方情報の中で未だに処理が完了していない未処理情報とが記憶されており、受け入れ確認手段により、未処理情報の中で複数の薬剤払出し装置のいずれかで排出処理に渋滞が生じているか否かと未処理案件が無い薬剤払出し装置があるか否かを特定し、判別の結果、排出処理に渋滞が生じ、未処理案件が無い薬剤払出し装置がある場合、渋滞している薬剤払出し装置に既に記憶された処方情報を未処理案件が無い薬剤払出し装置に振り替えられる薬剤分包システムである。
好ましい態様は、複数のそれぞれの薬剤払出し装置の未処理情報を条件の一つとして新たな案件を処理する薬剤払出し装置が決定される薬剤分包システムである。
上記の課題を解決するために開発された本発明の別の態様は、処方情報を保有する情報保有部と、複数の薬剤払出し装置とを有し、処方情報には要求される散薬の種類と数量に関する情報が含まれる薬剤分包システムにおいて、薬剤払出し装置は、複数種類の散薬を保持する薬剤保持部と、情報保有部から得られる案件の処方情報に基づいて薬剤保持部から必要な散薬を取り出して一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包機能をと有し、特定の薬剤払出し装置が処方情報を受信し、受信した薬剤払出し装置が薬剤排出処理を行うものであり、複数の薬剤払出し装置の各々には、処方情報と処方情報の中で未だに処理が完了していない未処理情報とが記憶されており、受け入れ確認手段により未処理情報の中で複数の薬剤払出し装置のいずれかで排出処理に渋滞が生じているか否かを特定し、排出処理に渋滞が生じている場合、振替先の候補が表示装置に表示され、使用者が振替先の候補を選択すると、記憶された処方情報が他の薬剤払出し装置に振り替えられる薬剤払出し装置である。
好ましい態様は、複数のそれぞれの薬剤払出し装置の未処理情報を条件の一つとして新たな案件を処理する薬剤払出し装置が決定される薬剤分包システムである。
上記した課題を解決するための態様(関連発明)は、処方情報を保有する情報保有部と、複数台の薬剤払出し装置を有し、前記処方情報には要求される薬剤の種類と数量に関する情報が含まれる薬剤分包システムにおいて、前記薬剤払出し装置は、複数種類の薬剤を保持する薬剤保持部と、前記情報保有部から得られる案件の処方情報に基づいて前記薬剤保持部から必要な薬剤を取り出して一服用分ずつ包装し、排出する薬剤分包機能を有し、薬剤払出し装置の未処理情報を保有する未処理情報記憶手段を有し、前記未処理情報を条件の一つとして新たな案件を処理する薬剤払出し装置が決定される薬剤分包システムである。
【0009】
上記した態様において、未処理情報には、少なくとも次のいずれかが含まれることが望ましい。
(1)未処理案件の処理を行うのに際して排出されるべき未分包の薬剤包装の総数。
(2)未処理案件の処方情報の総数。
(3)未処理案件の処理を行うのに要する所要時間。
(4)未処理案件の処理を行うのに際して排出されるべき薬剤包装の総数。
【0010】
上記した各態様において、未処理情報には、未処理案件の処理を行うのに際して排出されるべき未分包の薬剤包装の総数が含まれ、各薬剤払出し装置の未分包の薬剤包装の総数を比較し、未分包の薬剤包装の総数が最も少ない薬剤払出し装置が新たな案件を処理する薬剤払出し装置となることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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