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公開番号
2024138062
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-07
出願番号
2024115543,2024063310
出願日
2024-07-19,2018-06-29
発明の名称
情報処理装置、制御方法及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20240927BHJP(計算;計数)
要約
【課題】 複数のベンダの印刷装置に対応するプリンタドライバを用いて印刷を行う場合にも、ベンダ毎の拡張機能を適切に利用可能とすることを目的とする。
【解決手段】 プリンタドライバは、所定の印刷プロトコルを使用して印刷装置と通信し、印刷装置から印刷に関わる第1の属性情報を取得する。また、アプリケーションから受信したデータに基づき、所定の印刷プロトコルに則する印刷ジョブを生成し、生成した印刷ジョブを拡張アプリケーションに送信する(S606)。拡張アプリケーションは、第1の属性情報と異なる形式の属性情報を取得する(S611)。そして、第2の属性情報に少なくとも基づき印刷設定に関するUIを表示する(S613)。拡張アプリケーションは、当該UIを介してなされた設定と、ドライバから受信した印刷ジョブとに基づいて、印刷装置に送信する印刷ジョブを生成する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の印刷プロトコルを使用して印刷装置と通信するプリンタドライバと、当該プリンタドライバに関連する拡張アプリケーションとを有する情報処理装置であって、
前記プリンタドライバは、
前記所定の印刷プロトコルを用いて印刷装置から印刷に関わる第1の属性情報を取得する第1の取得手段と、
アプリケーションから受信したデータに基づき、前記所定の印刷プロトコルに則する印刷ジョブを生成する生成手段と、
前記生成した印刷ジョブを前記拡張アプリケーションに送信する送信手段と、
を有し、
前記拡張アプリケーションは、
前記生成された印刷ジョブを取得する第2の取得手段と、
前記印刷装置から、印刷に関わる第2の属性情報であって、前記第1の属性情報と異なる形式の属性情報を取得する第3の取得手段と、
前記第2の属性情報に少なくとも基づき印刷設定に関するユーザインタフェースを表示する表示制御手段と、
前記ユーザインタフェースを介してなされた設定と、前記プリンタドライバが生成した印刷ジョブとに基づいて、前記印刷装置に送信する印刷ジョブを生成する生成手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置と通信する情報処理装置、制御方法、及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
プリンタドライバを利用し、印刷装置に対して印刷データを送信する構成が一般に知られている。情報処理装置には、基本ソフトウェアであるオペレーティングシステム(OS)がインストールされており、プリンタドライバはそのOSの規定するプリントアーキテクチャに従って構成され、OSから呼び出されて動作する。印刷装置を提供するベンダは、OSの仕様に適合するプリンタドライバを提供する。OSとプリンタドライバは、協働して出力先の印刷装置を用いて印刷を行う機能を実現する。
【0003】
ところで、OSとしてMicrosoft(登録商標)のWindows(登録商標)8より前のバージョンを利用する場合、プリンタドライバは、V3プリンタドライバと呼ばれるアーキテクチャで構成される。
【0004】
また、Windows8.1以降において、V4プリンタドライバと呼ばれるアーキテクチャが登場している。V4プリンタドライバは、セキュリティ性が重視されているため、プリンタドライバそのものの拡張性がV3プリンタドライバと比較して低下している。このような拡張性の低下を補うため、印刷装置を提供するベンダは、プリンタドライバの機能を補助するための専用のアプリケーションを提供することができる。このアプリケーションはUWP Device Apps(Universal Windows Platform Device Apps)と呼ばれる。UWP Device Appsは、ストアアプリケーション(UWP)から印刷を行う際のユーザエクスペリエンスを高めることができる。また、V4プリンタドライバには、ベンダ独自の印刷設定を行うための印刷設定アプリケーションであるPrinterExtensionを紐付けることができる。
【0005】
また、従来、機能が異なる複数種類の印刷装置を制御するためのプリンタドライバとしてユニバーサルプリンタドライバと称されるプリンタドライバが知られている(特許文献1)。当該プリンタドライバでは、機種やモデル毎に個々の印刷装置に好適な操作画面を表示することができる。
【0006】
更に、プリンタドライバを使用せずに、印刷装置に対して印刷データを送信できるようにすることが考えられている。例えば、Ubuntu(登録商標)17.04では、OSのデフォルト機能として、IPP Everyware(登録商標)に対応する印刷装置に対して印刷データを送信する仕組みが搭載されている。IPP Everywareは、様々な印刷装置を使用した印刷を可能とする一連の規格であり、業界団体などで規格の策定や普及活動が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-187571号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に開示されているようなユニバーサルプリンタドライバは、ベンダ毎に提供されることが一般的である。従って、同じベンダが販売している機能が異なる複数種類の印刷装置については、1つのユニバーサルプリンタドライバで対応することができた。しかしながら、異なるベンダの印刷装置を1つのユニバーサルプリンタドライバで対応することは困難であった。これは、ベンダ毎に各々異なる通信方式、PDL(ページ記述言語)やJDL(ジョブ記述言語)で印刷データのやりとりを行っているため、統一することが難しいといった事情に起因する。また、印刷設定項目に関してもベンダ毎に設定項目が異なっていたり、同じような設定項目であっても解釈が違うなどの事情があり、1つのユニバーサルプリンタドライバで対応することが困難であった。
【0009】
前述したように、IPP Wverywareなどに代表されるIPPに準拠する仕組みを使用した共通のプリンタドライバやプリントクライアントを提供することが考えられる。しかしながら、IPPに準拠する共通のプリンタドライバでは、ベンダが独自に提供する機能を利用することができないという問題がある。
【0010】
本発明は上述の問題点の少なくとも1つを鑑みなされたものである。本発明は、所定の印刷プロトコルに則する印刷ジョブを生成するプリンタドライバ又はプリントクライアントを用いて印刷を行う場合であっても、複数のベンダの印刷装置が提供する拡張機能を適切に利用できる仕組みを提供することを目的の1つとする。また、プリンタドライバは、所定の印刷プロトコルに則するクラスドライバとして実現し、ベンダ毎の拡張は、サンドボックス化された仮想環境上で動作する拡張アプリケーションが実現することにより、セキュリティと利便性を両立することを目的の1つとする。また、当該拡張アプリケーションによって、ベンダ毎の拡張機能を反映した印刷を行えるようにすることを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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