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公開番号2024137425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048948
出願日2023-03-24
発明の名称シート材排出装置及び画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類B65H 31/00 20060101AFI20240927BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】小型かつ低コストで汎用性を図りつつ、画像形成装置が配置される場所によらず、排出されたシート材をユーザーの手元まで搬送することを実現すること。
【解決手段】排出部104から排出された排出紙を受け取り、第1方向に搬送する第1搬送部311と、第1搬送部311よりも排出紙の搬送方向における下流に配置され、第1方向よりも上面外装面107の上方に向かう第2方向へ排出紙を搬送する第2搬送部312と、第1搬送部311と第2搬送部312とを接続し、第1方向から第2方向へと屈曲し排出紙を搬送する屈曲搬送部313と、第2搬送部312よりも搬送方向における下流に配置され、第2搬送部312から搬送されてきた排出紙を搬送する第3搬送部314であって、排出紙を保持する排出積載部318を有する第3搬送部314と、第2搬送部312と第3搬送部314との間に設けられ、第2方向に伸縮可能な伸縮部317と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
画像が形成されたシート材が排出紙として排出される排出部と、前記排出部が設けられた上面と、を備え、前記上面に前記排出部から排出された前記排出紙を積載する積載面を有する画像形成装置に、前記積載面に隣接して装着されるシート材排出装置であって、
前記排出部から排出された前記排出紙を受け取り、前記排出紙を前記積載面又は前記上面に沿った第１方向に搬送する第１搬送部と、
前記第１搬送部よりも前記排出紙の搬送方向における下流に配置され、前記第１方向よりも前記上面の上方に向かう第２方向へ前記排出紙を搬送する第２搬送部と、
前記第１搬送部と前記第２搬送部とを接続し、前記第１方向から前記第２方向へと屈曲し前記排出紙を搬送する屈曲搬送部と、
前記第２搬送部よりも前記搬送方向における下流に配置され、前記第２搬送部から搬送されてきた前記排出紙を搬送する第３搬送部であって、前記排出紙を保持する保持部を有する前記第３搬送部と、
前記第２搬送部と前記第３搬送部との間に設けられ、前記第２方向に伸縮可能な伸縮部と、
を備えることを特徴とするシート材排出装置。
続きを表示（約 990 文字）【請求項２】
前記画像形成装置は、前記排出部が設けられた側とは反対側に鉛直方向に平行な側面を有し、
前記屈曲搬送部は、水平方向において前記側面よりも外側に位置するように設けられていることを特徴とする請求項１に記載のシート材排出装置。
【請求項３】
前記第２搬送部は、前記鉛直方向に対して所定の範囲で回動することが可能な屈曲部を有することを特徴とする請求項２に記載のシート材排出装置。
【請求項４】
前記屈曲部は、前記鉛直方向に対して±３０度の範囲で回動することが可能であることを特徴とする請求項３に記載のシート材排出装置。
【請求項５】
前記第３搬送部は、前記排出紙の前記搬送方向に直交する方向である幅方向の長さよりも前記幅方向の長さが短く、
前記第２搬送部は、前記第３搬送部の前記幅方向の長さよりも前記幅方向の長さが短いことを特徴とする請求項１に記載のシート材排出装置。
【請求項６】
前記搬送方向に対して角度を有して設けられ、前記排出紙を片寄りに搬送する複数の搬送手段を備えることを特徴とする請求項１に記載のシート材排出装置。
【請求項７】
複数の前記搬送手段によって片寄りに搬送された前記排出紙が前記搬送方向に直交する方向である幅方向において当接する基準壁を備え、
複数の前記搬送手段は、前記搬送方向の下流に配置された搬送手段ほど前記基準壁に近づくように配置されることを特徴とする請求項６に記載のシート材排出装置。
【請求項８】
前記屈曲搬送部は、回動可能に設けられていることを特徴とする請求項１に記載のシート材排出装置。
【請求項９】
前記保持部は、前記排出紙を前記搬送方向に直交する方向である幅方向に湾曲させる湾曲手段を有することを特徴とする請求項１に記載のシート材排出装置。
【請求項１０】
前記保持部は、前記幅方向において前記排出紙の前記幅方向の長さよりも短く設けられ、
前記湾曲手段は、前記幅方向において前記排出紙が前記保持部からはみ出す位置に、前記搬送方向及び前記幅方向に直交する方向に前記排出紙を湾曲させることを特徴とする請求項９に記載のシート材排出装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シート材排出装置及び画像形成システムに関し、例えば、レーザービームプリンタ、複写機、ファクシミリ、インクジェットプリンタ等の画像形成装置に装着されるシート材排出装置に関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、画像形成装置には、デスクトッププリンタと呼ばれる小型の画像形成装置がある。これらの装置の中には、例えば特許文献１や特許文献２のように、排出装置がオプション設定されている装置もある。このような排出装置の一例は、画像形成装置の後方に排出装置専用に配置された排出口から鉛直方向にシート材を受け取り、その後水平方向に排出させるソータである。他にも、ステイプルスタッカ、大容量スタッカなどの排出装置もある。これらの排出装置は、画像形成装置の上方のスペース内に配置されているものが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１１－６００５２号公報
