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公開番号2024138711
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049341
出願日2023-03-27
発明の名称配線部材
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02G 3/30 20060101AFI20241002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】差動信号を伝送する複数の絶縁電線が互いに撚り合わされずにベース部材上に配置された場合でも、当該複数の絶縁電線の間隔を一定により保ちやすくすることを目的とする。
【解決手段】配線部材10は、差動信号伝送用の第1絶縁電線20A及び第2絶縁電線20Bと、前記第1絶縁電線20A及び前記第2絶縁電線20Bが互いに接触しつつ平行に配置されたベース部材30と、前記ベース部材30上の前記第1絶縁電線20A及び前記第2絶縁電線20Bを覆いつつ、前記第1絶縁電線20A及び前記第2絶縁電線20Bを互いに接触する向きに押さえる保持シート40と、前記第1絶縁電線20A及び前記第2絶縁電線20Bを前記ベース部材30に固定する固定部50と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
差動信号伝送用の第1絶縁電線及び第2絶縁電線と、
前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線が互いに接触しつつ平行に配置されたベース部材と、
前記ベース部材上の前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線を覆いつつ、前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線を互いに接触する向きに押さえる保持シートと、
前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線を前記ベース部材に固定する固定部と、
を備える、配線部材。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線部材であって、
前記保持シートが前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線の周囲に巻かれたシート巻配線体が、前記ベース部材上に配置されており、
前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線と前記ベース部材との間にも前記保持シートが介在する、配線部材。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
前記保持シートは粘着テープであり、
前記粘着テープが前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線に貼付いている、配線部材。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
前記保持シートはシールド層を有する、配線部材。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
前記保持シートはシールド層を有しない、配線部材。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
前記保持シートの厚み寸法は、前記第1絶縁電線の直径よりも小さい、配線部材。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
前記固定部は、前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線が前記保持シートに固定された第1固定部と、前記保持シートが前記ベース部材に固定された第2固定部とを含む、配線部材。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の配線部材であって、
前記ベース部材上に配置された線状伝送部材をさらに備え、
前記保持シートは、前記線状伝送部材を覆っていない、配線部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線部材に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ツイスト線がベース部材の主面上に固定された配線部材を開示している。特許文献1に記載の配線部材において、ツイスト線がベース部材に固定されることによって、ツイスト線を構成する複数の絶縁電線の間隔が一定に保たれやすい。
【0003】
特許文献2は、シート材の主面上に複数の絶縁電線が配置された配線部材を開示している。特許文献2に記載の配線部材において、複数の絶縁電線がシート材に保持されることによって複数の絶縁電線の間隔が一定に保たれやすい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-036523号公報
特開2019-204743号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
差動信号を伝送する複数の絶縁電線が互いに撚り合わされずにベース部材上に配置された場合でも、当該複数の絶縁電線の間隔を一定により保ちやすいことが望まれている。
【0006】
そこで、差動信号を伝送する複数の絶縁電線が互いに撚り合わされずにベース部材上に配置された場合でも、当該複数の絶縁電線の間隔を一定により保ちやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の配線部材は、差動信号伝送用の第1絶縁電線及び第2絶縁電線と、前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線が互いに接触しつつ平行に配置されたベース部材と、前記ベース部材上の前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線を覆いつつ、前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線を互いに接触する向きに押さえる保持シートと、前記第1絶縁電線及び前記第2絶縁電線を前記ベース部材に固定する固定部と、を備える、配線部材である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、差動信号を伝送する複数の絶縁電線が互いに撚り合わされずにベース部材上に配置された場合でも、当該複数の絶縁電線の間隔を一定により保ちやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は実施形態1にかかる配線部材を示す平面図である。
図2は図1のII-II線に沿った断面図である。
図3は図2の領域A1の拡大図である。
図4は配線部材の配置例を示す図である。
図5は配線部材の別の配置例を示す図である。
図6は配線部材の変形例を示す断面図である。
図7は保持シートの変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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