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公開番号2024139503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050470
出願日2023-03-27
発明の名称発電セット
出願人三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類F02B 63/04 20060101AFI20241002BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】排気部における燃焼爆発リスクを効果的に低減可能な発電セットを提供する。
【解決手段】発電セットは、発電機と、燃料を燃焼させて前記発電機を回転駆動する駆動力を生成するための駆動装置と、を含む発電ユニットと、前記発電ユニットを収容するエンクロージャと、前記駆動装置からの排ガスを前記エンクロージャの外に排気するための排気部と、を備え、前記排気部は、前記エンクロージャの外に設けられる消音器と、前記駆動装置からの前記排ガスを前記消音器に導くための接続配管部と、を含み、前記接続配管部は、前記排ガスの流れ方向における全ての位置において、水平方向に対する前記流れ方向の上向きの傾斜角度が0度以上である。
【選択図】 図4


特許請求の範囲【請求項1】
発電機と、燃料を燃焼させて前記発電機を回転駆動する駆動力を生成するための駆動装置と、を含む発電ユニットと、
前記発電ユニットを収容するエンクロージャと、
前記駆動装置からの排ガスを前記エンクロージャの外に排気するための排気部と、
を備え、
前記排気部は、
前記エンクロージャの外に設けられる消音器と、
前記駆動装置からの前記排ガスを前記消音器に導くための接続配管部と、
を含み、
前記接続配管部は、前記排ガスの流れ方向における全ての位置において、水平方向に対する前記流れ方向の上向きの傾斜角度が0度以上である
発電セット。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記排気部は、前記消音器に接続され、前記消音器からの前記排ガスを大気に放出するための出口配管部を含み、
前記接続配管部、前記消音器、及び、前記出口配管部は、前記排ガスの流れ方向における全ての位置において、水平方向に対する前記流れ方向の上向きの傾斜角度が0度以上である
請求項1に記載の発電セット。
【請求項3】
前記出口配管部の下流端は、水平方向よりも上向きの開口を有する
請求項2に記載の発電セット。
【請求項4】
前記消音器の下端は、上下方向にて前記駆動装置の回転軸よりも上方に位置する
請求項1乃至3の何れか一項に記載の発電セット。
【請求項5】
前記消音器の下方のスペースに設置され、前記発電ユニットを運転するための機器を備える
請求項1乃至3の何れか一項に記載の発電セット。
【請求項6】
前記接続配管部に設けられ、前記接続配管部内の水を排出するためのドレン排出孔を備える
請求項1乃至3の何れか一項に記載の発電セット。
【請求項7】
前記接続配管部の内部において前記ドレン排出孔よりも上流側に設けられ、前記接続配管部内の水の上流側への移動を堰き止めるための水受け部を備える
請求項6に記載の発電セット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発電セットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
エンクロージャの内部に発電機や発電機駆動用の装置等を収容した、輸送可能な発電セットが提案されている。
【0003】
例えば特許文献1には、パッケージ(エンクロージャ)の内部に、発電機、発電機を駆動するためのエンジン、エンジンに供給される燃料を貯留するための燃料タンク、及び、エンジンからの排ガスが導入される消音器等が収容されたパッケージ型発電装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-180192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、燃料を燃焼する駆動装置(エンジン等)においては、点火失敗や失火等により、燃料の未燃成分を含有する排ガスが発生することがある。この場合、排ガスが流れる排気部(排気配管等)において、局所的に燃料の未燃成分の濃度が高い箇所が生じると、火花等の着火源により燃焼爆発が生じる可能性がある。特に、水素等の燃焼しやすい燃料を用いる場合には、このようなリスクを低減する必要性が高い。なお、排気部における燃焼爆発は、一般的に、煙道爆発又は煙道火災等と呼ばれる。
【0006】
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、排気部における燃焼爆発リスクを効果的に低減可能な発電セットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の少なくとも一実施形態に係る発電セットは、
発電機と、燃料を燃焼させて前記発電機を回転駆動する駆動力を生成するための駆動装置と、を含む発電ユニットと、
前記発電ユニットを収容するエンクロージャと、
前記駆動装置からの排ガスを前記エンクロージャの外に排気するための排気部と、
を備え、
前記排気部は、
前記エンクロージャの外に設けられる消音器と、
前記駆動装置からの前記排ガスを前記消音器に導くための接続配管部と、
を含み、
前記接続配管部は、前記排ガスの流れ方向における全ての位置において、水平方向に対する前記流れ方向の上向きの傾斜角度が0度以上である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の少なくとも一実施形態によれば、排気部における燃焼爆発リスクを効果的に低減可能な発電セットが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る発電セットを側方から視た概略断面図である。
図1に示す発電セットを平面視した概略断面図である。
図1に示す発電セットの一部の外観を示す斜視図である。
図1に示す発電セットの一部を拡大して示す図である。
図2に示す発電セットの一部を拡大して示す図である。
一実施形態に係る発電セットの排気部の一部を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(【0011】以降は省略されています)

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