特開２０１９－１７２４０３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、例えばカウンタで業務を行うユーザーなどは、小型化された画像形成装置であっても、机上（カウンタ面）に置きたくないユーザーがいる。これらのユーザーは、画像形成装置を机の下の棚の中や机の下の床に設置して使用する場合も多い。このように、棚の中や机の下の床に画像形成装置を配置する場合、画像形成装置から排出されるシート材とユーザーとの距離が離れてしまう場合が多く、シート材へのアクセス性を犠牲にしているユーザーもいる。そこで、このような使用方法であっても、デスクトップ上に画像形成装置を配置したときと同等の排出後のシート材へのアクセス性を可能とする小型の画像形成装置が求められている。
【０００５】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、小型かつ低コストで汎用性を図りつつ、画像形成装置が配置される場所によらず、排出されたシート材をユーザーの手元まで搬送することを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【０００７】
（１）画像が形成されたシート材が排出紙として排出される排出部と、前記排出部が設けられた上面と、を備え、前記上面に前記排出部から排出された前記排出紙を積載する積載面を有する画像形成装置に、前記積載面に隣接して装着されるシート材排出装置であって、前記排出部から排出された前記排出紙を受け取り、前記排出紙を前記積載面又は前記上面に沿った第１方向に搬送する第１搬送部と、前記第１搬送部よりも前記排出紙の搬送方向における下流に配置され、前記第１方向よりも前記上面の上方に向かう第２方向へ前記排出紙を搬送する第２搬送部と、前記第１搬送部と前記第２搬送部とを接続し、前記第１方向から前記第２方向へと屈曲し前記排出紙を搬送する屈曲搬送部と、前記第２搬送部よりも前記搬送方向における下流に配置され、前記第２搬送部から搬送されてきた前記排出紙を搬送する第３搬送部であって、前記排出紙を保持する保持部を有する前記第３搬送部と、前記第２搬送部と前記第３搬送部との間に設けられ、前記第２方向に伸縮可能な伸縮部と、を備えることを特徴とするシート材排出装置。
【０００８】
（２）シートに画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置と、前記画像形成装置に装着された前記（１）に記載のシート材排出装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれは、小型かつ低コストで汎用性を図りつつ、画像形成装置が配置される場所によらず、排出されたシート材をユーザーの手元まで搬送することを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施例１、２の画像形成装置の概略断面図
実施例１のシート材排出装置の概略正面斜視図、概略背面斜視図
実施例１のシート材排出装置が装着された画像形成装置を示す概略正面斜視図、シート材排出装置の退避位置を示す概略正面斜視図
実施例１のシート材排出装置が装着された画像形成装置の概略断面図
実施例１のシート材排出装置が装着された画像形成装置の設置状態を示す図
実施例１の図５の設置状態での画像形成装置の概略断面図、シート材排出装置の退避位置を示す概略断面図
実施例１、２のシート材排出装置の寸法規定の根拠を説明する概略側面図
実施例１のシート材排出装置の第１搬送部の部分概略斜視図
実施例１、２の画像形成装置の上面の概略斜視図
実施例１のシート材排出装置が退避位置からホーム位置に戻る途中の概略断面図、ホーム位置に戻った状態の概略断面図
実施例１のシート材排出装置の搬送部の一部を削除した概略斜視図、排出積載部の部分正面図、排出積載部の部分側面図
実施例１のシート材排出装置のシートの搬送及び積載状態を示す概略斜視図
実施例１のシート材排出装置の搬送部を下から見た部分概略斜視図
実施例１のシート材排出装置の駆動を説明する部分概略斜視図、第３搬送部を移動させたときの駆動を説明する部分概略斜視図
実施例１の満載検知フラグの構成を説明した部分概略斜視図
実施例１の満載検知フラグの動作説明をする部分概略断面視図
実施例１のシート材排出装置のコントローラを説明する図
実施例１のシート材排出装置の片面搬送判断処理を示すフローチャート
実施例２のシート材排出装置の正面及び背面概略斜視図
実施例２のシート材排出装置が装着された画像形成装置の設置状態を示す図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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